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2011年2月28日 (月)

2月終盤のふたつの大きな事件から考えさせられる事

2月が終わる。
それにしても速かった。
2月の日々の移ろうスピードがやたらに速かった。
28日しかないことを差し引いてもあっという間の2月であった。

ニュージーランドの大地震が起きてもう一週間になろうとしているのに
一向に救出作業が進まないようだ。
語学を学びに志を抱いて留学していた日本人の多くがまだ行方不明のままである。
倒壊した瓦礫の下にまだ埋まっているようだ。
一日も早い瓦礫撤去の作業が進み、
『奇跡』が起こる事を祈る事しか出来ないのが何とも虚しく辛い。

昨日のニュースでは、何と今年の大学受験に於いて、携帯電話とインターネットを使ってリアルタイムでの問題・解答のやり取りが行われたという事件が報じられた。
京都大学、同志社大学、早稲田大学、
そして何と我が母校立教大学などで行われたのが発覚したらしい。
その方法やルートや単独なのかグループなのか、諸々定かではないが、いかにも『今』という時代が産んだ事件である事は間違いない。
「便利さと機能性」を企業が究極に追求し続けた果ての成果が、我々人間にもたらした物は果たして何だったんだろうかと考えてしまう。
人間を怠け者にしてしまったのではないだろうか?
勉強して知識や学力を伸ばす事よりも、いかに自分の持ち得る『ITグッズ』を駆使して受験問題を解くかを考え続けていたであろう人間を想像すれば、それはいかにも短絡的で痛々しく哀しく思えてきてしまう。
「バレナイ」と思ってやったとしたらそれは余りにも余りだが、受験場で解けない問題に出くわしどうにもならずに思い付き閃いた方法が「これ」で「一か八かの破れかぶれ」でやったとしたら、幼い行動ではあるが考えられない事でもない。

複数の大学で同じ方法で同じハンドルネームでやった事だと報じられているが、
最初の大学で初めて恐る恐るやってみたら「案外上手く行った」ので、
次の大学からはエスカレートして行ったのかもしれないし、
いつのまにか『合法』と錯覚でもしてしまっていたのかもしれない。

しかし今の時代、何よりも万能の機器であると言われている『携帯電話』を
厳正なる大学受験の場に持ち込みを禁止していない大学当局のルール作りこそが信じられない事実なのだ。
この世の中は多くが『性善説』に基づいて形成されているようだが、
『今』という限りなく情報に溢れた時代や限りなく高い技術に囲まれた時代こそ、自己責任の枠を超えた所に存在する『危険』に対しては『規制』というルール作りをして行く必要は喫緊の課題であるように思えてならない。

匿名性の強いネット社会故に起きやすい「過ぎた誹謗中傷」の類のトラブルや事件も絶えず、「人権」を護るという事も併せて検討して行かなければならないのだと思う。

法規制もある時には必要であるが、
我が国の政治家は世界中でも、最も『IT』に「疎い」人種であるらしい。
過日の「ウィキリークス」への対応の鈍さからも、日本の政府は今後益々世界の情報戦から置き去りにされてしまうような気がしてならない。

2月最後に起きた、二つの大きな事件は、人間ではどうにもならない『天災』に見舞われた人間が全力で人間の力を『救出作業』に注ぐ姿と、人間が作り上げた『技術』を人間が『不正使用』して、永年継続されて来た『受験』という方法や制度を冒涜してしまう姿が、対称的で皮肉な二枚の「時代の写し絵」のように見えてしまった。

勿論そこには『生命』の存在の有無について、比べ物にはならない違いがあるのだが、
崩壊してしまった無残な建造物の前で連日沢山の救助隊員が途方に暮れながらも作業をひたすら続けている場面を見れば見るほど、こんなに技術が発展した時代なのになかなかなす術が見つけられずに過ぎて行く時間との戦いの中で地道にひとつひとつ手作業に近い作業を繰り返すしかない「もどかしさ」を見つけてしまうのだ。

何やら多くの事を考えさせて貰う、短かった2月の晦日の夜である。

外は冷たいみぞれ混じりの雨、
春日と冬日を行ったり来たりしながら3月も過ぎて行くのだろう。

土日のドラゴンズのオープン戦を見た。
新戦力『グスマン』は本当にやってくれそうに、実に格好よく逞しく見えた。
3月が益々楽しみになってきた。

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コメント

東京FMで日曜日に被災した子供たちを元気づけるため
アンパンマンのマーチ、プリキュアのテーマ曲などを流したそうです。被災後の子供達に笑顔が出たそうです
音楽って、アンパンマンってすごい!
復興が一日でも早く進みますように。

投稿: 川口久美子 | 2011年3月14日 (月) 09時36分

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