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2016年4月28日 (木)

データが語る荒木の存在価値

◇4/27…横浜スタジアム
DeNA 8ー3 中日

ビシエド効果で負ける気がしないと書いた翌日、何故かこの日は逆転できないような気がしたし、岩瀬の救援が失敗するような気がした。
それは単なる巡り合わせかもしれないし、偶然かもしれないし、深読み過ぎることなのかもしれない。
しかし、確実にその事実をデータが物語っているのであった。そのキーマンは荒木である。

この日のセカンドのスタメンは亀沢で荒木ではなかった。何故、荒木じゃなくて亀沢だったのか。
相手投手が右の久保だから?
2軍から上がって来て張り切っている亀沢に今季初のスタメンを与えるのも決して間違っているとは思わないが
7回の反撃中1点差に迫り、あと1本出れば逆転という局面で投手が左の田中に替わっていたので、谷繁監督はここで亀沢に代打谷を起用した。
結局はここが昨夜のゲームのハイライトになってしまったのだ。
谷は、敢え無く投ゴロ併殺という最悪中の最悪の結果を出してこの最大の逆転機を潰してしまうのだった。

この時、谷繁監督の勝利へのシナリオは書き換えられてしまうのだ。

もし、谷が逆転もしくは同点打を打っていたとしたら、いや、その前に代打で出場した森野が押し出しの四球を選んだ後代走に荒木を起用していたとしたら、谷の併殺が防げて同点に追い付けたかもしれないし、追い付けてなくてもその後にセカンドに荒木が守備固めで出場する可能性があったと思う。
予定していた岩瀬のバックには荒木が守り、しかもリードもしくは同点での登板になったかもしれなかった。
そして、7回岩瀬、8回田島、9回福谷、の筋書きが成り立ったのではないだろうか。
しかし、追い付けず1点ビハインドでの起用が初めてになる岩瀬登板が余儀なくされ、DeNAの選手達がリードしている余裕の中での投球になってしまっていた。
先頭戸柱のちょこんとバットに当てた追い込んだ後のヒットも、1割そこそこのダメ外人ロマックに選ばれた四球も、石川に打たれたいい当たりのショートゴロを名手直倫がエラーしたのも全て、相手にリードを許して攻撃させた事から生まれた事象に違いないと思う。

今季ここまでのドラゴンズの戦いに於いて、勝利へのキーマンは荒木なのである。更に言えば岩瀬を初めリリーバー達が好投できる為に必要なプレーヤーこそが荒木なのである。
今シーズンの荒木のデータをここに記しておこう。
25試合中出場試合数は18試合。
フル出場が9試合で、7勝1敗1分け
途中出場代走守備固めが3試合で3勝全勝
スタメン途中交代が6試合で、1勝4敗1分け
欠場試合数が7試合で、2勝5敗である。

つまり、荒木がゲームに出てしかも最後のイニングにセカンドを守っていた試合は10勝1敗1分けなのである。
逆にゲームに全く出ないか最後の守りに不在時は、3勝9敗1分けである。岩瀬は勿論、若いリリーバー達に後ろから声を掛けたり近寄って励ます荒木の存在がどれ程大きいかという事なのである。エース大野がヤクルト打線に捕まったゲームも、福谷と岩瀬がヤクルト打線に不様な逆転をされたゲームも、昨夜も荒木はいなかった。

更にもう1つの現実のデータを記しておこう。

3/31から4/1、4/22から4/23、4/26から4/27の3度いずれも前日は荒木がフル出場していい勝ち方をしているのに、翌日荒木を右投手という事で外して、エルナンデス2度(8打数0安打)亀沢1度(3打数1安打)で3度共大敗している。
勝ち運のある選手を外すな!と度々叫んで来たが、こんなに勝ち運のある荒木、しかも今年は広島の新井同様に高いモチベーションを持っている荒木を右投手という事だけで外すのは絶対にやって欲しくないと改めて声を大にして言いたいのだ。
そして、せめて最終イニングの守備固めでは必ず起用して貰いたい、これがドラゴンズを愛する人間からの切なる願いである。

岩瀬の処遇やらの話題で持ちきりだが、岩瀬が蘇るのもひょっとして山井が調子を取り戻すのも、荒木や森野を上手く活用するのが肝要であるのではなかろうか。

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コメント

ビシエドだってノーヒットの日もある。岩瀬も打たれる日はある(続けてだけど・・・)。
全てうまくいけば恐ろしい勝率になる。だから、あと一歩で勝利が逃げる昨日の様なゲームはこの先何試合もある。

ただ、納得できないのは、押し出しの四球で更にノーアウト満塁の場面で1塁ランナーの森野を変えなかったこと。
この時点で、2点差だったのでホームゲッツーではなく、打球の方向によってはセカンドゲッツーも守り側の選択肢としてはありうる。なのに、1塁ランナー森野をそのまま。
結果は、大島のライトへの犠飛で1点差。なお1アウト1・3塁。ここでも1塁ランナーを替えるタイミングは残されていた。
7回表で森野が1人目の交替選手。控え選手は潤沢な状態にもかかわらず、策はなし。
解説の高橋さんが「1塁ランナーは森野なのでバッターに集中すればいいですよ」と言っていた。その通り。
1塁代走が荒木だったらどうだったろう。
当然バッテリーも内野陣も荒木の動きを注視しなければいけない。
荒木を代走で投入しても、谷は結果的にピッチャーゴロゲッツーだったかもしれない。
ただ、打つべき手を打たずして勝ちを逃した印象が非常に強い。

相変わらずバント失敗も目立つし、大味な野球と言わざるを得ない。
中心打者が好調のうちは大味でも最近のゲームにように勝てるけど、彼らも調子を落とす時が必ず来る。その時、チームとしてダメージの大きい負けが続くような気がする。

投稿: KONA | 2016年4月28日 (木) 17時09分

管理人さんも KONAさんも 深い〜〜ですね

投手陣は 荒木に助けられてますね

今 中日の野球が面白く見えているのは 今まで居なかった選手と活躍していなかった選手が活躍しているからだと俺は思います

投稿: アンチ落合 | 2016年4月29日 (金) 10時53分

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