« 大敗のドームに響いた「ピッチャー浅尾」のコール | トップページ | 頼もしくなった小笠原 »

2017年9月26日 (火)

ドラマチックな1日がもたらす来季への決意

◆ 9/24(日) ― ナゴヤドーム中 日
 中 日 3χ - 2 広 島
 (9回サヨナラ)

21年の野球人生を終えた森野の眼には涙はなかった。

ナゴヤドーム最終戦・森野将彦引退試合に36297人が集まった。ほぼ超満員に膨れ上がったドームでゲームはドラゴンズ笠原、カープ野村の投げ合いで淡々と進んで行った。7回表にアンラッキーな代打新井のヒットで招いた二死満塁のピンチに笠原は制球を乱し、田中に死球、野間に四球と2つの押し出しを許し2点を先制されてしまう。そして、遂にその裏その時がやって来た。
無死一塁バッター笠原に代わって代打森野、21年1801試合5707打席を迎える森野の清々しい顔があった。
「ありがとう森野将彦」のプラカードを持った沢山のファンの声援の中で、森野の最後の打球はファーストへのゴロとなった。懸命に走る森野はゲッツーを免れた。
そこにヘルメットを被った一年先輩の荒木が駆け寄って行った。森野に代わり代走荒木だった。この憎い演出にスタンドが沸いた。森野と荒木が笑顔で軽く抱擁を…何だかグッと来るシーンである。最後の打席を終えて荒木と交代した森野は帽子を取ってスタンドに挨拶を送る。
両軍ベンチから花束が’…、自軍からは森野を慕う後輩の藤井が、相手チームからは高校の後輩田中が、森野に21年の労いの花束が渡された。そして森野を全選手全スタッフが迎える、見慣れた光景が繰り広げられた。
何度も見るシーンだが思わす胸が熱くなるシーンだ。
森野!お疲れさん!と声を掛けたくなった。
常勝ドラゴンズ時代を牽引した象徴的な選手の1人である森野は僕達のヒーローである。
この5年間、Bクラスに甘んじるチームに厳しくも暖かい激励の眼差しを送る森野の優しさが試合後のセレモニーの言葉には溢れていた。
来年はチームに打撃コーチとして残ることも発表されて嬉しくなった。

このゲームは、8回にゲレーロに同点ツーランホームラン35号が飛び出し、9回には次代のドラゴンズを森野に代わり支えて行く京田が145本目の安打で出塁、森野に可愛がられて森野に餞けの花束を渡した藤井のこの日4本目のヒットで京田がサヨナラのホームを踏んで勝利するのだった。ナゴヤドーム最終戦に野球の神様の粋な演出で、チームにもファンにも何より引退する森野にこれ以上ないプレゼントをもたらしてくれた。

森野の引退セレモニーに続いて、全選手の整列前で森監督による1年間の「感謝とお詫び」の挨拶がドームの観衆に披露された。
かろうじてホームでの成績が34勝32敗3引き分けと勝ち越すことができたのがせめてもの慰めだった。
このていたらくのチームの最終戦に森野の引退試合とはいえ、ドームに駆け付けてくれた超満員のファンの為にも来シーズンは絶対にやってもらわねばならない。

この僕のドラブロも残す所7試合になった。

|

« 大敗のドームに響いた「ピッチャー浅尾」のコール | トップページ | 頼もしくなった小笠原 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/261481/71817350

この記事へのトラックバック一覧です: ドラマチックな1日がもたらす来季への決意:

« 大敗のドームに響いた「ピッチャー浅尾」のコール | トップページ | 頼もしくなった小笠原 »