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2015年5月 1日 (金)

流れを読み損なった谷繁選手の温情

◇ 4/30(木) ….東京ドーム
巨人 5 - 3 中日

高橋周平の未熟なプレーが敗因のように見えたゲームだが、僕にはちょっと違って見えた。
試合にはやはりどうしようもなく訪れる流れというものがある。
野村克也氏に次ぐ驚異的な記録、3000試合出場を飾るべき今季初のスタメンに自分の名前を書いた谷繁は今日の試合をプレーヤーの目線で見つめてしまったような気がしてならない。ちょっとした試合勘、ちょっとした勝利への閃き、これが少しこれまでベンチで試合を見ながら戦って来た谷繁脳とはズレていたように感じるのだ。
今季3本目のホームランを4回裏村田に浴びたバルデスのこの日の出来はいつも通りだった。いつもと変わらぬテンポとコントロールで初めて投げ込む谷繁監督のミットにスイスイと投げ込んでいた。ただこの被弾した村田への初球だけは慎重さを欠いた一球になってしまった。ツーアウトから、大田、井端に早いカウントから連打されて少し勝負を焦ったのかもしれない。
しかし、3点を先に取られたが、監督谷繁が5回裏に3000試合出場を決めて、敵チーム高橋由伸から花束を貰いナイン全員も祝福したすぐ後の6回表、大島、亀澤の連打に続いて平田が見事同点スリーランをライトスタンドに放り込んで谷繁監督の記念すべき日を勝利へ導こうとする執念を見せるのだ。
バルデスも5回6回を1安打で再び好投を見せたのだった。7回のドラゴンズの攻撃だ、谷繁凡退後バルデスがそのままバッターボックスに向かった。
続投だ!谷繁はどうしてもこのバルデスに今日こそは勝たせてやりたいんだという気持ちがビシビシ伝わって来た。二死後大島が敵軍の黒船投手マイコラスの97球目をライト線に打ち返しツーベースで出塁し山口をマウンドに引きずり出した。
そして、愈々ここで満を持して谷繁が動くと僕は思った。
山口に得意の印象を持っているバッター、山口が苦手な印象を持ってるバッター、福田を代打に登場させて欲しかったのだ。福田をいやがっても平田がいてルナがいる打順で、勝つ為には福田のカードを切るタイミングはここしかなかったと考えるのだ。
確かにここの所の亀澤もいい働きをしているが、同じ育成出身の星山口のプライドが後陣の亀澤に打たれる訳には行かないのである。山口のプライド120%が発揮されるに違いなかったのだ。案の定子供扱いされるかのようにストレート一本で攻められた亀澤はバットをひし折られてのピッチャーゴロに打ち取られるのだった。全員野球を掲げている谷繁監督なら、ここでこそ好調亀澤を代えてでも福田を出す采配を見せて欲しかった。それが戦うチームなのだ。
育成出身のルーツである山口鉄也は結局その裏の味方の勝ち越しにより、亀澤に投げた4球だけで勝利投手になったのだ。
福田の起用をくすぐりながら、育成のルーキー亀澤に育成のルーツ山口を敢えてぶつけた、敵将原辰徳の采配が谷繁の采配を上回ったと思えた瞬間にもなってしまった。とても悔しい話でもある。
7回バルデスは周平の拙いプレーもあったが残念ながら失点して3敗目を喫するのだった。
谷繁監督の、バルデスと亀澤への温情が勝負師としての閃きや勝負勘を鈍らせてしまった典型的な試合になったように思えてならない。昨日に限っては谷繁本人が3000試合目のプレーヤーとして一緒に戦っていた事がその原因となってしまい、そしてそれが皮肉な結果を招いてしまったように思えた。
とにかくとても残念な谷繁の記念すべき試合になってしまった。

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コメント

同感です。
山口の場面でもそうだが、その裏先頭打者に四球の場面でバルデス交代ではなかったのかと思う。
確かに彼の4月のチーム貢献度は議論の余地がないが、監督としては勝利を第一に考えるべきではなかったのか。
個人への思い入れの強さが、判断を鈍らせたように思えてならない。残念だが原の采配に軍配あり!そんなゲームだったと感じる。
谷繁には監督として勉強を積んでもらいたい。

投稿: ドラゴン | 2015年5月 2日 (土) 23時25分

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