« 2011、特別な年に『神様』が果たす役割とは | トップページ | 予期しなかった期待外れが起こった”福岡の変”に
徒然想うよしなしごと »

2011年11月11日 (金)

『未来日記』
2011・11・20 落合野球有終の舞!

いよいよ明日、最後の戦いの幕が降りる。

ヤクルトとの戦いは前回のブログでの「予言」通り、最後にドラが勝った。
ドラゴンズに王手をかけられ、後がなくなったヤクルトの最終戦では、
かの『魔物』は遂に「ヤクルト・小川淳司監督」に取り付いたのだった。

土壇場の小川監督の、
”開き直り”と”閃(ひらめ)き”と”怯(ひる)まない”作戦の『3H』は、
ドラゴンズの勢いを止めてしまう程のパワーを呼び起こしていた。
そのキーパーソンの象徴がCSでのプロデビューを果たした
ルーキー「山田哲人」の仰天一番起用だった。
しかし、前日の試合での失点に絡む「山田」の失策に不安を隠すことが出来なかったのか、この最終戦では遂に先発を外してしまうという陳腐な作戦を取ってしまったのだった。

『魔物』が「小川監督」に「弱気」をもたらしたとしか思えなかった。
ドラゴンズにとってはこの「山田某」なる「得体の知れない」若者が
目には見えない脅威に映っていたように僕は感じていたのだ。
現に前日の試合では、タイムリーを含む2安打を川井と浅尾から打っていた。
『魔物』がもたらした「弱気」が「山田」のスタメン落ちを「小川監督」に下させた時、
この勝負は既に着いていたのかもしれない。

この「弱気」は、その後、好投・館山の替え時の誤りに至らせて行ってしまうのだった。
館山が発する右腕の異常のSOSにも気付きながら
対井端との戦いを館山に委ねてしまう「小川監督」の「勘」には、
『魔物』を跳ね返す力が宿っていなかったのだ。
そして遂に『野球の神様』は、落合野球に日本シリーズを戦う権利を与えたのだった。

『完全優勝』への道程は次の最終局面へと向かって行くのである。

落合にとって日本シリーズで
パ・リーグNO.1のソフトバンクホークスと戦うことは念願でもあった。
制度としてのCSは受け入れながらもプロ野球の本質は
セ・パの王者同士の戦いこそが日本一を決めるのに相応しいのだと
頑なに思っている野球人の先鋒が落合だったからだ。
自身監督最後の年に、やっと実現する頂上決戦は、
象徴的でもあり8年間の監督生活への『神様』からのご褒美でもあるのだ。

短期決戦は『監督』によって決まると言っても過言ではない。

野球世論では、ソフトバンク有利説が勝っているが、
だからこそ『落合の頭脳』の真髄が期待される訳だ。

2011・11・20 ヤフードーム
延長11回裏、3-2でドラゴンズのリード。
ソフトバンクの攻撃ツーアウト2・3塁、バッター内川、ピッチャー浅尾。
浅尾は9回から登板、3イニング目に入って初めてのピンチ
しかもサヨナラの雰囲気がドーム全体を包んでいた。
谷繁が立ち上がる、敬遠だ。球場全体からブーイングの嵐が怒涛のようにうねった。
ツーアウト満塁、秋山監督がダックアウトを出る。
途中から代走で入っている城所に代わって代打・松中をコール。
われんばかりの歓声がドームにこだまする。
落合がゆっくりと微笑みながらマウンドに向かう。内野陣が集まる。
一言二言、言葉が交わされる。
ベンチで森コーチがインターホンを取ってブルペンと連絡。
落合が浅尾からボールを笑いながら受け取る、ピッチャー交代だ。
落合が球審に交代を告げる。
『ピッチャー岩瀬』!
日本一になった2007年、完全試合目前の山井に代えて球審に告げた、
『ピッチャー岩瀬』
この落合が発する「自信のコール」を僕たちは何百回聞いただろうか。
思えば落合ドラゴンズの勝利はこの『コール』によって作り上げられて来たのだ。
図られたように発された、土壇場でのこの、『ピッチャー岩瀬』の『コール』こそが、
8年間の落合野球の「真骨頂」なのだ。
いつもと変わらない岩瀬の表情、
「松中!松中!松中!」のホークスファンの絶叫の中、岩瀬はいつものように投げる。
スライダー見逃しストライク、ストレートボール、ストレートファール、スライダーボールで、ツーボールツーストライク、そして5球目、谷繁がサインを出す、岩瀬が2度首を振る、そしてうなづく、振りかぶって投げる。外角スライダーだ。
松中が引っ掛けて打った弱い当たりはセカンド井端の前に。
ファースト森野に送られてスリーアウト。ゲームセット。
勝った!ダックアウトから飛び出すドラゴンズの選手達、
みんなが抱き合ってあちこちで万歳万歳のポーズが、
そして『落合博満』が九州の地で6度舞うのだった。
2011年の日本シリーズで、落合ドラゴンズの『完全優勝』が成し遂げられた瞬間であった。

1試合でも多く落合野球が見られるように、仕組まれた日本シリーズは
全試合行われ、多くのドラゴンズファンの希望通り4勝3敗での日本一であった。

これは、明日から始まる最終決戦に臨む僕の『未来日記』である。

|

« 2011、特別な年に『神様』が果たす役割とは | トップページ | 予期しなかった期待外れが起こった”福岡の変”に
徒然想うよしなしごと »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/261481/42966476

この記事へのトラックバック一覧です: 『未来日記』
2011・11・20 落合野球有終の舞!
:

« 2011、特別な年に『神様』が果たす役割とは | トップページ | 予期しなかった期待外れが起こった”福岡の変”に
徒然想うよしなしごと »