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2009年12月16日 (水)

伝説

昔、山口百恵という歌い手がいた。

でも今はどこにもいない。

70年代、山口百恵は時代をまるで生き急いでいるかの如く駆け巡っていた。歌に映画にテレビに舞台、あらゆるメディアのトップランナーだった。

私を見せない歌手・山口百恵だけがそこにいた。

虚像を虚像とした信念と根性が山口百恵にはあった。本物だった。本物のスターだったのだ。

1973~1980の7年半を走り続けたランナー・山口百恵は1980年晩秋、
「わがままな生き方を選んだ私を赦してくれてありがとう、幸せになります」
とファンに言葉を残してマイクを置いた。

この時初めて山口百恵は実像の山口百恵をファンに見せ、自らが三浦友和と結婚引退することを発表したのだった。

短くも華やかな歌手人生をスターとして駆け抜けた山口百恵はその後一度もその素顔をメディアに晒す事はなかった。

虚像であったスター・山口百恵は、過去になり記録になり記憶となったのだ。

虚像・山口百恵は死んだのだ。

そしてとてつもない不世出の伝説になったのだ。

伝説は創られたのだ、創ったのではなく創られたのだ。語り継がれていく事、語り継がれていく、そこに、伝説が創られ残って行くのだ。

今日一つのDVD-BOXが発売される。
「ザ・ベストテン 山口百恵 完全保存版」 らしい。当時の化け物的視聴率を放っていた歌番組「ザ・ベストテン」の初出演から最後の出演までの全記録DVD5枚組だそうだ。
宣伝になってしまったが、これはとにかく貴重で価値のある物のように思えてならない。

一つの凄い伝説が創られて来た過程をこの際この目で確かめて見たくなったのだ。

そういえば二、三日前、テレビで『さんま・SMAPの都市伝説』という番組をやっていた。

伝説は時には人々の口コミや噂によって創られて行く物なのかもしれない。

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