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2017年4月10日 (月)

魔物にそそのかされて吉見が投げた84・85球目

◆ 4/ 9(日) ― ナゴヤドーム
 中 日 1 - 2 DeMA

自身のナゴヤドーム開幕戦を吉見は、6回二死まで打者18人を梶谷の初回のツーベースヒット1本だけで、ほぼ完璧な投球を見せてくれていた。ホームベースを縦横無尽に駆使したピッチングは、正に全盛期を思わせた。
6回二死、3巡目の桑原を迎えて、この日は引っ張りに来ていた桑原を内角のシュートを中心の攻めをしながら最後は外の球で料理する積りでいたのだろう。ツーボールツーストライクからの5球目、予定通り外角速球を選択、ボールになってもいいギリギリのコースを狙ったボールが少しだけ内に入って高めに浮いてしまったのだ。
低めを狙っての高めに浮いた球は危険である。
桑原は何とこの日初めて逆方向に狙いを定めていたのだ。
桑原の読み勝ちであろうか、見事にライト前に弾き返した。これが、吉見の84球目だった。
そして次に迎えるバッターは今DeNAで一番当たっている梶谷。吉見にタイミングが一番合っているバッターでもあった。次のロペスが全く合ってなかったので、本当はまともに勝負をするつもりは、吉見・木下のバッテリーにはなかったと思う。
初球、完全に打ち気にはやっている梶谷に対して、外角のボールゾーンを目掛けて速球の誘い球を投げた吉見。
人差し指と中指の力の加減が、ずれてしまったのだろうか?吸い込まれるように真ん中少し高めにスライド気味に入って行ってしまった。
そんな信じられない吉見の甘い球を見逃す訳もなく、梶谷の打球はジャストミート一発、センターバックスクリーン目掛けてホームラン軌道を描きながら飛んで行ってしまうのだった。吉見の85球目だった。

完璧だったこの日の吉見の、84、85の2球だけが、正に魔がさした2球になってしまったのだ。

吉見が6回にツーランホームランで逆転された1点を跳ね返すことが出来ないまま試合は終わった。

相変わらずチャンスは生まれどもあと1本が出ない状態と、運からも見離されている状態は続いている。
大島のセンター前ヒットで、代走溝脇がホームで刺されたのも、寸分も狂わなかったセンター桑原の神がかりの好返球のせいだった。返されたボールがホームベース寄りにあと10センチずれていたら、完全にホームインで同点だった。
溝脇がホームで刺された時、ドラゴンズベンチが大写しになり、カメラは吉見を捉えていた。
吉見の口が動いた!
「アウトかあ…」と。

精密機械のようだったこの日の吉見の、たった2球の失投が招いた敗因は誰よりも吉見自身が一番知っているはずである。

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コメント

全国的に雨模様で、ドラも小休止です。

今晩は。

開幕から3カードを消化して1勝6敗2分…恐る恐る「ブログ村」で色々な方のブログを見ると一部を除いて、まだまだ応援傾向の内容が多くてホッとします。

さて、今日付けで井領と阿部が昇格となりました。待ってました!特に井領。昨シーズン後半、徐々に実力を発揮し始めていただけに秋の怪我が悔やまれますが、遠藤が降格した所を見るとレフトで先発もあるのだろうと思われます。このチャンス掴んで欲しいですね。そしてここからは私の妄想…
1番(中)大島
2番(二)京田
3番(左)井領
4番(一)ビシエド
5番(三)ゲレーロ
6番(右)平田
7番(捕)杉山
8番(遊)阿部…明日のスタメンがこんなだったらいいなぁ。


投稿: 一家言おやじ | 2017年4月11日 (火) 22時58分

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