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2016年8月17日 (水)

ドラゴンズプライドを見た!

◇8/16…ナゴヤドーム
中日 0ー2 巨人

完封負けをした!
もう一本が出ないのはいつも通りである。
でも何だろう?
勝ったと等しい気持ちがあるのを感じる。
負けてもストレスがない、心のモヤモヤがないのだ。
不思議な気分に襲われて少し戸惑っているのが正直な気持ちである。

昨夜は好調ジャイアンツをホームに迎えて、吉見で連敗脱出を試みた。相手も怪我明けのエース菅野。
緊迫した投手戦が予想された。
打撃がふるわないドラゴンズは勿論心配であったが…。
そして、何より驚いたのは2番に荒木4番に森野、そして3番に大島がスタメンに並べられていた。
森野のスタメンも4番も実に久しぶりで目を疑ったが、森野の意地を見たいと願った。
その森野は嬉しい期待はずれで、高校の後輩菅野を打った。何と3連続安打で躍動した。
「まだまだ俺も捨てたもんじゃないんだ!」と自分に言い聞かせているように、若手に頼もしい背中を見せつけるかのように、3本のヒットを左に右に打ち返した。
荒木のヒットに呼応したヒットもあり、在りし日の王者ドラゴンズを見ているようだった。

そして何より凄かったのが、かつてのエース吉見である。菅野を遥かに上回る気迫で好調ジャイアンツ打線をねじ伏せていた。途中早い時期に女房役の杉山をマウンドに呼んで配球について直接アドバイスした場面も印象的だった。
この吉見は今シーズン若い捕手とのコンビにおいて、場面場面でもし谷繁捕手ならどんなリードをするだろうかと考えながら投げていたと聞く。
かつて吉見、谷繁のコンビは、バッテリー賞を受賞する常連だった。
昨夜の吉見は、不調で元気を失くしてしまっているチームをそして自らを鼓舞するかのように、何と気迫の完投を果たしてくれたのだ。途中4回、坂本に上手く打たれ5番村田に投じたストレートが外角高めに行った唯一の甘い球が、実に上手くライトスタンドギリギリに持っていかれたツーランホームランだけが、失投といえば失投であった。この悔しい2失点を背中に背負いながら打線の援護を只管(ひたすら)待ちながら、最後まで113球を投げ切ったこの日の吉見は実に堂々としていたのだ。
悲壮感のかけらもなく、エースとは…、という立ち振る舞いをチーム全員に見せつけてくれた。
試合には敗れ、打線の援護は相変わらずなかったが、この日の吉見の気迫溢れる力投は、きっと不甲斐ない今シーズンの残り試合にも、巻き返し必至の来季に対してもチームのドラゴンズプライドにしっかりと火を点けたに違いないと僕は信じている。
試合に勝つ事を優先したら、途中7回のチャンスで代打が出されて当然であったが、今のドラゴンズに必要なのはエースがいや吉見が最後まで気迫を振り絞って投げ切る姿なんだと、吉見をそのまま打席に送ったベンチの決断の見事さには胸が揺さぶられた。

ベテラン森野のスタメン4番起用に応えた3安打猛打賞と、約4年ぶりの113球完投のエース吉見に、ドラゴンズブライドの偉大なる意地を見た試合になったのだ。

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