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2017年7月31日 (月)

8月のドラゴンズに光が…

◆ 7/30(日) ― ナゴヤドーム
 中 日 7 - 0 阪 神

昨日、杉山が久々の今季2度目先発の八木を実に丁寧にリードをした。135キロ前後の速球とカーブ、スライダー、ツーシーム、シンカーを上手く駆使しながら緩急そしてホームベースを縦横無尽に使い、好調阪神打線に付け入る隙を与えなかった。6イニングを104球被安打2、与四球3失点0は立派なピッチングである。八木に要求するボールの意図が八木にしっかり伝わっていたのを表すのに、104球八木は一度も杉山のサインに首を振ることがなかったのがその証拠である。必然的に球数も無駄に増えることもなく、そのリズムも快適で野手にとっては攻守に心地よい集中が生まれて拙いプレーもなく早い回に得点を上げることもできた。
八木は久々の登板を実に快適に気持ちよく投げ終えることができたのではないだろうか。
杉山は、リリーフした又吉、祖父江、伊藤にも同様なリードで3人で35球被安打2無四球無失点で切り抜けた。

ずっと言い続けてきた捕手のリードはこういうことなのである。バッターに狙い球を絞らせない、バッターに考えさせることによってバッティングをさせない工夫が必要なのだ。前打席でのリードがどうだったのか、前打席でバッターはどの球を打ったのか、そしてこの打席で何を狙っているのか、それを自分の頭にある記憶力でデータを瞬時に分析する頭脳が要求されるのが捕手であり、それを投手に間を置かずにシグナルで意図と共に確実に伝達するのが捕手の最大の役目なのである。
かねてから杉山はそれができ得る捕手だと思っていた。
残念ながら松井にはその学習ができてなくて、何度も何度も同じ過ちを犯しそれが全て打たれた投手の責任にされてしまってきたのである。

昨日のVTRを今日改めてゆっくり観てみたが、杉山のリードの丁寧さや細かさ、そして投手とのコミュニケーション力に格段の進歩を感じることもでき、疑心暗鬼気味だったドラゴンズリリーフ陣も杉山のサインを信じて投げ込んでいるのが伺われた。
普通に試合を観ている人にはどうってことはないかもしれないが、これは本当に大切なことなのである。
昨日のベンチでは、杉山と八木、そして監督やコーチと話をしている姿を頻繁に見ることができた。
この何の気なしのコミュニケーションが最も大事なことなのだと改めて思う訳である。

久々登板の八木も不安が一杯だったと思うが、自信に溢れた杉山のリードが頼もしく思え、気持ちよく投げられた104球だったのではなかったろうか。
杉山の成長とその自信が弱体化し始めていたドラゴンズ投手陣をもう一度押し上げてくれる後半戦になるような予感をさせてくれた試合になった。

右左関係なく、今後の試合は全て杉山で行ってくれさえすればまだまだ逆襲も夢ではない。

そして、今朝朗報がひとつ飛び込んできた。
日ハムから金銭トレードで谷元投手がドラゴンズに入団するニュースである。日ハムでは貴重なセットアッパーで今季も36試合に登板して1セーブ21ホールドを上げている正にバリバリのリリーバーである。
これは本当に夢のような朗報である。
体は小さいが馬力のあるタフな投手だけに、ここからの働きが想像される。谷元の入団によってひょっとしたら又吉がまた先発に戻ることができりかもしれない。

杉山の進歩した姿と谷元の電撃入団で急に8月のドラゴンズに光が差し込み始めた。
暗澹たる7月だったドラゴンズだが、見捨てずにまた応援して行こうと思った月末になった。

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コメント

昨夜はスタメンを確認した時点で失望し、試合を追う事は止めました。結果は土壇場で追いつき引き分けた様でしたが…結果を残した選手は継続して起用して欲しいですね、特に松井佑介は平田不在の今が大チャンスなのですから。松井佑―福田と並ぶ打順は期待感が膨らみます。1つずつ打順を繰り上げて、大島―ゲレーロ―ビシエド―松井佑―福田なんて中々だと思うのですけど。

近藤さん、今日は。

杉山、良かったですね。全ては近藤さんが記されていた通りで、見ている私たちにも安心感を与えてくれた気がしました。悪友は杉山の素晴らしさを語る私に対して「杉山マスクで打たれて負けたら投手のせいにするんだろ?」なんて言いますが、私は杉山なら「オールOK」だなんて言うつもりはありません。彼だってミスをするし、大量失点する事もあるでしょうし。ただ、雅マスクの時に大いに気になるのは、近藤さんも記されている様に「テンポの悪さ」と「勝負球に持って行くまでのプロセスのもどかしさ」「ピンチになればなるほど周りが見えなくなり読まれ易いリードになる」という事。これは恐らく「治し様の無い致命的な欠点」だと思います。何故そんな事が言えるのか…3年程前に近藤さんがこの場所で雅に対して同じ様な事を指摘しておられるからです。つまり3年余り経った今も何も変わっていない、成長していない事の証明じゃないですか。「ホームランだけは駄目ですから」と言いながら同じ打者に同じ様に打たれる、「僕も未だ余裕が無いですから」と平然と言ってのける、呆れてものも言えません。試合中に投手やコーチと頻繁に会話している杉山を見ると雅にはどうしても物足りなさを感じてしまうのですね。私は谷繁元監督が一向に周りの見えて来ない雅に引導を渡したと思っていたのですが…森さんなんでしょうかねぇ、決めているのは。勿論、全ての事柄の最終責任は森さんが取るのでしょうけど…何か釈然としない、腑に落ちないんですよ。

さて、先発は今永でしょうか。左ですから松井佑と杉山はスタメンの可能性大ですね。頑張って貰いたいものです。

長々と脈略の無い文章で済みません。お邪魔致しました。

投稿: 一家言おやじ | 2017年8月 3日 (木) 17時02分

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