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2016年4月10日 (日)

歴史的な1日を刻んだ、吉見、岩瀬、荒木

◇4/9(土)…ナゴヤドーム
中日0ー0巨人(延長12回引き分け)

満を持して今日の先発を迎えた吉見は7回を流石に貫禄のピッチングで巨人を零封した。そして吉見を継いだ田島が8回自滅で3連続四球で大ピンチを迎えた。
谷繁監督が投手の交代を告げる。
「ピッチャー岩瀬」のコール。ナゴヤドームが怒濤の歓声に包まれた。この一死満塁の絶体絶命の大ピンチにいつものように小走りにマウンドに向かう岩瀬、何たる凛々しさ、何たる気高さ、2年近いブランクを微塵にも感じさせない様は感動的だった。
対するはジャイアンツの新4番ギャレット。
固唾を飲んで見守るベンチと全てのドラゴンズファン、ボール、ファールそして3球目をギャレットが打った。セカンドゴロだ。荒木、堂上、ビシエドとボールが渡り見事にゲッツーが完成、チェンジである。
ドラゴンズベンチが映し出される。谷繁監督がガッツポーズで声を上げる。ベンチの全員が612日ぶりに投げ終えて凱旋する岩瀬を迎えるのだ。今日はこのシーンを見られただけで十分満足に思えた。僕も、おそらく全てのドラゴンズファンも、そして何より谷繁率いるドラゴンズベンチが…。明日のトウチュウの見出しは決まった!

『投げた!抑えた!おかえり!岩瀬仁紀!』

そして、更に今日はアニバーサルな1日だった。
荒木が2000試合出場を果たしたのだ。
プロ野球では49人目ドラゴンズでは5人目の快挙である。無事これ名馬故の大記録である。
吉見が今季初のマウンドを見事に飾り、岩瀬が復活のマウンドをドラマチックに終え、残るは記念すべき大記録を果たした荒木がヒーローになる事を今日という日の締め括りにしたいと誰もが願っていたに違いない。
谷繁監督は計ったように8回10回12回と3度のヒーローになる好機を荒木に与えたのだった。塁が詰まって打順が自然と荒木に廻って来るようにとした今日の演出家は間違いなく谷繁監督であったと僕には見えた。
ラジオ解説の権藤が言った。
この日のヒーローチャンスが何度も何度も荒木の所に廻って来るという事は、野球の神様が最後には微笑むものだよ!と…。
…と、僕も思った。
しかし、結果は3つのサードゴロという珍しい記録で終わった。同じようなチャンスで同じようにボールを引っ掛けたようなサードゴロを打つ荒木自体が実に珍しかったのだ。
でももし、吉見、岩瀬、そして荒木と何もかもが上手く行ってしまったら…、ひょっとして今シーズンの幸運が使い果たされてしまったのかもしれないから、この未完成は優勝への発展途上の宿題として受け取って行く方がベターであると思うべきなのだろう。
荒木も次は2000本安打という更なる大記録に向かって行くべきだと神様が指示したのに違いない。

かくして、対巨人第2戦は両軍の我慢比べに決着が付かず、延長12回0ー0のコアレスドローという珍しい結果に終わった。
しかしこの4月9日という歴史的な1日は、ドラゴンズファンにとって忘れる事が出来ない1日になるだろう。

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