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2017年9月19日 (火)

ささやかだが忘れられない1勝!

◆ 9/18(月・祝) ― ナゴヤドーム
 中 日 2 - 0 巨 人

遂に、いや、やっと、いや、当然のように、昨日広島カープがリーグ2連覇を果たした。
いやぁ今年のカープは強かった!
84勝のうちほぼ半分の41試合が逆転勝ちだということである。これはとにかく凄い‼︎
一昨年は前健が抜け、昨年は黒田が抜けて、チームの支柱が抜けて行ってもぶっちぎりの優勝を遂げたのは、それを補うのに余りある選手層の厚さであったことが証明されたことである。
他の畑を羨ましく思うばかりでは仕方ないので、来年に向けて自分の畑を見つめ直し作物を育て直して行かねばならない。

という意味で、昨日はその可能性を大きく感じることができるゲームを見せてくれた。
新潟医療福祉大学卒の22歳、ドラフト4位の笠原翔太郎投手が、巨人相手に8回2安打4四球1三振104球無失点の成績でプロ入り初勝利を挙げた。
先発3試合目の勝利だったが、この日初めて武山と組んだので、試合前から好投の予感は充分あったのは事実である。巨人へのデータは松井と組んだ時のデータしかいってなかった筈だから、笠原ー武山の配球は読めなかったのではないだろうか。スローカーブ、チェンジアップが速球の合間に旨く配されていたが、実に読みにくい配球になっていた。正に武山の勝利であると言えよう。
140キロに満たないストレートにジャイアンツ打線は殆どが押されていたようだ。最初から右打ちに徹していたマギーと石川に、外のストレートを狙われ打たれた2本だけがヒットとなったがあとは完璧だった。
来季は貴重なサウスポーとしてローテーションの一角を担う期待を抱かせてくれた。今日登板の小笠原と左の二本柱になってくれると嬉しい。
巨人の阿部が左の若松みたいだと言ったらしい。
タイミングが合わせにくく、見かけよりもずっと生きた球が来る投手なのだろう、きっと。
何しろ聞いたことのない大学で、しかもプロ野球選手が1人もいない新潟の大学出身の選手である。
ドラゴンズの正津スカウトの「眼」が産んだ北越のヒーローになって貰いたい。
昨日はもう1人のルーキー京田がドラゴンズの新人安打記録を樹立して、更に平成に入ってのセ・リーグ記録の高橋由伸も抜いた日になった。あとはミスタープロ野球の長嶋茂雄さんの記録153本だけが京田の上に横たわっている。そのことをインタビューで聞かれると、戸惑いながら謙虚に残り試合一本一本打てるように頑張りますと語っていたのが印象的だった。
きっと打って超えて行くような気がしている。
こんな男にこそ野球の神様は力を与えてくれるものだ。

またこの日は藤井にプロ入り初の代打ホームランが飛び出して笠原に初の白星を捧げた。

ドラゴンズファンには忘れることのない勝利になった。
広島カープの優勝とは比べものにはならないが、このささやかな喜びの積み重ねがやがては大きな喜びに繋がって行くことを信じて頑張って貰いたいと改めて思った。


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2017年9月15日 (金)

終わりくらいはよしとせよ!

◆ 9/14(木) ― 明治神宮野球場
 ヤクルト 1 - 2 中 日
 (延長10回)

金曜日に1試合も野球がない日はここ数年なかったような気もする。セパ両リーグ共に首位チームがマジック1になった。そして明日土曜日に両リーグ共優勝が決まりそうだ。同時優勝なんてあっただろうか?世間の注目度や盛り上がりやニュースの扱い等が半分ずつになってしまうのが何とも両チームのファンには悩ましい所だろうか。
我がドラゴンズも残り試合12となり、注目は京田の安打数とゲレーロのホームランダービーだけになりつつあるが、成績表のゲーム差の表記の隣に△の印がついているのだ。これはまだクライマックス出場が0ではないということである。(笑)
あり得ないことではあるが、ドラゴンズが12連勝して巨人が13個負けて、DeNAが11個負ければ出場できることになる。ということは、巨人が2勝、DeNAが3勝したらジ・エンドになる。まあこれは時間の問題である。
数字上の可能性を探って行けば0ではない所が面白い所であるが自力ではない所がミソである。
と、バカバカしいことを書いてしまったが、昨夜の神宮もチャンスは作れどタイムリーが出ない両チーム共残塁の多いゲームになった。1ー1で緊迫した試合のように見えるが最終的には延長10回決勝ワイルドピッチという締まらない決着となった。
ドラゴンズファンは勝ったからまだ救われるが、ヤクルトファンには堪らない結末であろう。
ともあれ、ドラゴンズはあの悪夢の3連敗の禊ぎを祓うことができたように思うので来季以降を考えれば良かったのではないだろうか。
他の4チームにも、残り試合で今季の厄払いを全て済ませて貰いたいのが本音である。
明日からは阪神とラスト2ゲーム、巨人と2ゲームがある。 是が非でも「蛇頭竜尾」を目指して貰いたい。
「終わりよければ全てよし 」ではないが、「終わりくらいはよしとせよ」の意気込みでやって欲しいのだ。

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2017年9月14日 (木)

ナイター観戦あるある

◆ 9/13(水) ― 明治神宮野球場
 ヤクルト 2 - 1 中 日

お互いに塁は賑わせどホームに返せないという、下位低迷チーム同士の戦いの典型のようなゲームになった。
9安打2四死球2併殺8残塁1得点のドラゴンズと、7安打4四球3併殺6残塁2得点のスワローズ、似たり寄ったりの打撃成績で大野、原の両投手もバックの好守備に助けられながら要所要所を踏ん張り、なかなか締まったゲームのようになった。しかし、大野は完投したが1ー2で敗れた。ツキを持っていた選手がいたかいなかったかの違いのように思えた。昨夜ヤクルトには山田という野球の神様に妙に好かれた選手がいた。チャンスで2度回って来てラッキーが手伝って2打点、またピンチではいい当たりがことごとくこの山田の所に飛んで行きスーパープレーが幾つも飛び出した。
ドラゴンズにとっては肝心の場面が全て山田絡みになってしまったのが不運だった。

前回完封という素晴らしい大野を見せてくれたが、この日も最後まで1人で投げ切り、敗れはしたが先発投手としての存在感を示したと思う。

ビール半額デーのこの日の神宮には5位6位の戦いに関わらず2万5千人以上が集まった。緊迫した2ー1という1点差ゲームになったが3時間を割る試合時間で、集まった観客にとっては非常に有難いナイター観戦となったに違いない。終電に焦ることもなく、何処かで一杯飲みながら野球談義やファンならではの反省会ができる時間が持てるからだ。
勝った方のファンにはビールが美味く、敗れた方のファンはちょっぴり酒量が増える飲み会になっただろうか。
来年こそは優勝を争う位置にありながら、そんな試合後を過ごしたいものである。

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2017年9月13日 (水)

あの悪夢3夜以来の神宮が…

◆ 9/12(火) ― 明治神宮野球場
 ヤクルト 1 - 8 中 日

7月25日からの神宮3連戦、不様な3連敗を喫したあの悪夢の3夜が、思えば2017ペナントレース離脱が決定的となる運命の始まりだった。
約1ヶ月半ぶりに神宮に現れたドラゴンズ、不順な気候は相変わらずだが次第に秋風も吹き始め、広島のマジックも5となり優勝は時間の問題で、阪神、DeNA、巨人の3チームの順位とクライマックスシリーズ出場権の争いだけに興味は移っている。ここ神宮で戦う中日、ヤクルトの両チームだけが蚊帳の外で観客にとっては今年最後のナイター気分を味わうのが唯一の楽しみだろうか?
昨夜の東京は異常に蒸し暑く(試合開始時点で湿度90%を記録)雨の不安もあったので、駆け付けた熱心なファンも秋近いナイター気分どころではなく真夏時のナイターさながらの観戦になったのではないだろうか。
前回の悪夢の3連戦の始まる前は、90試合39勝48敗3分けで4位巨人とのゲーム差は2.0だったが、そこから昨夜までの38試合を13勝23敗2分けで暑い夏を戦ってきたと思えば、いかに我がドラゴンズの体たらくさが顕著に現れているかを物語っている。
そのつまづきの端緒となったのが正にあの悪夢の3連戦3連敗だったのである。
第1戦が取りつ取られつの乱打戦が延長10回笠原のサヨナラ押し出し負け(8ー9x)、第2戦が6回で大量10点リード(10ー0)から延長10回大逆転負けを喰らったアンビリーバボーゲーム(10ー11x)、第3戦は戦意を喪失したのか大量11失点で大敗(2ー11)と、思い出したくない3連敗であった。あれ以来の神宮で昨夜もドラゴンズの打線が序盤から爆発して7回を終わって8ー1と7点差を付けてリードしていた。最終的には、死球で途中退いたゲレーロを除く先発全選手(投手山井も含む)が安打を記録、内6人がマルチ安打を記録(松井祐は猛打賞)して、打ちも打ったりの15安打4四死球を奪うのだが、実はスタンドのドラゴンズファンは最後の最後谷元が代打武内をレフトフライに打ち取るまで不安だったのではないだろうか?僕自身もテレビを観ながらこの球場に棲む魔物がいつ騒ぎ出すか心配で心配でならなかったので、ヤクルトの打者ひとりひとりとドラゴンズ投手陣がボールを投げる1球1球にドキドキしていたのである。

あの3連敗さえなかったらと、シーズンが終わった時ドラゴンズファン全ての語り草になるであろうと思うが、その悪夢を今年中に断ち切っておく為に、何が何でも3連勝を飾って欲しいと願って止まない。

まず第1戦は新しいメンバーの並びで大勝した。

そして、今夜はアンビリーバボーゲームを作った立役者(?)、大野雄大の登場だ。彼自身にとっても最大のリベンジチャンスナイトである。今夜は爽やかな暑い夜になり、何とビール半額ナイターらしい。
ドラゴンズファンの酒量がご機嫌でマックスになるのを期待している。

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2017年9月11日 (月)

武士の情けの気高さを…

◆ 9/10(日) ― ナゴヤドーム
 中 日 3 - 4 広 島

昨日の岩瀬起用は果たしてあの場面が適当であったのだろうか?という疑問が湧いてくる。
自らのメディカルチェック及びメンタルな部分のチェックも施した後、自身の進退をかける為の一軍登板を期した岩瀬にとって、その「結果」が持つ意味は非常に大きい筈である。
広島の勢いに2連敗を喫し、この日は小笠原が若さに任せて好調打線に立ち向かいながら6回を1失点に抑え、味方の打線が奮起して奪った得点で3ー1とリードしての継投だった。ブルペンには、祖父江、谷元が2連投、アラウホ、福谷は勝ちパターンではなく、伊藤、又吉、田島、そして岩瀬しかいなかった。
しかし、この日の小笠原は速球も走り、カーブ、チェンジアップと緩急の投げ分けもできて、広島打線を圧倒していた。タイプは違えど、同じ左腕で、小笠原程の威力のあるストレートもなく、オーソドックスにコーナーに投げ分けるコントロール主体のテクニックで投げる岩瀬はカープ打線にとっては組みやすい投手であったに違いない。
せめて1人右を挟めば違っただろうが、小笠原即岩瀬の継投には疑問が残る。ましては上がってきたばかりで進退もかかる超ベテラン岩瀬にはあまりにも厳しい場面ではなかったのではないだろうか?ならばせめて、丸、松山の左二枚まで小笠原を続投させ、エルドレッドで伊藤をワンポイントに挟んで、安部の所からの起用とするとか、休養万全の又吉を先に投げさせてカープの息を止めてから8回下位打線の所からの起用とするのがベターではなかったのではないだろうか。
しかし、できることなら一軍復帰最初の登板だけは、負けてる場面、例えば一昨日谷元が逆転された後の比較的楽な場面での起用とか(残念ながらまだ未登録ではあったが)が望まれる所だった。
台所事情もあろうが、絶好調で神がかっている広島戦での登録は避けて、次のヤクルト戦にするとか、稀代の功労者岩瀬にはもう少し細かい配慮が必要だったような気がしてならない。
「結果」に対してこだわるのはベンチの森監督ではなく岩瀬本人だからである。丸に粘られ四球、松山に初球をライトスタンド最上段にどデカイ同点ツーランを浴びた岩瀬の心の痛手は他の人間に計り知れないものだろう。
打たれて交代して戻ってきて、ベンチの端に腰掛けてグラウンドを見上げる岩瀬の姿が何度となく映し出されたが一体何を思っていたのだろう。岩瀬の元に誰も近寄る者がいなかったのも何だか哀しく思えた。

9月の日曜日スタンドは超満員で、半分以上が優勝間近のカープファンの赤色で埋まっていた。
昔日の常勝チームを支え続けてきた鉄腕岩瀬の落日と、ビジターチームにも拘らずホームチームを圧倒し仁王立ちしている現在の常勝チーム広島カープの姿が、鮮やかなコントラストを表しているように思えた。

『諸行無常』『盛者必衰』の思いを強く抱いた初秋の黄昏時になってしまった。

試合後両チームの2人の言葉や姿に武士の情けを感じざるを得ないことがあった。

  1人は捕手武山、小笠原の独りよがりの考えに苦言を呈して「あいつは自分の事しか考えていない。上手く投げられているカーブばっかり首を振って投げたがっていたが、こっちは先のリリーフ投手の時の事まで考えて伏線を張りながら配球を組み立てているんだ。カーブ打線に内を強く意識させる必要があるから内に速い球を要求しているんだ。それが岩瀬さんの時に上手く生きずに影響してしまったんだ」と敢えて伸び盛りの若武者小笠原の自分勝手をたしなめる発言で岩瀬を庇った。

もう1人は広島の松山、ヒーローインタビューでアナウンサーにファンに向かってお決まりの雄叫びのようなモノを求められて、「いや、まだ優勝した訳ではありませんから、これからも優勝するまで一生懸命やって行くだけです」と謙虚に控え目に歓びを抑えたように答えて、ホームチームのドラゴンズファンに配慮を見せた。これはそのまま、球界の先輩岩瀬からホームランを放ちヒーローになった松山の岩瀬に対する尊敬の想いがこもった配慮だったに違いない。

岩瀬にとっては何かが変わることのない「結果」があるが、この2人の選手の態度と言葉に気高い武士の情けを抱かざるを得なかった。

人間は決して1人で生きられるモノではないのだから。

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2017年9月10日 (日)

谷元の良さを松井雅はもう一度確認せよ!

◆ 9/ 9(土) ― ナゴヤドーム
 中 日 5 - 9 広 島

逃げ切りの役目で7回に出て来た谷元がカープ打線の餌食になり逆転負けを喫した。
前日の負け試合にも3番手で登板して連投だった。
使い方を固定すべきだと思うが現在のチーム状況では仕方ない部分もあるが、ならば昨日は最後の最後のどうしようもない所まで使うのを我慢して、ここはまず又吉を前倒しで登板させる手もあったのではと思う。
微妙な球のキレや伸びがいつもの谷元とは違っていたように思えた。
谷元のドラゴンズに来てからのデータを見てみると、松井雅との組み合わせが1番成績が良くないのが分かる。
7イニング投げて失点7、被本塁打2、防御率9.00と打たれまくっている。スライダーに頼るリードが主で、伸びのあるストレートを上手く使えてないようだ。緩急も使えてないので、強打のカープ打線には簡単に打ち返されてしまう。マウンド上で時折「おかしいな!」という表情をする谷元が映り自信を喪失しているように見える。
昨日も思ったことだが、谷元で逃げ切りを図る所から逃げ切りの成功確率の非常に高い武山に替えるべきであったと思う訳だ。
投手の状態をいち早く察して、その日の軸となるボールを生かす勝負を組み立てる力は松井雅の比ではない。
ここの部分をどうやら未だに森監督、田村コーチは理解してないようだ。9月に入って1勝も出来ず4連敗の松井雅には勝ち運はまるでないのだけれど…。
因みに武山は2勝1敗である。
仮に松井雅が先発してリードしていたら、リードしているうちに逃げ切りの武山と替えるのが得策であるのは誰が見ていても分かることのようだが…。
松井雅の被本塁打数も多く9月に入って既に5本を数えていて、大詰めの被本塁打の危険度は高いのだ。
捕手の話をすればいつも同じ話になるのが心苦しいが松井雅がマスクを被っていると勝つ気がしないのが本当の所である。昨日は珍しく盗塁を2つ刺したが、3個盗まれている。与える四球数も半端ではない。
ホームランも四球も盗塁も勿論捕手だけの責任ではないが、ドラゴンズの場合は見ていると捕手に依る所が多く松井雅の場合が桁違いに成績が悪いのである。

今の広島は最早誰にも止められない感じだが、今日の小笠原にはまたまた期待したい所ではある。

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2017年9月 9日 (土)

完敗の中にも何か探さなきゃ!

◆ 9/ 8(金) ― ナゴヤドーム
 中 日 0 - 3 広 島

点差以上の完敗であったように感じた一戦となった。
選手個々の力の差なのか、采配の差なのか、目的意識の差なのか分からないが、なぜこんなにチーム力の違いを感じてしまうのだろうか?
走攻守のどれを取ってみても、現在の段階ではドラゴンズはカープに大きく差をつけられてしまっているのは否めない。
3年目25歳、ドラフト2位入団の薮田から1点も奪えず完封勝利を与え、14勝目を許してしまったのだが、今シーズン薮田1人に5敗を喫しているのは大いに問題ありなのである。
ルーキー笠原も5イニングを1失点とよく投げたが、菊池に打たれたホームランは残念だった。来季以降先発の一員として期待し育てて行くつもりなら、もう少し長いイニングを投げさせて欲しいと感じたのは僕だけではないだろう。薮田は9回完封で118球で終えているのに、笠原は5回96球である。やはり球数が多いのだ。
重ね重ね言ってきているが、無駄球を要求する捕手とでは自然球数が増えてしまう。元々笠原がコントロール勝負する投手ではないから思い切り攻めて行くというようなことを試合前に言っていた捕手だが、結局ゲームに行くといつも通り投手が誰であろうと変わらないリードをしてしまう捕手では仕方ない所である。
解説の今中氏も、バッターに合わせてリードをするのではなく、投手の良さを引き出してそれをバッターに合わせて行くリードをすべきだと言っていたが、正にその通りである。
笠原も受ける捕手が替わればもっとバッターを見下ろして行けるような強気なピッチングが出来るのではないだろうかと思っている。次の先発の機会では是非7回8回と投げさせて欲しい。

阪神鳥谷が2000本安打を記録した。
今季は荒木、阿部に次いで3人目である。
連続試合出場記録を更新中の鳥谷だからこそ、14年目という速さで達成できたのではないだろうか。
無事これ名馬と言うが、鳥谷はドラゴンズのルーキー京田の憧れの選手で、京田も鳥谷同様試合に出続けられる選手になるのを目標にしているらしい。
新人として131安打を打ち、江藤慎一氏のドラゴンズ記録まで残り8本まで迫ってきた。
是非ともこれをクリアして更に上の記録を目指して欲しい。京田、笠原と期待の多い選手もいて来季以降楽しみもあるが、残り17試合でそんな期待を抱かせる選手の出現を見届けることしか楽しみがないドラゴンズである。

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2017年9月 8日 (金)

こんな大野を待っていた!

◆ 9/ 6(水) ― 上毛新聞敷島球場
 巨 人 0 - 4 中 日

9回127球、被安打2、与四球3、奪三振5、今季初完投完封勝利、大野雄大は見事な投球を披露してくれた。
モチベーションの高い巨人を相手に、殆ど寄せ付けない前橋での大野の完封勝利だった。
27個のアウトのうち18個がフライアウトだった。
これはホームベース上で大野のボールがいかに伸びていたかを表す結果でもある。バットがボールの下を叩いてフライトが上がるわけで、その球威が打球を失速させていい当たりもことごとくフェンス前で外野手のグラブに収まっていた。マギーも坂本も村田も長野も皆んな首を傾げていたのが印象的だった。
武山とのコンビもすっかり息があって、テンポのいい投球でジャイアンツ打線を翻弄した。

大野の今季はこの開幕巨人戦で始まった。
そこでつまずいてから調子を取り戻すこともなく勝てない前半戦を送りながらここまで至ったのが大野の不甲斐ない今シーズンである。
遅ればせではあるが本来の大野を大野自身が思い出せたことが大きい。このまま二流のありきたりのサウスポーで野球人生を終えてしまうような恐怖も大野の心を去来したここまでではなかったろうか?
何気ないことなのかもしれないが、大野に自信を取り戻させる武山の強気のリードが功を奏したように思える。
「ひょっとしたら俺の真っ直ぐは思った以上に威力があるのかも…」と錯覚させるような勝負所での内角直球のサインに「よし!」と投げ込む気持ちがボールに乗ってバッターを攻め込み打ち取る結果の積み重ねに、知らぬ間に自信が蘇っているに違いない。
その結果がジャイアンツ打線に首を傾げさせての完封勝利となったのだ。
そして、我々ファンはそんな大野を待っていたのだ。

今日からの首位広島を名古屋に迎えての3連戦は、笠原
、三ツ間、小笠原の若手の3人衆がマウンドに立つ。
この若手3人には、全て武山を当てて貰いたい。
打たれてもいいからドンドン向かって行くリードに3人が応えて貰いたいと願っている。

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2017年9月 6日 (水)

主演賞・寺内、助演賞・宇佐見、演出・松本に棲む野球の神様

◆ 9/ 5(火) ― 松本市野球場
 巨 人 11χ - 8 中 日
 (延長11回サヨナラ)

この時期にこんなに悔しく情けない敗戦をしても、なかなかコメントを発し難いのを感じて益々やり切れなくなるのだが、それにしても野球の神様は残酷な物である。
9回ツーアウト、ワンボールツーストライク、あと1球でゲームセットとなる所、しかも今季31セーブを挙げている守護神VS出場機会の少ない控え捕手宇佐見となれば、両チームの殆どの人間がゲームセットを確信していただろうに、SFFの投げ損ないが完全なボールとなって左バッター宇佐見の足元にワンバウンドする直前を曲芸師のようにバットを縦にゴルフスイングしたらそれがそのままライトスタンド最前列に飛び込んでしまうという奇蹟を超越したような出来事が20数年振りのプロ野球公式戦の松本の夜に起こってしまったのである。
そしてそれが何と同点ツーランホームランになり、8-8で延長戦に入って行くのだ。
延長に入ると同時に堰を切ったように雨が降り出し、その雨の勢いはドンドン増すばかりであった。
Aクラス入りを願うジャイアンツファンの歓喜の涙雨なのか、結局は勝ち切れずビジターでのジャイアンツ相手の田島の厄が落とせないままのドラゴンズファンの絶望の涙雨なのか分からないが、松本の夜のセプテンバーレインは劇的な結末へと雨足を休めることなく降り続くのだった。
10回はお互い0点で終わり、11回ドラゴンズは何と3人がたった3球でチェンジになってしまうのだ。その裏に起こる劇的なエンディングへと加速させているかのようにさえ思われた呆気ない攻撃だった。
ドラゴンズバッテリーは10回から福谷・木下に代わっていた。武山を木下に代えた意図は今一理解できなかったが10回からマスクを被っていた。福谷のストレートは、150キロを超えスピードはあったが全体に高かった。
雨でボールが滑ることもあり、変化球は投げてみなけりゃ分からないコントロールになっていたし、もともとワイルドピッチの多い投手なので木下にとって変化球のサインは出し難い状況だったと思う。
先頭亀井が一二塁間へヒット、長野が絶妙のバントヒットを決めて完全にジャイアンツの流れになっていた。
ここで先程のヒーロー宇佐見、同じバッターに2度同じ轍を踏む訳には行かない。速球で押して三振を奪った。
続くは守備固めで入っている寺内だ、ここを抑えれば橋本、投手と続く2人で1つのアウトを取ればよくなる。
ストレート2つで簡単に追い込んだ。だが3球目のフォークがすっぽ抜けて暴投となりランナーが進塁してしまう。そして、ストレートを投げ続ける福谷、しかし寺内は何とかファールで粘り続けるのだ。途中スライダーが1球ボールになり、2-2からの9球目、武山なら7回のピンチで三振に打ち取った低めのスライダーか落ちる球のサインを敢えて出しただろう。寺内はひたすらストレートだけに的を絞っていた。木下が内に構えた。内角速球で詰まらせようと思ったのだろう。力一杯投げる福谷、力んだ分だけボールが内に入ってしまった。
ドンピシャリのタイミングで振られた寺内のバットに跳ね返された打球は打った瞬間ホームランと分かった。
土砂降りの雨の松本球場、レフト場外にボールは消えて行った。サヨナラスリーランホームランだった。
今シーズン第1号、プロ入り5本目、寺内自身4年ぶりのホームランだったという。
これも、語ることができない奇蹟だった。
高橋監督によれば、寺内の打球でかつて見たことがない当たりだったそうだ。

野球の神様が、宇佐見の曲芸的同点弾と寺内の誰ひとり予見できなかった超特大サヨナラ弾の2つを松本のジャイアンツファンに演出したのだろうか?

昨夜のゲームはそう思うしかないのだろう。

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2017年9月 4日 (月)

小笠原は甲子園がよく似合う

◆ 9/ 3(日) ― 阪神甲子園球場
 阪 神 2 - 4 中 日

ここに来て1番安定したピッチャーになったような風情の小笠原が想い出の地にプロ入り初めて登板した。
武山とコンビを組んでから、持ち味のストレートを軸にスライダー、カーブ、チェンジアップを巧く折り混ぜる投球で相手打線を翻弄している。
昨夜も胸を張ってエースの風格すら感じさせる投げっぷりを見せてくれた。
上本には外を狙ったストレートが少し内に入り甘くなった所をレフトスタンドに持って行かれたが、完全な失投はこれ1球だけだったように思えた。福留に三遊間を抜かれたタイムリーは、前進守備の合間に巧く打たれたものだった。勿論まだまだ詰めの甘さは否めないが、バッターから逃げずに向かって行く立ち振る舞いは将来のエースに相応しい姿に思えた。
甲子園というシチュエーションが小笠原を一段と大きく見せたのかもしれないが、昨夜はドラゴンズの将来をとても明るいものにしてくれる男として小笠原を見たような気がした。
7回も8回もまだまだ行けそうで余力を残した降板だったが6回99球被安打6与四球1奪三振5失点2は上等なピッチングだったと思う。
小笠原に4勝目、甲子園初勝利をプレゼントしたのは女房役の武山だ。
好リードもさることながらセンターオーバーの勝ち越し2点ツーベースはお見事なバッティングだった。
直球ボール、直球ボール、カーブでストライクの4球目のカーブを完全に読み切ったスイングは捕手ならではの読みによる思い切ったスイングだった。
この大事な大事な2点を谷元、又吉、田島が武山と一緒に守り切った。勿論バックの堅い守備も手助けをした。
ゲレーロ、堂上の好守備も忘れてはいけない。

あと20試合、何かひとつでいい、毎試合何か来季に繋がるモノを残して行って貰いたいと思っている。

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2017年9月 3日 (日)

言葉が出てこない敗戦

◆ 9/ 2(土) ― 阪神甲子園球場
 阪 神 9 - 2 中 日

敵地甲子園でとにかく悲惨な敗戦を喰らってしまった。
タイガースのベテラン、中堅、若手の万遍なき強力なバッティングを見せつけられて、ドラゴンズファンは何を感じ何を考えたのだろうか?
口惜しさを超えて今や羨ましい気持ちの極みを味あわさせられるばかりだ。
平田、ビシエド、大島と主力の故障欠場という致命的な痛手があるにはあるが、いかんせん選手層の薄さを痛感せざるを得ないのが現状であろう。代わりに出てくる選手にバリバリの元気な若手の顔がみえないのが寂しい限りである。
この日はファームから上がってきた近藤を2番スタメンに起用して、ハツラツとしたプレーを見せていたが何故かほとばしるようなガツガツ感と言おうか絶対にチャンスをものにしてレギュラーを取るぞといったパワーを感じさせる所まで行っていないのが残念に感じてしまう。
どことなく遠慮がちなのである。
現状のベンチ入りメンバーでのベストなメンバーはどれかを考えてみようと思うが、帯に短し襷に長しなのだろうか、決めてが弱いのが否めない所でもある。

福留、中谷、坂本、大山と4本の完璧なホームランを浴びたドラゴンズバッテリー、対策はないのだろうか?
昨日の又吉とは違い、今日の小熊、福は余りにもコントロールが甘くホームランボールを投げてしまった感は強いが、これ程までに思い切り振り切られたホームランを見ると配球読みがドンピシャのような気がしてくる。

首位広島に驚異的な肉迫をして優勝というハッキリとした目的を持つチームと、ほぼ5位決定というチームの差はあれどやられ方の悲惨さには声も出てこない。

明日は小笠原の甲子園登板である。
何か大きな力が働き、好調タイガース打線をギャフンと言わせて貰いたい所だが…。

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2017年9月 2日 (土)

なぜ逃げ切りに武山を使わないのだ!

◆ 9/ 1(金) ― 阪神甲子園球場
 阪 神 5 - 3 中 日

初先発笠原も4回2失点で何とか踏ん張ったように見えたが、もう少し我慢して投げさせても良かったように思えた。しかし、リリーフ陣が頑張って味方の逆転を呼んで8回切り札のセットアッパー又吉の登板で完全に勝ちパターンに入って行った。
しかしここでベンチの采配にぬかりが生じたのだ。
何度となく主張し続けて来たが、捕手が松井雅人での逃げ切りは可能性が極めて低いのだ。
何故なら、被本塁打の数が圧倒的に多い捕手だからだ。
試合終盤で一番避けなければいけないのがホームランである。ホームランだけは避けるべくリードが求められるのだが、この捕手は配球がパターン化していて読まれやすいのが最大の欠点である。
そして、危惧した通り、又吉をして簡単にホームランを2発かまされてしまうのだ。あっという間に、大事な虎の子のリード1点を吐き出し風前の灯となってしまうのであった。又吉の配球を完全に読み切られた2本のホームランであったのは火を見るよりも明らかであった。
大事な所で何故この捕手をそのままにしておくのかが不可解である。データを見ればハッキリしていることである。この日はホントに理想的に8回1点リードで逃げ込める形に持って来られたと思ったのに、捕手の交代がなく38番の背中が見えた瞬間「ダメだ!」と思った。
悲しい哉、案の定の結果に終わり、又吉の超人的な無失点記録も破れ、被本塁打2本という珍しいマウンドになってしまった。
実に勿体無い敗戦になった。
ドラゴンズベンチはこのデータを無視したまま、このままのスタイルで松井雅人を放置して行くつもりなのだろうか?
勝つためには丁寧にリードした時点で捕手を武山に替えるべきである。

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2017年9月 1日 (金)

やった!山井!

◆ 8/31(木) ― ナゴヤドーム
 中 日 4 - 2 DeNA

山井の初登板を心待ちにしていて、その活躍の予感がしていたのが当たりとても気持ちのいい勝利となった。
自身の進退を賭けたマウンドに立つ山井の形相はベイスターズの各バッターを圧倒していた。
固唾を飲みながら先頭桑原との対決を見つめた。
切れのいい140キロのストレートが外角低めに決まった初球を見て、この日のボールが山井の指にしっかり掛かって放られる確信を持った。
桑原を三振に切って、後続も打ち取り快調な滑り出しを見せた。
3回までを何とパーフェクトで終えた。
山井の気迫に応えた打線は1回にゲレーロがタイムリーを放ち1点先取で山井の背中を押した。
そして5回まで1安打残塁なしのほぼ完璧のピッチングを見せてくれた。
その裏、何と自身がプロ入り初のホームランを、レフトスタンド中段に打ち込んだのだ。
正に山井のワンマンショーである。
6回もランナーは死球と安打で2人出すが無失点で切り抜ける。
7回に筒香に高めに浮いたスライダーをレフトスタンドに運ばれ、ここで降板して又吉にバトンタッチするが又吉も3人で投げ終えた。
その裏に追加点の2点を上げ、谷元、田島がリードを守り切り山井に今季初勝利、先発での勝利は2年2ヶ月ぶりになる勝星をプレゼントした。
山井の気迫はチームに十分に伝わったようだ。
一昨日の荒木といい、この日の山井といい、大ベテランが獅子奮迅の活躍を見せることによってチームが活気づくのが手に取るように分かるのが嬉しい。

ベイスターズに勝ち越した。夏休み最後のゲーム、8月最後のゲームをとてもいい形で勝利した。

ただひとつ、この日死球を足に受けた大島が心配だったが、今朝の報道で腓骨骨折と発表があり今季絶望となった。本人にとっても、チームにとっても、ファンにとっても悔しい結果だが、嘆いても詮無いことではある。
来季また元気に大島が戻って来てくれることを祈るしかない。
山井の朗報と大島の悲報、人生の綾を一度に見せられたような夜になってしまった。

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