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2019年9月30日 (月)

敗色濃厚の場面からの根尾起用に苦言を…

#142◆ 9/29(日) - 阪神甲子園球場
阪 神  6
- 3 中 日

 連勝すればCSという目的があるチームと、2連勝しても4位というチームのモチベーションの違いがはっきりと現れたゲームだった。
与田監督はいつも通り愚直なまでに、最後までいつも通り戦うだけ、と語りCS絶望となっても変わらずいつもと同じメンバーで臨んでいた。
そこにはファン待望の根尾の先発起用などが実現する余地など、はなからなかったことだったのだろう。
それに比べて矢野阪神は、明日なき戦いを仕掛ける超アグレッシブな采配を見せつけていた。その勢いたるもの甲子園の大声援を後押しにして何倍ものパワーと化していた。
目標が5位を逃れるだけのドラゴンズとは比べ物にならなかったのだ。
その矢野阪神に馬鹿正直に真っ向勝負をする与田竜の姿ははたから見てあまりにも哀しく見えたのだ。
この日の柳はいつも以上に良くみえていた。気合いも入って12勝するんだという意志を感じる投球を見せていた。
5回ツーアウトから代打陽川に投げた厳しい内角のストレートを上手く狙い打ちされてスタンドまで持っていかれたのは柳にとって誤算だった。
先制点を取られたことから、次第に投球が慎重になり始めていたのが気になったが、次の回福留に10球粘られて四球を与えてしまったのは慎重になりすぎた結果だったと思う。
盗塁やランエンドヒットの可能性の低いランナー福留に3度の牽制を投げるなど明らかに神経質になっている柳を見て、先制点を取られてしまったという責任感に苛まれていたのだろうと想像する。続く大山に打たれ、糸原を歩かせ満塁となった所で、与田監督は腰を上げ柳に降板を命令した。
あまりにジタバタしているドラゴンズベンチが何故かいつもと違う感覚を持ったのは僕だけだろうか?
まだ1点ビハインドだけなのに何故交代なのだろうと首を傾げてしまった。
満塁で起用されたのは、福である。
この所福は不幸にも満塁での起用が多く、これではなかなかいいパフォーマンスも期待できないのではと不安が過った。案の定、高山を打ち取ったが前進守備の間を無惨にも抜けて2点を奪われてしまうのだ。木浪にも粘られライト前に、また満塁だ。そしてここで三ッ間にリレーするのだが、この三ッ間も満塁での登板が多かった。
梅野に初球をセンター前に弾かれてまた1点。これで0-4、4点ビハインドとなって完全に阪神に流れが奪われてしまうのだった。
勿論結果論だが、柳をもう少し辛抱していたら果たしてこういう結果になっただろうかと思えてくる。
とにかく、焦る与田監督がやけに目立ったイニングに見えた。
阪神のお祭り騒ぎは益々拍車をかけて行くのだったが、敗色濃厚となった7回裏の守備からやっと、根尾が出てきたのだ。根尾と同時に渡辺、石橋も一緒に一気に5人が先発メンバーと入れ替わったのだ。
「ここかよ!」と思った。
あたかもベンチが勝負を諦めたかのような選手交代での待ちに待ったゴールデンルーキー根尾の起用が果たしてよかったのか、僕は疑問が一杯である。

ゴールデンルーキーだけに、痺れる所に敢えて起用するような監督の度量を期待していたのだ。
残念でならない。
しかし、甲子園は沸きに沸いた。
根尾の登場は阪神の大声援を凌ぐくらいに沸いたのだ。
色々な考え方があろうと思う。しかしこのルーキー根尾はプロ野球界に現れた久々の全国区スターなのだ。
だからこそ、初出場のシチュエーションには知恵を絞って貰いたかった。
「根尾を使うための試合じゃない」と監督のコメントが数日前にあったが、別に特別扱いをしないという考え方を否定する訳ではないが、皆んなの納得に値する起用をして貰いたいというのが本音である。
昨日はカチンカチンになっていた根尾がいた。守りも打撃も、固まっていたように見えた。しかし、その姿すらも話題になり注文される存在であることは証明されている。

ゲームは最終回になり、漸くモチベーションが比較的高い選手、遠藤、阿部、直倫、渡辺らが、藤川を打って3点を上げたが時すでに遅しということで、阪神に最後の希望を捧げて終わった。
今日こそ、阪神は必死であるから、ドラゴンズは逆に余裕を見せて若いメンバーで行くべきだと思うが…。
大野はふた桁勝利と防御率1位を狙ったピッチングを見せてくれるだろうし、とにかく個人記録の目標が残っているレギュラー以外は、根尾、高松、渡辺で行くべきだと進言したい。
この余裕に矢野阪神は焦り、最終戦はドラゴンズが貰うことになるだろうと確信するが…、さあ与田さんどうする?

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コメント

今季も5位で順位確定・・・
はじめまして。
コメントはしていませんでしたが、今季ずっとこのブログを追いかけていました。
近藤さんの勝ち負けに囚われず、多角的に物事をとらえる視点いつもいつも「なるほどなるほど」と唸らされっぱなしでした。

特に、CSがかかってからの戦い方、根尾の起用についての仰りたいことは痛すぎるくらい理解できます。

監督の考えていることに、理解できないと思うことは他にもありましたが、所詮凡人の私ですから。(笑)

監督の考えていること、いつわかるようになるかわかりませんが、時間をかけてもお付き合いしたいと思っています。

近藤さん、来年も愛溢れる言葉の数々を紡いでください。

一年間、本当にお疲れさまでした。

投稿: 竜心の父 | 2019年9月30日 (月) 18時18分

竜心の父さま

嬉しいコメントをありがとうございました!昨夜の最終戦を観ながら、頂いたコメントの事も思い出していました。監督の心の中を理解する事は誠に容易ではないなと改めて思ったりしました。大野のタイトル取りの為にしっかりとした行動もあり、選手ファーストを第一にしていることも感じると共に、根尾に関しては何処か頑なさを感じてしまいます。与田監督の全ての始まりは、昨年のドラフト会議で見事根尾のあたりくじを引き当てた所から始まっていると思うのですが…笑
一年間読んで頂き有難うございました。今年最後のブログを書いたらまた少しお休みさせて頂きます。
来年こそ、優勝を勝ち取って欲しいと心から願いながら…!

投稿: ミュージックシェフ | 2019年10月 1日 (火) 14時54分

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