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2010年7月15日 (木)

僕は見た!

◆14日 ナゴヤドーム
●中 日 1-2 東京ヤクルト○
スコア

昨夜は悔しい負け方で連勝を止めてしまった我がドラゴンズ。
敗因は様々だが、それは多くの専門家諸氏にお任せするとして、僕が見た、一つの他愛のない場面を特に今日は書いておきたい。

朝のトーチュウでも一切彼の記事はなかったので敢えて・・・・。

最終回、一死満塁一点アヘッドの一打サヨナラの絶好のチャンスのバッターボックスに、若武者・堂上直倫はいた。先の対ジャイアンツとの第二戦では初めてのヒーローインタビューのお立ち台に立っている。
平日雨天のナイターに集った二万五千余のドラゴンズファンはきっと誰もがジャイアンツ戦のお立ち台の再現を願い予想していたのに違いなかっただろう。
ワンボール・ワンストライクの第三球、必死の形相で投げる球界を代表する守護神、ヤクルト・イムチャンヨンの渾身の内角シュートボールは若武者のバットをへし折り、力のないピッチャーゴロ併殺を演出した。
サヨナラ勝ちどころか一瞬のうちに最悪のゲームセットの溜息がドーム内にどよめいた。その空気の中で、一塁ベースからダッグアウトにうなだれて戻る若武者の頭の中は真っ白どころじゃなかったのでは・・・・。

薄ら笑いを浮かべてベンチの奥に姿を消す落合監督、
ベンチにようやく座った若武者は、大きなタオルで顔を覆って数十秒うなだれたのだった

それはまるで敗戦の責任を一人で背負っているかのような光景だった。
たかが一敗されど一敗、落合はいつも言う。
「失敗したらその失敗をしっかり振り返って忘れないようにちゃんと修正していけばいい」
と。

故障の井端がまもなく戻って来る。すると、この若武者は自分の居場所を自分で探してチームになくてはならない選手になって行かなきゃいけない。そして、与えられるチャンスも研ぎ澄まされた、少ない場面になってくるはずだ。
しかし、僕は敢えて言いたい。
自分の情けない一打で敗れた悔しさを、あんな姿で表した若い選手はかつていただろうか。まるで明日のない敗戦をした高校生のようだった。

堂上直倫は、この悔しい一打を一生忘れないと思う。これから打つであろう殊勲打の何発よりもずっとずっと、このピッチャーゴロ併殺打のことを・・・。

そして、明日のドラゴンズを引っ張って行く大スター選手になって行くことを
確信したワンシーンであった。

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