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2010年12月 8日 (水)

不遜を極める、梨園のプリンス

温かい冬の日が続いている。
この一年はとにかく異常な気候から抜け出す気配がない。
いつまで続くのだろうか、この暖冬な日々が…。

さて連日、自業自得とはいえ、大切な新春興行を中止しなくてはならないほどの大怪我をさせられた、梨園のプリンス・海老蔵報道でテレビも新聞も満載である。
昨晩は、異例の『お詫び会見』が行われた。何でも集まった報道陣の数は500人を超えたらしいから、この騒動への注目の大きさも桁外れであることは間違いない所だ。
そもそもこの事件には謎が多く、加害者とされている男に逮捕状が出されているにも拘わらず10日以上過ぎてもまだ姿を現さない事も不可解である。
報道が様々伝聞の嵐で過熱して真実や事実がどんどん闇の中に入り込んでしまっている。そのタイミングでの突然開かれた『お詫び会見』。その九十分を超える会見では矢継ぎ早にレポーターやら記者やらの質問が間断なく続いた。
ひとつひとつ丁寧に全ての質疑に答える海老蔵もなかなかの根性ではあったが、冒頭

「今回の事件は全て自らの『おごり』が招いたもの…」

という真摯な物言いからは、段々と掛け離れていく、
「自分はあくまで被害者で、全く悪くない」
的な、受け答えには辟易してしまうのだ。「自分のおごり」が招いた事件ならば、自分には非がない事はない事を、誰もが感じている事は紛れもない事実である。
『お詫び会見』ならぬ『潔白会見』には、がっかりしたし、このプリンスもどきの若造の『甘えの構造』しか見えて来なかった。肩で風を切って夜の帳を闊歩する『芸』は要らないのだ。

本当の強さは、ストイックなまでの自己管理がなされてこそ
初めて造られるものなのである。

永きに渡ってちやほやと甘やかされて来た
『自称・人間国宝の雛鳥』
は、もはや行き場すら見失ってしまっているようだ。
33歳、まだ若い。ファンあっての伝統芸能である事を、
もう一度虚心坦懐の思いで出直して貰いたい。
人並み外れた才能を『酒とおごり』で、無意味なものにしてほしくないと思うのだ。

不遜を極めてしまっている梨園のプリンスとは、対称的に北のプリンス・斎藤佑樹は、一昨日爽やかに日本ハムの入団会見の場に現れた。
契約金に話が及ぶと、ゼロの数え方が判らなくなってびっくりしました、と茶目っ気たっぷりのトークで周りを笑わせていたのが印象的だった。
このアマチュア野球のプリンスが社会に出て、本当の北のプリンスになるのにはまだまだ遠い道程かもしれないが、天から与えられた才能を持った人間にはその人なりの責務があるのだと思うのだ。

二人のプリンスの対称的な姿に、
人間の生き方の難しさを改めて感じてしまう今日である。

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