« 岡田よ!思い出せ! | トップページ | 1回の失点は… »

2014年4月20日 (日)

采配

◇4/19…東京ドーム
巨人 2 - 7 中日

ジャイアンツとの接戦を勝った!
行き詰まる緊張感が終始漂う稀に見るいい試合だった。延長11回を戦い抜いた谷繁兼任監督は、満足そうだが静かに試合を振り返っていた。
目標に置いているようにベンチが一体となって1試合1試合を戦うのが谷繁ドラゴンズで、それが出来た結果勝利を掴めたという事実を認識しているようだった。「今日は今日で、また明日の試合のために準備をするだけです!」と淡々と語る監督は既に明日をしっかり見据えていて、その姿は新人監督らしからぬ落ち着きさえ感じることが出来た。

昨日の試合の終盤は「采配」がキーワードだ。
ただ選手を替えたりすることだけではなく、先を、先の先を、そのまた先を、考えるのも監督の大事な「采配」のひとつである。
代打のタイミング、守備固めの時期、投手交代そして起用する投手の人選、バント、盗塁、ランエンドヒット等々、様々な要因が絡みあって作戦が成り立って行く。昨夜の9回、10回、11回の「采配」には、今年の谷繁野球が垣間見えたようだった。
言いたいことは沢山あるのだが、ここではただひとつ書こうと思う。
それは、延長11回無死1.2塁でバッター森野に命じた送りバントである。
ここ数試合ではチームで1番当たっているバッター森野をわざわざベンチに呼んで直接指示を出したのが「犠牲バント」であった。
ジャイアンツの投手はここの所調子の出ないクローザーの西村、代わりっぱなルナ、平田にいずれも初球を痛打され2球でピンチを迎えていた所だ。
通常なら「押せ押せ」で森野にも強攻をさせたい所だが、次のバッターは和田、そして代打の駒にはまだ小笠原と野本が待ち構えている。だからこそ、ここは確実にバントなのだ。相手バッテリーにとって当たっている森野のバントはどうだったのだろうか?
右対左、しかも当たっている森野がバントでアウトをひとつくれることに、あの時ひょっとしたらラッキーだったのかもしれない。何故なら西村の森野への初球はバントのしやすい平凡なストレートがストライクゾーンに投じられたから…。
そして森野は初球を難なくバントして確実に走者を
2塁3塁に進める役目を果たしたのだった。
監督の思い描いたストーリーが「采配」としてチームに行き渡った結果として勝利をもたらした昨夜のゲームはドラゴンズファンにとって本当に「腑に落ちた」「采配」であったのだ。

|

« 岡田よ!思い出せ! | トップページ | 1回の失点は… »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/261481/55857094

この記事へのトラックバック一覧です: 采配:

« 岡田よ!思い出せ! | トップページ | 1回の失点は… »