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2016年8月28日 (日)

哀しみや怒りを通り越した感情が…

◇8/27…ナゴヤドーム
中日 4ー11 広島(延長10回)

9回までは互角に、いやむしろドラゴンズの方が押しているような感じさえあった接戦も、延長10回表ツーアウトランナーなし、石原の打ったボテボテの高いバウンドのゴロがダッシュしてくる堂上のグラブに収まらなかった所から約30分間、サタデー赤ヘル祭りが繰り広げられた。たった一つのアウトを取る為に、3連投の祖父江が汗びっしょりで蒼ざめた形相でマウンドに立ち続けていた。駆け寄る仲間もなく、孤独で屈辱な戦いを続けていたのだ。いつもなら、声を掛け励まし続ける荒木もこの日は足の具合が悪く早々交代をしていた。
ゴロが捌けずピンチのきっかけを作ってしまった堂上も周平も福田も木下も、エルナンデスも苦しんで立ち尽くす祖父江に近寄る事はなかった。
石原の内野安打に続き、四球、ヒット、勝ち越しタイムリーヒット、四球、満塁ホームラン、ソロホームランとあっと言う間に、7点を献上してしまうのだった。
最初の代打松山に対して投げた外角スライダーと外角に投げたストレートの2球はストライクとコールされてもおかしくないボールだった。そして、勝ち越しを許した後の丸に対してツーボールツーストライクから投げた内角をえぐる148キロのストレートは完全にストライクだったと思う。何故、大事な勝負球をことごとくボールとコールされてしまったのだろうと考えてみた。
ブラウン管越しに見るボールは完全にコースも高さもストライクに見えたが、審判にはボールに見えた。
おそらく、ホームベース近くでは、ボールにキレが感じられなかったのではないだろうか?終速が初速に比べてかなり落ちていた事が予測される。
それは、祖父江はこの所登板過多で、しかも厳しい局面での登板ばかりで、目に見えない疲労が著しく、もう一つ球のキレや威力がなくなっていたに違いない。
だから、通常ならストライクとコールされるべき球もボールになり、自滅に陥ってしまったのだろう。
そういう意味では、祖父江一人を責める訳にはいかないが、苦しい台所事情の中で祖父江に頼らざるを得ない状況も考えていかないと祖父江自体が潰れてしまう、そんな危機をも抱いてしまうのだ。
打たれ続け木っ端微塵に粉砕されている祖父江を野ざらしにしてしまうベンチには怒りさえ覚えたが、優勝を射程圏に置いた赤ヘル打線に火が点いたらもう誰にも止められない目の前の惨状にチーム全員が金縛りにあってしまったのだろう。

哀しみや怒りを遥かに超越した感覚が身体中を駆け巡っている。
今日のエース大野にも、この神ががった広島の威力を止めるのは容易な事ではないだろう。

打線も、大島と平田を除いては今日はボールに喰らいつこうとするひたむきな姿は感じる事が出来た。
二人のチームリーダーに元気が感じられないのが心配である。チームの不振に対する想いが強すぎて気持ちが空回りしてしまっているのかもしれない。
もう捨てるものもないのだから、開き直って思い切って楽しい気持ちで野球をやるべきだと思う。

夜、巨人戦を少し観たが、追う広島に10ゲームを付けられてモチベーションを喪失した情けない戦いをDeNA相手にやっていた。
異常なまでの広島カープのイケイケ状態に、ドラゴンズもジャイアンツも完全に魂を抜かれてしまったようだ。

8月最後の日曜日、今日は果たして⁉︎

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