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2016年9月19日 (月)

大エースへの道。小笠原慎之介。

◇9/18…神宮球場
ヤクルト 1ー8 中日

雨の中の126球の熱投、粘投、正に高校野球で負けないピッチングを続けて来た小笠原の真骨頂だったのではないだろうか。ぬかるむマウンドでスパイクに着いた泥を何度も落としながら、一球一球ロージンバッグで滑りを止めて投げる姿は18歳のルーキーではなかった。
この強心臓が再三訪れるピンチに動ずることなく、山田やバレンティンの主力を打ち取る姿は天晴れだった。

この日の小笠原とはタイミングがピッタリあっていた1番坂口と、投げにくそうにしていた2番川端との対決には8打席中7回出塁を許し、自ずとクリンアップとの対決を迎えるピンチを招いていた。
ピンチになればなるほど、ただひたすら腕を振ろうと思って開き直る小笠原のストレート、チェンジアップに、流石の山田もバレンティンも圧倒されていたように見えて実に頼もしく写ったが、ならばもっと早くからやれよ!という森代行の叱咤が聞こえてきそうだ。
しかし、大エースの田中将大もダルビッシュもピンチになればなるほど、ギアを何段階も上げて打者を打ち取っていた。ということは、小笠原も大エースの素質十分であるのは間違いのない事実である。
シーズン末期ではあるが、必死にCS出場を目指すモチベーションの高いヤクルトを手玉に取るピッチングが出来たという事は来季に向けて大きな収穫であった。
プロ入りして14試合目の登板になるが、一段一段階段を確実に上がって来ているのを強く感じた昨夜の小笠原のピッチングだった。
昨夜の神宮は雨中3万人に迫る観衆が押しかけ、7割8割がヤクルトファンの完全アウェイの中で6回3分の2を無失点に強力打線を封じたのは大きな自信になった筈である。
一昨日の小熊といい、昨夜の小笠原といい、不様なシーズンながらも、この終盤になって来季への期待がグンと上がる新生ドラゴンズが垣間見えて嬉しい夜になった。

先発ライトで出場した井領に待望の初ヒット(結局マルチ安打を記録)も出た。
怪我が癒えて一軍に戻って来た荒木にも2安打が飛び出し2千本まで後42本に迫った。
来季も現役続行を希望している岩瀬が最終回に出て来て絶妙なコントロールとスライダーのキレで好調坂口、川端らを3人斬りして、大量点差に恵まれてはいたが往年の岩瀬を彷彿させてくれた。
更に、足の故障が癒えないが代打に登場したビシエドが豪快にひと振り、守っているヤクルト選手が誰一人として動く事が出来なかった大ホームランをライト最上段に打ち込んだ。

かくして、1年間やられっ放しだったヤクルトとの敵地最終戦をありえないような8ー1という大量点差で勝利したのであった。

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