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2014年6月13日 (金)

「岩瀬が岩瀬である」事を赦されなかった夜。

◇6/12…ヤフオクドーム
ソフトバンク 4x - 3 中日

福岡の梅雨の夜、強打のソフトバンクに連勝して五割復帰、
そして明日関西へ向かう心の準備を沢山の関係者がしていたであろう頃、
アイアンマン鉄人・岩瀬が
敵軍の若者たちのノープレッシャーで思いっきりのいいスウィングに翻弄されていた。
 中村24歳
  今宮22歳
この2人が逆転サヨナラの立役者だ。
この2人の若者は昨年レギュラーを完全に勝ち取った2人である。
「岩瀬が岩瀬である」ことを認識して貰えない世代の選手なのである。
鉄人・岩瀬に怖れを憶えない世代、マウンドの投手が誰であろうが来た球を自分の感性で打ち返すことが赦された世代にとっては、今夜の岩瀬の投球はあまりにも甘いコースに球が揃って来ていた。荒れ球の大野を7回までてこづっていたことを思えば
今夜の岩瀬のスライダーの球筋はストライクコースに揃って
投げ込まれていて狙いやすく思えたのだ。
しかも殆どがベルト近辺に集まってバットに当て易いようにも思えたのだ。
案の定、中村はレフト線に2点2塁打、今宮は左中間最深部へサヨナラ2塁打を見事に打ち返したのであった。
怖い物知らずの2人の若者が
「岩瀬を岩瀬である」
ことを赦してくれなかったのだ。
今夜のゲームは、大野が粘り強い投球で7回まで零封し、
8回は連投の浅尾がピンチを切り抜けて、
9回表にはルナのタイムリーでダメ押しとも思われる1点を追加した。
これ以上ない理想的な形で
守護神・岩瀬にバトンが渡されたのだった。
「禍福は糾える縄の如し」
とはよく言ったものである。
あまりにも理想的で良過ぎた流れだっただけに、
そうは問屋がおろさないってことだろうか?
その「禍」を岩瀬が1人で背負わされたということなのだろう。
ピッチャーゴロの特訓をやってきた大野は
今日3つのピッチャーゴロを見事に捌いていたし、
足元付近を襲うゴロにも果敢に処理を試みていた。
粘り強く0点に抑えた今夜の投球には確実に成長の跡が見えた。
代打を出されることなく、最後まで試合を任されるような
信頼を早く勝ち取って欲しいとつくづく思った夜になった。
信頼がもう少し大野にあったなら、
今日は多分完封していたのではないだろうか。
その位ソフトバンク強力打線は大野を打ちあぐねていた。
これ以上ない環境に送り出された鉄人・岩瀬は
「3点差」というちょっとした心の油断を引き起こさせる
「魔力の虜」にさせられてしまったのだ。
大野への信頼が岩瀬への信頼を超えた時、
今夜のような試合は確実にモノにして行けるという思いを
強く持った夜になった。

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