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2015年6月 8日 (月)

逆襲の予感をもたらしたベテラン達

◇ 6/ 7(日) …ナゴヤドーム
中日 4 - 3 オリックス

和田一浩と小笠原道大の2人の40代がお立ち台の上でファンの声援に応えていた。
昨日はもう1人この台の上に立っていてもいいアラフォーがいた。荒木雅博である。
この合計120歳超のトリオが雪崩落ちる寸前のチームを救ったのだ。
今季開幕当初、ベテラン達の故障も重なってこのチームには新旧交代の風が吹き初めていた。この時期にこのお立ち台の絵柄を誰が予想したろうか?
優勝経験も豊富で、好不調を繰り返しながらの1年間を戦い抜く方法を熟知したこのベテラン達に今一度若手選手は学んでほしいし、感じてほしいのだ。
技術の修正、気持ちの修正、考え方の修正を繰り返しながら彼らは20年以上を生きてきたのだ。

交流戦直前の巨人戦辺りからチームが絶不調に陥ってしまっていた。開幕から2ヶ月無我夢中に突っ走って来た若手選手達には明らかに疲れが見え始め、ここぞの所での粘りや踏ん張りが効かないように見えていた。永年に渡っての健在なベテラン陣の間を割って入る事が出来なかった若手達にやっとチャンスが巡って来たのが今シーズンだった。だが、長いシーズンを通しての戦い方を知り得ない彼らは毎日を精一杯100%以上の力を出そうとしていたのだ。
怪我に繋がる事は少なかったが身体に堆積する疲れは並々ならぬ物であるのだ。技術と気持ちと考え方を力の丁度いい出し入れで修正維持して行くことの難しさを会得することが今こそ望まれる所である。

さて、昨日はラッキーも重なって、というかやっと野球の神様が微笑んでくれて、久々に勝つことが出来、4連敗とゲーム差なし最下位転落を免れた。
毎回指摘して来た事だが、右左投手仕様のスタメンに何故かこだわる谷繁監督の戦い方により、選手起用や選手交代にもシャープさダイナミックさが感じられぬまま、小笠原、和田、荒木らベテランを試合に使いそびれたままの敗戦も多かった。その日の打撃不調が明らかな選手も替える事なく最後の打席のチャンスを与える監督の温情が答えを出す事は少なかったと思う。全員野球を目指すと標榜する谷繁方針とは矛盾し相反する采配になってしまっていたのだ。ベンチ入りの全員を適宜効果的に起用する事こそが監督の最大の仕事であると思うのだ。
昨日8回、代打荒木を起用して、ヒット、盗塁と一打同点の場面を荒木が瞬時に作り出してくれた。
絶不調亀沢にやっと代打小笠原を送り、期待に応えた犠牲フライであっと言う間に同点に追い付いたのだ。直前には大島にもバントを命じていた。一手二手と先を読むテキパキとした采配に神は微笑んでくれたに違いないと思っている。平田がツーベースヒットで続き、ルナがラッキーな内野安打、森野の時に起こり得ないようなパスポールが起きて逆転に繋がって行くラッキーイニングになったのだ。

谷繁監督の意固地な采配には、野球の神様は見向きもしないが、勝つためにテキパキと前に進めて行く采配には神様を微笑ませる力があるのだと思う。
スタメンから松井雅の名前が消えて、亀沢が途中交代してメンバー表から名前が消えた瞬間から、ラッキーの風がドラゴンズに吹き始めるという不思議さを感じた昨日、僕が最近言い続けて来た「負け運に取り憑かれた松井雅と亀沢」は当たっていたという事を改めて感じた。
勿論この2人がいつまでもこういう事ではいけないので、何かいいキッカケを掴み取ってほしいと願っているが、果たしてそれが何かは分からない。
「学習」だろうか?「初心」だろうか?
本当の自分を知ること、即ち「野球に対する謙虚さ」なのかもしれない。

松井雅と亀沢の名前があっても、負の空気が立ち込めて来ずに普通に戦う日が1日も早く来る事を願って止まない。

ベテランの決定的な存在感を再確認した谷繁監督も明後日からは、右左関係のない調子のいい選手を起用するメンバー表を書いてくれるのではないだろうか。
  ドラゴンズの逆襲を期待するマンデーになった。

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