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2014年7月15日 (火)

この日もまた全員で…

◇7/14…ナゴヤドーム
中日 8 - 4 阪神

お立ち台には、15年目朝倉健太と9年目藤井淳志の同級生33歳が並んで上がっていた。
2人とももうベテランの域に入っているのにも拘らずここ数年は若手ら後塵に先を譲り、さしたる実績を残せず窓際でもがいている感の強い存在になっていた。朝倉は数年ぶりにローテーションに名を連ねて3勝を上げてはいたが、ここ数試合早い回に大量点を取られる印象の悪い登板が続いていてこの日の先発はラストチャンスのように思えた背水の陣登板でもあった。いきなり上本に先頭打者ホームランを浴びその後も1つもアウトが取れぬまま大和、鳥谷の連打で2点目を献上する最悪の立ち上がりでベンチ、ナイン、ファンを不安200%に陥れていた。
友利コーチの檄に開き直ったのか、ゴメスへの三振ゲッツーをきっかけに完全に立ち直った。
そして2回に味方の反撃で5点を貰い、この日怪我から復帰した荒木らバックのファインプレーなどに助けられて5回までをほぼ完璧に阪神打線を0点に封じた。そして地元ナゴヤドームでの4年2ヶ月ぶりの勝ち星4勝目を上げた。
また藤井は今季第1号の逆転スリーランで同級生朝倉を勇気づけた。この日大島がルナと並んで欠場して、久々センタースタメンで代役出場したのだがこの逆転弾に加えて守備でもいいプレーを見せてくれた。
毎年期待されながらも調子がなかなか持続できず、もうひとつ信頼を得る事ができないプレーヤーのひとりである藤井だが、こういう与えられたチャンスに脇役以上の活躍を見せてくれるとベンチからもファンからも頼もしい存在になってくれるに違いないと思うのだ。

今日はセ・リーグ打撃1位2位の大島、ルナが故障欠場して試合前から不安が漂うドラゴンズではあったが、5月29日の死球による右手人差し指骨折の怪我以来戻って来た荒木と代役藤井を初めとしたチーム全員の力でもぎ取った勝利となった。
投手陣も朝倉が2失点で踏ん張り、田島、岡田が作ったピンチを又吉が1失点で切り抜け、浅尾が作ったピンチを岩瀬が抑えて逃げ切った。福谷を加えた7人の投手で勝率を40勝40敗の5割に戻したのだった。

お立ち台にはヒーローの2人が上がっていたが、この勝利には様々な場面での様々な選手の走攻守のどのひとつも欠くことは出来ないのだ。
そしてこういうゲームこそが今年の谷繁野球の理想の形なのである。
誰かのミスを誰かがカバーし、また別の日にはミスした人間が他の人のミスをカバーして行く相互相助の姿こそが、チームワークなのだ。
チーム全員が全員で戦っている姿勢をこのままずっと持ち続けてほしいと願うばかりである。

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