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2011年10月19日 (水)

『人間・落合博満』を垣間見る時、
『好奇心』の芽がドンドンのびて行く

2011・10・18
奇しくも29年前の同じ日に横浜の空には、竜の雄叫びがこだましていた。

僕は29才、息子が3才、娘が生まれた年だ。
当時ドラゴンズの中心選手・大島康徳 背番号 5の青い帽子を被った息子を連れて、
時間があれば後楽園や神宮や横浜に応援に出掛けた年でもあった。
三度目の優勝に歓喜して
優勝記念にビデオレコーダーを初めて買った思い出の年でもある。
29年前は仕事で横浜には行けず、留守録をした優勝ゲームのビデオを
後からゆっくり見た事を鮮明に覚えている。

昨夜は、横浜スタジアムの三塁側のスタンドに、すっかり大人になった息子と一緒に、
声を涸らした応援と言葉にならない感動の時間を過ごした。

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先制された試合が、トニ・ブランコの劇的な同点スリーランホームランによって、
球場が一気にドラゴンズファンだけの空間に変わって行く物凄い勢いの「うねり」は、
かつて味わったことのない感覚だった。

相手チームの選手やファンには申し訳ないが、これが『優勝』を目前にしたチームだけに赦される震えるような歓喜と感動のビッグウェーブなんだろうと思った。
知らない同士があちこちで、ハイタッチやらハグやら握手やら
悲鳴のようで言葉にならない言葉で喜び合う異様なまでの一体感は理屈ではない。

そして、午後9時43分、3対3で引き分けゲームセット。
8度目のリーグ優勝、ドラゴンズ史上初の連覇が達成された。

感動の胴上げ、
ファンの止まない「落合、落合、落合……」のスタンディングオベーション、
「ありがとう落合、ありがとう浅尾、ありがとう谷繁、
ありがとう荒木、ありがとうブランコ、ありがとう……」
と次々と選手の名前を叫び続けるファン達、
止むことのない優勝を歓迎し歓喜するセレモニーは
そこにいるドラゴンズとドラゴンズファンの為に延々と延々と続いて行くのだった。

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落合監督の優勝インタビューが始まる。
口下手な落合の口からは落合らしく勝利の分析や自軍のチームの成長や、
8年間の監督としての責任の話が冷静に語られた。
厳しい練習に必死に付いてきた事によって
強く逞しくなった可愛い選手達を「すばらしい!」と褒めたたえてもいた。
コーチやスタッフの労もねぎらい、
『岩瀬』という存在が強力投手陣を支えていた事も強調した。
そして最後に、東京ドームから横浜へと連覇の『目撃者』になろうと
必死に付き添ってくれたであろう、熱烈なドラゴンズファンに対して
「ドラゴンズファンは、勝っても負けても懸命に応援してくれて本当にすばらしい!
これからもドラゴンズを応援して下さいね!」
の感謝の言葉でしめたのだ。

自分の手から離れる来シーズンからも、このチームと、
この可愛い選手達をよろしくとのメッセージとして我々ファンの心に届いたに違いない。

オレ流と言われ、ともすると自分勝手で
自己中なイメージで語られる事の多い落合博満だが、
時折耳にする「実は…」という選手達とのエピソード等と共に、
昨日のインタビューにおいては
『人間・落合博満』の優しい「本心」が垣間見られたような気がして
とてもホクホクとした温かい気持ちになったのは僕だけではなかっただろう。

今朝、いつものようにあらゆるスポーツ新聞を買って来て読んだ。

感じたこと、考えたこと、泣けたこと、笑えたこと…色々あった。

しかし、これ程までに理解されなかったり理解されにくかった人間はかつていただろうか。

自分だけの「オレ流」物差しで人生や野球を、考え、語り、実践し、
決してブレない『人間・落合博満』への僕の好奇心はまだまだ永遠に続いて行きそうだ。

しばらくは、頑なに確信していた
『優勝・連覇』が実現した喜びに浸っていようと思っている。

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