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2010年6月30日 (水)

「岡田ジャパン感動をありがとう」の『世論』も案外捨てたもんじゃない

六月十一日にワールドカップは始まった。

岡田ジャパンは世評を跳ね退けて、初戦・カメルーンに勝利を上げてからあれよあれよと決勝トーナメントに進出した。

そして昨夜、日本中の大きな期待を一身に背負って岡田ジャパンはベスト8を戦った。
そして、日本中の熱狂的な声援空しく延長死闘PKの末敗れた。

神様の悪戯に左右されるPKで敗れた事は、誰もがきっと「運のなさ」として諦める事を素直に受け入れられたに違いないと思う。

「感動をありがとう!」
「元気をくれてありがとう!」

と、ジャパンの選手・監督・コーチを讃える世論がホントに嬉しいし、あまりいい話の少なかった昨今の状況を打開してくれる大きなエポックメイクとなり得たと思うのだ。
単純ではあるが、この梅雨季のうっとうしさを忘れさせてくれた岡田ジャパンの半月余りの健闘に改めて大きな拍手を送りたいと思うのだ。

ワールドカップと同時に始まった、菅直人内閣、大相撲賭博問題、参議院選挙戦、消費税値上げ発言騒動等々、未だどれも決着は着いていないが夏以降に向けて益々ヒートアップして行きそうな話題ばかりで目が離せない。

サムライブルーがいつしかドラゴンズブルーに代わって、名古屋の街を埋め尽くす日は果たして今年中に来るのだろうか?と不安になってしまうような今の我がドラゴンズの戦いっぷりなのである。

落合監督が岡田監督のようになることをひそかに願う位、弱気になっている。
今日は虎を喰らうぞ!

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2010年6月29日 (火)

熱狂の猶予は果たして?

29日夜、ブラームスの美しい旋律の余韻を反芻しながら午後9時半過ぎに渋谷の街に降りた。

僕を迎えたのは若者の雄叫びのような歌声と
どこからともなく聞こえてくるブブゼラの騒音だった。
ブラームスのコンサートにいつしか忘れかけていた、今夜のベスト8を賭けた岡田ジャパンのパラグアイとの決戦、それを前に異常にまで高ぶる若者達の熱狂が蒸し暑い渋谷の街を占拠し、包囲し始めていたのだった。

すぐ眼前に燃えてすがる獲物を見つけた若者達に、その眠っていたエネルギーが理由もなく爆発したのだと思う。

さて結果はいかに?数時間後にはその答が用意されていて、それを知るサッカーの神だけが、うすら笑いを浮かべているのだろう。
日本の若者の熱狂の終わりは刻々と確実に近づいていることだけは紛いのない事実なのだ。

7月11日までその熱狂の猶予が与えられる光栄が待っていることを願ってはいるのだが・・・・。

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2010年6月25日 (金)

ジャパンスポーツに於けるメンタリティの昨今

日本がものすごい事になっている。

今朝未明に岡田ジャパンがデンマーク戦に大勝利、
そしてアウェーでの初決勝トーナメント進出を果たしたのだ。ビッグマウスとしばしばヤユされてきたジャパンのエースキッカー本田圭佑がまたまたやってくれた。

それにしてもこのジャパンチームのメンタルの強さが日に日に増して来たようだ。
往々にして、ジャパンのあらゆるスポーツチームはそのメンタリティの脆さからここ一番の勝負に敗れて来た過去の歴史があったが、ドメスチックな気質が時代の流れに呼応するように変化してサッカーに於いても野球に於いても他のスポーツに於いても海を渡る選手がドンドン増えてきたのも大きな要因の一つかもしれない。
ということからも、ひょっとしてこの岡田ジャパンはプレッシャーを跳ね返す力を既に持ち得ているのかもしれない。

予期しなかった期待ハズレが日本中を気持ちよく駆け抜けた六月二十五日の今年一番の眠い朝であった。

ベスト16の対戦相手は南米パラグアイだ。何でもバラグアイは国の中で働いている人が一人もいないそうだ。全くすごいサッカー国である!

我が『チェン』はまたまたプレッシャーに押し潰されたかのように昨晩負けた!

ドラゴンズの一日も早い梅雨明けを願っている。

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2010年6月21日 (月)

ホントの報道は?ホントの『本音』は?一体いつどこに?

いつのまにか菅直人内閣が始まり、いつのまにかWORLD CUPが始まって、いつのまにかプロ野球交流戦が終わって、いつのまにか梅雨になっていた。

巷は初戦勝利した岡田ジャパンに熱狂して決勝トーナメント進出を賭ける週末のデンマーク戦への「なんだかんだ」の「期待報道」に明け暮れている。
もともとこのWORLD CUPのジャパンへの期待の薄さは半端ではなかったのに、日本人らしく今や世の中の趨勢は「岡田監督采配喝采」の「流れ」でマスコミは固まっているようだ

これが本当は怖いのだ。南アフリカの選手やスタッフにもこの「勝てば官軍」的報道は届いていると思う。複雑なプレッシャーがチームに微妙な影響を及ぼさないかと心配である

もともと期待してなかったのだから、「勝てばラッキー」的な気分で応援する方がいい結果を招くような気がしてならない。デンマーク戦の勝ち負けの結果による「マスコミ報道」をあれこれ予想してみるとこの国の奇妙な結果主義的な「マスメディア」の顔が見えて来てとても面白い。負けたらきっと「よくやった!」的な報道は少ないような気がするのだが・・・・。

これは「小沢排除」の末生まれた「菅直人新内閣」への歓迎報道によって作られたV字回復した内閣支持率も、国会閉会に於ける不手際と菅総理の増税路線への転換発言と前選挙時に於けるマニフェストの大幅変更により、再び支持率ダウンが始まったマスコミ報道には、「小沢がいなきゃ駄目」的な論調も垣間見えたりもしないでもなく、常にひねくれた論理がこの国のマスメディアには少なからずある所がスポーツ報道とも重なってしまって情けなく思えてくる。
常にぶれない目線で語ってくれるマスコミはいないのだろうか?

さて我がドラゴンズ、閉塞感から抜け切れない試合が続いていてまるで長い梅雨シーズンのようだ。堂上直のセカンド起用に一縷の希望を感じる以外は中々新鮮味を見出だす事はできないが、この所のオレ流発言が面白い。
「結果がよければ動きが良く見えて悪ければ悪く見えるだけだって!」
とか
「ビジターで分が悪いっていうけど全部負けてるんならオレに聞きなよ」
とか
「ちょっと良かったからといって褒めすぎると勘違いするから。そうやって皆が駄目にしてきたんだろう?」
とか・・・・。
一番傑作で思わず持っている新聞を落としてしまったのは、
「『波』ってあるの?私は知りません。『波』は海と川と湖にしかないんじゃないの?球団にあるのか?」
って発言。   禅問答を遥かに超越した極め付け奇天烈発言には、そばにいた番記者達も流石に取材のペンとメモやボイスレコーダーを落としてしまったのではないだろうか?

実はあの落合オレ流監督も、我がチームの「ビデオテープを見ているようなふがいないゲーム」にホトホト呆れ果ててしまっているのかも、と思うととても心配なのだ。
ホームランをお約束通り打たせてしまう投手も、大事な所でパスボールしてやらずもがなの点をあげちゃう捕手も、チャンスにボール球を振って三振してしまう打者も、皆皆皆使っている自分が悪いんだと思っているんだろう。勝っても負けても選手をけなしたり褒めたりしない、いつも期待通りにぶれない客観的発言に徹してくれるオレ流が僕にとっては面白く本当に興味が尽きないのである。

『完全優勝』という究極の極地に到達した時初めて、本音を話すのだと思うと、是非とも『完全優勝』を達成して貰わなきゃ駄目だな。
オレ流のホントの本当の『本音』を聞くためにも、選手には必死に逆境を跳ね返して貰いたいと願っているのだ。

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2010年6月 3日 (木)

たらればパレードな六月二日!?

昨日2010・6・2は歴史的な一日になってしまった。

世紀の政権交代を果たして誕生した鳩山内閣総理大臣と小沢一郎民主党幹事長のダブル辞任発表、そして八回7対0の七点差から歴史的な逆転負けを喰らった我が中日ドラゴンズの話である。

野球には「たられば」は禁句であるとかねがね言われているが、昨夜の悪夢の出来事には敢えて「たられば」のパレードを試みてみることにする。
それにしても前日、珍しい落合監督自らの円陣によって極めてスマートな逆転勝ちを果たし、監督に「やればできるじゃん!」と言わせたわけだが、その舌の根が乾かないうちに「笑って忘れちゃうしかないじゃん!」という、やりたくても決してやれないような歴史的不細工試合をしてしまうのが、我が愛するドラゴンズならではの事なのだろうか?

プロ野球 日本生命セ・パ交流戦
◆2日=スカイマークスタジアム神戸
オリックス 10x - 7 中日
スコアボード

では早速「たられば」検証に行ってみよう。

その① もし七回の谷繁のスリーランがなかったら。
二日続けての自らの好打(前日は逆転タイムリー打、この日は駄目押しホームラン)と、相手チームの敗戦覚悟の様子(相手ブルペンには今季初登板の為にルーキー古川を用意していた)に、勝利を確信してしまったことによるイケイケノリノリの強気リードから遂に最後まで抜け切れなくなってしまったベテラン捕手の心のスキを突かれたのだった。ストライクをドンドン要求する為の連続ストレートのサインで勝負を急いでいるのが見え見えだった。これでは敗戦覚悟の相手バッターも狙い球が絞りやすかったに違いない。現に満塁同点アーチを浴びた高橋には全てストレートのサインだった。八回からはベテラン谷繁を休ませて若いキャッチャーに代えていたら、こういうリードにはならなかったと思うのだ。

その② 三番手投手に起用された鈴木が前日ピンチに登板してあれほどの好投をしていなかったら。
7対0の八回からの投手起用される可能性を持った投手は、浅尾の後で方程式通りで頭から高橋、前日投げていない平井、左バッターからだったら頭から長峰、経験は少ないけど二軍でのストッパー金剛が考えられた。だが前日の好投のシーンが頭を過ぎった森コーチと落合監督は躊躇うことなく鈴木を指名した。しかも7点差。しかし鈴木のアドレナリンは前日には遠く及ばず、まさに打ち頃の半速球を打者の真ん中辺りに投げたストライクが二人に続けてライト前に強打されたのは火を見るより明らかな事だった。前日ナイスピッチングでチームを救った鈴木にもやはり休養を与えてもよかったのではなかっただろうか。結果論だが、通常なら八回平井、九回長峰、しかもキャッチャーは小山で、取られてもせいぜい2、3点で、7対2や3のスコアで終わっていたに違いないだろう。

その③ 延長十一回の投手起用を先に岩瀬にしていたら。
落合監督がよく取る作戦だが、同点だが負けるわけに行かない時、先に岩瀬を使ってその次の回の攻撃に期待する作戦だ。この日は特に流れがあっちにいったりこっちにいったりする日だった。普通はあのまま無死で7点取られ同点に追い付かれて、更に次のバッターにヒットを打たれたのだから一挙に逆転を喰らうのが普通であるのだが、傷心の高橋が気力を振り絞って何とか同点止まりで踏ん張るわけである。そして九回も四球や死球で自ら招いた二死満塁ノースリーの絶体絶命のピンチを平井が相手打者のボール打ちにも助けられて切り抜けるのだった。そして次の十回も平井が三者凡退で押さえたのだ。ということは、野球の神様がまだあっちいったりこっちいったりしていたのだ。ならば一番当たっている坂口から始まる十一回こそ岩瀬だったんではなかったろうか?最終回の十二回の攻撃はこの日一番期待できる巡りの七番セサルから始まるわけだったのだから。しかも相手は下位打線の攻撃になるわけで、通常の落合監督ならそういう確率の高い作戦を取ったのではなかったろうかと思うのだ。最後は思い切って金剛に託し、キャッチャーも金剛のよさを良く知っている小山に代えていたとしたら、最低でも引き分けで終わっていたのではなかっただろうか。

いつのまにか常軌を逸して平常心を失っていたのは谷繁だけではなくベンチの誰もがそうだったのかもしれない。そして、敵地でのゲームだったのもその大きな要因であったのは言うまでもない事であった。

しかし、一つだけ後悔だったのは、十一回先頭バッター坂口をツーナッシングに追い込んだ後、一球でいいから金剛の今季一番得意な球・フォークボールを使っていたら、打ち取れていたかもしれないと思うのだが、谷繁の頭には金剛のフォークは思い付かなかったのかもしれない。金剛もおそらく悔いが残ったに違いない。因みに最後にT・岡田にサヨナラホームランを打たれた球も140キロ台のストレートだったのだ。
せめて、高橋、金剛を始めとした救援投手陣の心の傷が浅い事を祈るばかりである。昨日のような一生のうちに殆ど起こり得ない試合の事はまさに
「笑って忘れちゃうしかない」のである。
そして、唯一「たられば」の言い訳が赦される試合だったのかもしれない。

「トーチュウの名記者・渋谷真氏」は「龍の背に乗って」のコラムで、「この試合にかかわった人間は未来永劫、記憶から消してはいけない。・・・」と書かれていたが・・。

政治においても沢山の「たられば」が転がっている事件が起こった昨日ではあったが、野球と違って国民の生活や生命に関わってくる事なのだから、安易な「たられば」は決してあってはならないことなのだ。

もしもあの日鳩山首相が辞任していなかったら、小沢幹事長が辞めてなかったら、というような将来が来ない事を祈りたい気持ちであった。

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