« 『リベンジ オブ サマー (J・A・S)』 | トップページ | 奇遇な一日 »

2014年7月 2日 (水)

「いいチーム」になるために…

◇7/ 1…石川県立野球場
中日 12 - 4 横浜DeNA

そういえばこの試合の先発投手は朝倉だった。
そのことを忘れさせてくれるような痛快な勝ち試合になった。
比較的いい立ち上がりを見せた朝倉だったが、ポイントポイントでの勝負球が甘くなって痛打され失点をされた時、冷静に見てやはりいつものように松井雅のリードに合点がいかなくてその松井雅のピンポイントの要求に応えられずにポールが高く甘くなって打たれていたように見えたのだ。初回筒香に投げたボールツーからのど真ん中の真っすぐといい、投手の山口にストライクワンから投げた2球目の抜けた真ん中高めのスライダーといい、さらにツーアウト一、二塁のピンチで後藤に投げた曲がらなかった甘いスライダーも朝倉の失投に変わりはないが、そこでその球を要求するかと思える配球だった。この日の朝倉の変化球はスライダーもフォークもシュートもいつものキレもコントロールもなかったことを松井雅は知っていただろうに…。むしろ走っていたストレートがあったのに、初回甘くなって筒香に打たれた本塁打のことばかりが頭にあってその後の勝負球に敢えてキレのない変化球を選んで打たれたのは捕手松井雅の責任である。逃げているような配球は相手の思うツボである。この所の朝倉は5回持たずに降板しているが受けるキャッチャーを替えるべきだと思う。2人の呼吸があっているとも決して思えず、その日の投手の状態に合ったリードが出来ない松井雅に不調の投手をリードして引っ張って行く力は見当たらないのである。そういう意味でも昨日は朝倉が少し可哀想であった。
序盤はこんな想いで試合を観ていたのだが、好調なドラゴンズ打撃陣は相手チームが繰り出す投手をことごとく打ち砕き終わってみれば先発野手全員安打で今季初の大量12得点をあげて快勝したので、朝倉と松井雅コンビのチグハグだったことを忘れてしまう試合になったのである。
チームメートの失敗を誰かがかばいながら失敗が苦にならない試合にして行くことこそがチームワークであり強くていいチームの証しであるが、だからこそこの日の松井雅の弱気なリードや朝倉の不本意なピッチングはしっかり反省をすべきなのである。
谷繁監督のモットーである、勝って奢らず反省すべき所は反省修正をして行くという姿勢を全員が忘れずに次の1試合に臨んで欲しいと願っている。

久しぶりの和田の勝ち越しツーラン本塁打や、5月15日以来約45日ぶりに打った小笠原のセンターオーバー2塁打、そしてドラゴンズに入って来て代走や守り固めに起用されてばかりでなかなか打つチャンスに恵まれなかった工藤が味方が作ってくれたバッティングチャンスで左中間に初ヒット、しかも2点タイムリー2塁打を放った時の谷繁監督の本当に嬉しそうに手を叩く姿がとても印象的だった。
ドラゴンズが本当にいいチームになったなあとつくづく思えた瞬間でもあった。
だから、山井の不敗神話も生まれるし、劣勢であったり同点であったり難しく大事な場面で登板して相手の流れを断ち切るようないいピッチングをした投手に勝ちが付くのである。この日も三者三振でマウンドを下りてその裏和田の勝ち越し本塁打が出て又吉が勝ち投手になった。何と4勝目を記録したのだ。
主役は勿論、脇役がイキイキと活躍するチームこそが強いチームなのである。最近売り出しの谷選手が先日のヒーローインタビューで言った言葉が忘れられない。やっと掴みかけたチャンスでの自分の活躍はさて置いて明日からも1試合1試合を皆で戦って行くだけですというチームの勝利を願う発言には感動すら覚えた。こういう謙虚なサブプレーヤーがいる限りドラゴンズが前に進んで行くという確信を抱いた瞬間でもあったのだ。

昨日この4年間日本サッカーの代表チームを率いて来たザッケローニ監督が帰国の途に立った。
日本での4年間の感謝の気持ちを、選手、スタッフ、サポーター、あらゆる関係者に対して述べて居られたのが印象的だった。穏やかに微笑みながら「寂しいけど、アリガトウゴザイマシタ!」と言ったザッケローニ監督にこちらこそ「ありがとう!」と言いたい気持ちである。
キャプテンの長谷部と内田が見送りに来て別れのハグをしていたが、選手との信頼が本当に強い監督だったんだなあと改めて感じたのだ。
そういえばザッケローニから選手の悪口や選手に責任を負わせるような発言は4年間1度も聞くことはなかった。監督も選手もサポーターもワールドカップを1勝も出来ずに悔しかっただろうが、このいいチームで戦って来れたこと、このいいチームを応援して来れたこと、これこそが皆にとっての確かな誇りであったことに間違いないと思うのだ。
選手の悪口や選手に責任を負わせる発言をしない谷繁監督が率いるドラゴンズがいいチームになって行くのは間違いない事実である。

|

« 『リベンジ オブ サマー (J・A・S)』 | トップページ | 奇遇な一日 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/261481/56669813

この記事へのトラックバック一覧です: 「いいチーム」になるために…:

« 『リベンジ オブ サマー (J・A・S)』 | トップページ | 奇遇な一日 »