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2010年6月 3日 (木)

たらればパレードな六月二日!?

昨日2010・6・2は歴史的な一日になってしまった。

世紀の政権交代を果たして誕生した鳩山内閣総理大臣と小沢一郎民主党幹事長のダブル辞任発表、そして八回7対0の七点差から歴史的な逆転負けを喰らった我が中日ドラゴンズの話である。

野球には「たられば」は禁句であるとかねがね言われているが、昨夜の悪夢の出来事には敢えて「たられば」のパレードを試みてみることにする。
それにしても前日、珍しい落合監督自らの円陣によって極めてスマートな逆転勝ちを果たし、監督に「やればできるじゃん!」と言わせたわけだが、その舌の根が乾かないうちに「笑って忘れちゃうしかないじゃん!」という、やりたくても決してやれないような歴史的不細工試合をしてしまうのが、我が愛するドラゴンズならではの事なのだろうか?

プロ野球 日本生命セ・パ交流戦
◆2日=スカイマークスタジアム神戸
オリックス 10x - 7 中日
スコアボード

では早速「たられば」検証に行ってみよう。

その① もし七回の谷繁のスリーランがなかったら。
二日続けての自らの好打(前日は逆転タイムリー打、この日は駄目押しホームラン)と、相手チームの敗戦覚悟の様子(相手ブルペンには今季初登板の為にルーキー古川を用意していた)に、勝利を確信してしまったことによるイケイケノリノリの強気リードから遂に最後まで抜け切れなくなってしまったベテラン捕手の心のスキを突かれたのだった。ストライクをドンドン要求する為の連続ストレートのサインで勝負を急いでいるのが見え見えだった。これでは敗戦覚悟の相手バッターも狙い球が絞りやすかったに違いない。現に満塁同点アーチを浴びた高橋には全てストレートのサインだった。八回からはベテラン谷繁を休ませて若いキャッチャーに代えていたら、こういうリードにはならなかったと思うのだ。

その② 三番手投手に起用された鈴木が前日ピンチに登板してあれほどの好投をしていなかったら。
7対0の八回からの投手起用される可能性を持った投手は、浅尾の後で方程式通りで頭から高橋、前日投げていない平井、左バッターからだったら頭から長峰、経験は少ないけど二軍でのストッパー金剛が考えられた。だが前日の好投のシーンが頭を過ぎった森コーチと落合監督は躊躇うことなく鈴木を指名した。しかも7点差。しかし鈴木のアドレナリンは前日には遠く及ばず、まさに打ち頃の半速球を打者の真ん中辺りに投げたストライクが二人に続けてライト前に強打されたのは火を見るより明らかな事だった。前日ナイスピッチングでチームを救った鈴木にもやはり休養を与えてもよかったのではなかっただろうか。結果論だが、通常なら八回平井、九回長峰、しかもキャッチャーは小山で、取られてもせいぜい2、3点で、7対2や3のスコアで終わっていたに違いないだろう。

その③ 延長十一回の投手起用を先に岩瀬にしていたら。
落合監督がよく取る作戦だが、同点だが負けるわけに行かない時、先に岩瀬を使ってその次の回の攻撃に期待する作戦だ。この日は特に流れがあっちにいったりこっちにいったりする日だった。普通はあのまま無死で7点取られ同点に追い付かれて、更に次のバッターにヒットを打たれたのだから一挙に逆転を喰らうのが普通であるのだが、傷心の高橋が気力を振り絞って何とか同点止まりで踏ん張るわけである。そして九回も四球や死球で自ら招いた二死満塁ノースリーの絶体絶命のピンチを平井が相手打者のボール打ちにも助けられて切り抜けるのだった。そして次の十回も平井が三者凡退で押さえたのだ。ということは、野球の神様がまだあっちいったりこっちいったりしていたのだ。ならば一番当たっている坂口から始まる十一回こそ岩瀬だったんではなかったろうか?最終回の十二回の攻撃はこの日一番期待できる巡りの七番セサルから始まるわけだったのだから。しかも相手は下位打線の攻撃になるわけで、通常の落合監督ならそういう確率の高い作戦を取ったのではなかったろうかと思うのだ。最後は思い切って金剛に託し、キャッチャーも金剛のよさを良く知っている小山に代えていたとしたら、最低でも引き分けで終わっていたのではなかっただろうか。

いつのまにか常軌を逸して平常心を失っていたのは谷繁だけではなくベンチの誰もがそうだったのかもしれない。そして、敵地でのゲームだったのもその大きな要因であったのは言うまでもない事であった。

しかし、一つだけ後悔だったのは、十一回先頭バッター坂口をツーナッシングに追い込んだ後、一球でいいから金剛の今季一番得意な球・フォークボールを使っていたら、打ち取れていたかもしれないと思うのだが、谷繁の頭には金剛のフォークは思い付かなかったのかもしれない。金剛もおそらく悔いが残ったに違いない。因みに最後にT・岡田にサヨナラホームランを打たれた球も140キロ台のストレートだったのだ。
せめて、高橋、金剛を始めとした救援投手陣の心の傷が浅い事を祈るばかりである。昨日のような一生のうちに殆ど起こり得ない試合の事はまさに
「笑って忘れちゃうしかない」のである。
そして、唯一「たられば」の言い訳が赦される試合だったのかもしれない。

「トーチュウの名記者・渋谷真氏」は「龍の背に乗って」のコラムで、「この試合にかかわった人間は未来永劫、記憶から消してはいけない。・・・」と書かれていたが・・。

政治においても沢山の「たられば」が転がっている事件が起こった昨日ではあったが、野球と違って国民の生活や生命に関わってくる事なのだから、安易な「たられば」は決してあってはならないことなのだ。

もしもあの日鳩山首相が辞任していなかったら、小沢幹事長が辞めてなかったら、というような将来が来ない事を祈りたい気持ちであった。

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