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2010年9月 2日 (木)

猛暑が続く九月になって野球の神様の気まぐれな悪戯が面白い

九月になった。

変わらず猛暑は続き、政治も野球もますます熱い日々が繰り広げられて行きそうだ。

三ヶ月前に出来た菅内閣がまだ何も仕事ができないままに、政権与党・民主党の代表選挙の告示が昨日行われた。

菅直人現総理大臣とザ・政治家、小沢一郎の一騎打ちだ。
対照的な二人の政治家が次期総理の座を争って、この貧窮混迷してしまった日本の再建(?)に取り組んで行くことになる。政権交代第三幕の始まりである。これから約二週間猛暑の日本を虚々実々の攻防が繰り広げられて行くのだ。

さて、プロ野球。
セパ共に、大変なことになっている。残り三十試合を切った今、セは2.5ゲーム、パは1ゲームの中に、いずれも三チームがひしめき合っている。

一日一日の勝ち負けで順位が変動する毎日だ。こんなシーズンはホントに珍事である。

セは上位三チームの阪神・巨人・中日に加えてヤクルト、パはソフトバンク・西武・ロッテに加えて日本ハムとオリックスのニチームが絡んでの接戦が最後まで続きそうだ。

昨晩、野球の神様は、我がドラゴンズの戦いに、また気まぐれなまでの悪戯を見せてくれた。

伏兵中の伏兵、守りと走塁そしてバントの若手スペシャリストの岩崎達郎が何と延長十回サヨナラ本塁打を打ったのだ。
この岩崎、八回のチャンスの大事な場面で代打に起用されバントを失敗していた。実はこのサヨナラ本塁打を呼ぶきっかけを作ったのも、七回に代打で起用されて不細工な見逃し三振を喫した野本のヒットだった。

負ければ戦犯に成り下がる二人が何とチームを救う殊勲者になったのだった。
野本は藤井に代えての代打、岩崎は堂上直に代えての代打だった。
落合が主力を引っ込めてまで起用した勝負手だっただけに、ファンの怒りと罵声の強度を示す針はピークを指していただろう事は容易に想像できる。
現に僕も「何で野本だよう!馬鹿っ!見逃すなよ、ど真ん中だぞっ!」
「岩崎っ!何の為に選手やってんだよう!バント決められなくてどうすんだよう!死ねっ!」
とサヨナラ勝ちの十数分前には叫んでいたのだった。
七回、八回に勝負を賭けた選手起用をした中日のベンチには残っている選手がこの延長に入ってからは福田・小田・小山の三人しか残っていなかったのだ。
今朝の新聞にも落合監督の談話は載っていた。「福田はピッチャーの所に取っておかなきゃいけなかったから、もう岩崎の代打はいなかったんだよ」と。
現に、僕はあの時、ヒットで出塁した野本をわざわざ谷繁にバントで送らせたんだから、代打・福田だろうと思ったし、ファンもきっと思ったに違いない。しかし、落合は微動もせずに、非力な岩崎をそのままチャンスのバッターボックスに送ったのだ。
監督は、不様な見逃し三振をした野本にも、バントでランナーを送れなかった岩崎にも、もう一度リベンジのチャンスを無言で与えたのだ。
そしてまず野本は応えた。解説の鹿島忠氏が、「野本はこれで一応借りが返せたから、次は岩崎の番ですね。」と言っていたその時、岩崎の振り抜いたバットの先からボールが綺麗な放物線を描いてレフトの方に向かって飛んで行った。ベンチからドラゴンズ選手が一斉に飛び出してくる、ダイヤモンドを夢中に走る岩崎は、気持ち良く打った自分のボールの行方を見失ったかのような顔でいる。まさか!そう、皆のまさかが起こったのだった。『サヨナラ本塁打』が生まれたのだ。しかも岩崎のプロ入り初本塁打のメモリアルを印しながら・・・・。
まさに、猛暑の夜、気まぐれな野球の神様が起こした粋な悪戯だったのだ。中日の中でも指折りの練習の虫の二人を神様は見捨てなかった。そして何より「落合」という「神様」もその二人のことをよく知っていたに違いない。

ナゴヤドームには『竜神』が居るかも、って新聞にも書かれてあったが、その神様にそっぽを向かれないように、あと残り試合に全力を尽くしてくれる事を期待して、今夜の広島戦を見ることにしようと思う。

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