« 143分の15ゲームではあるが… | トップページ | 7つの『初』づくしの勝利 »

2017年4月20日 (木)

勝利が皆んなに笑顔を運んでくれた夜

◆ 4/19(水) ― ナゴヤドーム
 中 日 4× - 3 阪 神
  (9回サヨナラ)

息苦しい試合が始まって約3時間33分後、俊足京田が一塁ベースにヘッドスライディング、線審土山の両手が広がった。
サヨナラ勝ちだ!
皆んなの力が繋ぎ合って勝ち取った勝利である。
ベンチが映った。
森新監督が誰よりも一番大きく手を叩いて喜んでいるのが見えた。
ベンチ全員が京田のもとに駆け寄って行く。
全員が笑顔だ!
勝つということは、これなんだ。
これがチームワークなんだ。

外野の声が喧しい中、森新監督は遂に英断を下した。
不調で焦りまくるゲレーロをメンバーから外した。
4番を打ち続けて来たビシエドを7番に落とした。
ルーキー京田を初めて1番に抜擢した。
打順も大きく替えて臨んだ背水の試合だった。

最終回、ゲレーロの代わりにスタメンで出た、堂上が先頭バッターとして三塁線を破るツーベースで出塁。
7番に下げていたビシエドとの勝負を避けて阪神バッテリーは敬遠を選択。無死一塁二塁である。
木下が苦しい場面で送りバントを成功させる。
途中出場の好調亀沢と1番に抜擢されるもここまでいい所がなかった京田の2人の左バッターに左腕高橋を起用する阪神。右バッターはゲレーロと阿部と杉山が残っていたが、代打起用は100%ないと読んだ阪神の采配だ。
亀沢は粘るも内野フライを上げてしまった。
ツーアウトバッター京田。
多くのファンや関係者はまたまた延長戦を予想した。
が、僕は京田がゴロを転がせば何かが起こる予感を抱いていた。
「叩きつけろ!叩きつけろ!」と念仏のように呟いていた。京田のバットが高橋のストレートを逆方向に弾き返した。当たりが良すぎる気もした。祈った。
何と名手鳥谷が京田の俊足に慌てたのか、ボールを弾いたのだ。間一髪セーフ!京田の足が優ったのだ。
1番に抜擢されて何も出来なかった京田が最後の最後に足とガッツ溢れるヘッドスライディングで勝利を導いたのだ。
森新監督の英断が、それぞれの役割を担ったコマの働きで実った瞬間だった。
暫くの間見放されていたツキも味方してくれた。
野球の神様もやっと微笑んでくれたのだ。

選手もスタッフも全員笑顔だった。
ドームのファンもテレビラジオの前のファンも全員が笑顔になった9時33分である。

この歓喜の瞬間を絶対に忘れないように明日からも一歩一歩失ってきた物を取り返して行こうと皆んなが思った昨夜の1勝はただの1勝ではないはずだ。

|

« 143分の15ゲームではあるが… | トップページ | 7つの『初』づくしの勝利 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/261481/70316824

この記事へのトラックバック一覧です: 勝利が皆んなに笑顔を運んでくれた夜:

« 143分の15ゲームではあるが… | トップページ | 7つの『初』づくしの勝利 »