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2017年5月18日 (木)

野球の神様に見捨てられた森采配の行き先は?

◆ 5/17(水) ― 阪神甲子園球場
  阪 神 2 - 1 中 日

8回116球被安打3、6奪三振与四球2、失点2、完投。
これが昨夜のバルデスの投球成績である。
立派な完投勝利投手の成績である。
しかし、負けた!何故だ?
ドラゴンズは8安打を放ち、塁上を5度賑わせて取った得点が1、平田のセンター前タイムリー1本だった。
平田のタイムリーで同点に追いついて更に一死一三塁7回の最大のチャンスに、阪神は好投能見を思い切って桑原に替えた。本来ならここでドラゴンズも動くべきだと思うのだが、堂上をそのまま策なくただ打たせた。
堂上は相手チームを揺さぶる様子もなくあたかもクリーンアップの打者のように大きなスゥィングをしていた。
150キロ連発の桑原のストレートに負けた打球はファールが精一杯のように見えた。それなりにファールで粘りはしたが、最後は鋭い低めのカットボールに空振り三振を喫してしまいツーアウト。問題は次である。
バルデスは杉山を相手に阪神を7回までスイスイと原口に打たれた5回のホームラン1本だけに抑え、四球も与えてなかった。無駄なボールは1球たりともなく完璧なピッチングを繰り広げていたのだ。ホームラン以外は完全にパーフェクト状態だったのだ。
しかし、しかしである、その杉山に代打藤井を送ってしまうのだ。藤井は初球を敢え無くショートにゴロを転がし逆転のチャンスを潰してしまった。
森監督に勝ち運があるならば、果たしてこの采配を、このような選手起用をしているだろうか?
最大ののピンチにオーソドックスなプレイヤー堂上は相手にとってプレッシャーは最小であろう。小技もなく何らかの揺さぶりも見せないドラゴンズの姿勢を力勝負と捉える阪神には楽だと言えた。相手がいやがる選手起用をしなくては拮抗した局面をこじ開けることは難しいのだと思う。ならばここは代打工藤か亀沢ではなかっただろうか?そして、工藤か亀沢で上手く行かなかったとしても次の杉山は替えるべきではなかったと思うのだ。バルデスを替える選択肢は考えられかったのだから…。いいリズムを作り続けている相棒杉山の交代にはリスクが多すぎるのだ。結局、堂上をそのまま打たせて失敗、杉山にも代打藤井を送って失敗。実はこの采配の結果で昨夜の勝ち運は雲散霧消して行ってしまっていたのだ。

8回からは野球の神様からも呪われているかのような負け運のシンボル松井雅が登場して来てしまう。松井雅は先日、スタメン発表後の試合前に相手チームの練習ボールを顔に受けてしまうという考えられない程の不運な男である。その試合は申し訳ないが松井雅の負傷欠場のお陰でチームは連敗を脱出するのだ。
奇跡的な9回にビシエドの逆転スリーランが飛び出す勝利だった。松井雅の怪我もビシエドの逆転ホームランもなかなか考えられない出来事だとしたら、これは松井雅がいかに疫病神であるかという証明のようにも思えた現象であった。

松井雅に替わったことによるバルデスへの影響は7回には現れなかったが、阪神の早打ちに助けられたものだった。松井雅は初球の入りが外のストライクというデータによる早打ち作戦のように見えた。そしてそのデータによる阪神の早打ち作戦が8回には功を奏してしまう。
8回、一死後唯一ホームランを打たれている原口を嫌がったのか珍しくストレートで歩かせ(初四球)、梅野に送りバントを初球に決められ、前の回守りから9番に入っていた高山に何と初球を狙われセンターオーバーの勝ち越しツーベースを打たれてしまうのだ(2本目のヒット)。
打たれたボールは外よりの低めのストライクのストレートだった。
   ここでも細かい話だが記しておこうと思う。
8回の原口への四球だが、初球の入りは外のスライダーだった。おそらくストライクのスライダー要求だったのだろう。原口の初球を狙っているのが見え見えなのを察したバルデスがストライクを嫌がってバットの届かない所へボールのスライダーをわざと投げたのではないだろうか。この段階で捕手松井雅と意志の疎通を欠いているバルデスを何となく感じてしまった。そして、何となく原口をストレートの四球で歩かせてしまったように思えた。この微妙な意志の疎通のズレが、梅野、高山への初球の入りの甘さに繋がって行ったような気がしてならない。悪魔に魅入られた2球になってしまったのだ。
リードされたバルデスはその後自分を取り戻し、ピンチを作るが自分のペースで松井雅のサインに沢山首を振りながら後続を断ち8回を投げ切った。
杉山を替えた影響は結果以上に甚大だったのだ。

最終回に訪れたラストチャンス一死一三塁に、何と疫病神松井雅に初球にセフティスクイズのサインを森は出したのだ。
そのまま打席に立たせたことにも疑問が残るが、大事な局面にスクイズをこの疫病神に…!決まる筈がない。
自分も生きようとしたのか、慌てて走り出すような中途半端な姿勢で試みたスクイズバントはファーストファールフライになり作戦大失敗に終わるのだ。ついている選手ならこれがファールになりもう一度チャンスを貰えるのだが、この疫病神には初球失敗の鉄槌が下ってしまうのだ。ここでも代打はなかったのか?工藤もバントの上手い木下もいたのに…。
最後の打者は代打周平だった。大ピンチを逃れ開き直ったドリスの力一杯のクソボールを2球続けて空振りした無様な格好の三振で全てが終わってしまった。

ことごとく、野球の神様に見捨てられた森采配はドラゴンズファンをまた一歩深い奈落の底に突き落とした。
どちらにも勝つ可能性のあった試合に、敢えてトップオブザ疫病神の選手を使う森采配に神様は首を振ったとしか思えない試合だった。

書きたくないが、何をやっても上手く行った金本采配とは雲泥の差があった。好投能見をすっぱり交代させたこと、スタメンを外されて悔しい想いの高山を能見交代と共に中谷に替え敢えて9番の打順に据えたこと(これは矢野コーチの強い進言だったらしい)、そして試合後金本監督は試合のヒーローに好投能見を始めとしたリリーフした桑原、ドリスら投手陣と、高山9番起用を進言した矢野コーチを上げていた。ドラゴンズの負け采配を嘲笑うかのように聞こえたのはきっと僕1人ではなかったと思う。悔しいが認めざるを得ない見事な金本采配だった。

野球の神様にすっかり嫌われた森采配はこれから何処を目指して行けばいいのだろうか、僕自身も分からなくなってしまっている。

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コメント

今年はコメントを送るのを止めようと決めていましたが、我慢ならないので送ります。

一体、どのような基準でスタメンを決めているのでしょうか?

まずは荒木、スタメンで使うような選手じゃない。100打数以上で20本以上安打を放っているのに、たったの打点1 いかにチャンスに弱いか・・このような選手をスタメンで出場させていては、他の選手もやる気を無くす。ファンもがっかりする。考えられる理由は、2000本安打という話題性のみ おそらく球団側から荒木を使えとの指示が有るのでしょう。

次に京田、新人である程度頑張っているが、どうして堂上を控えに回してまで使うのか?これも勝利優先というよりも話題作りにしか見えない。あるいは、若手を育成していますよとのポーズとしか思えない。どうしても使いたいなら荒木の代わりでしょう?

藤井も大事な場面では全く頼りにならない。野球脳が無いのです。ただがむしゃらにやっているだけ。たまに活躍する程度の選手なのです。

その他、ファンとしては福田や高橋を見たいのです。どうして使わないのか?活躍されて主力選手となり、年棒を上げるのが球団としては嫌なのか?はてまたファンに対する嫌がらせか?

もう中日という球団に未来はない。選手とファンを中日という球団から解放して下さい。

投稿: doradora | 2017年5月18日 (木) 20時39分

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