« 2020年8月 | トップページ | 2020年10月 »

2020年9月30日 (水)

これだけホームランを打たせては…

#087 9/29(火) - 甲子園球場
阪 神 7 - 3 中 日

 

上位3球団が下位3球団と当たる節は下位球団にとって一気にゲーム差を縮めて上位進出への勢いを加速する貴重なチャンスであることは明らかである。

昨夜もそのチャンスに下位球団中日、広島、ヤクルトが直面していて、広島も巨人相手に好投をしてきている遠藤を、ヤクルトもエース小川を立てて立ち向かう姿勢を見せた。ドラゴンズも阪神に対して苦手意識はなく過去2度の登板でもいいピッチングを見せている勝野をエース大野を押し退けて登板させた。
しかし、3球団とも完全に返り討ちに遭い初戦を完敗した。
それによって、Bクラスチームは揃ってAクラスから一歩退くことになり、
上位下位の二極化を際立たせる結果になって行くのだ。
クライマックスのない今年、巨人が首位として遥か先を行っていて、各チームAクラスに入る意味が例年ほどには強くはないが、佐々岡、高津の新監督にとっても2年目与田監督にとっても自身の実績としてはAクラスで終わることの意味は大きいに違いない。
申し訳ないが、5位6位の広島、ヤクルトには残りゲーム数からいってAクラス進出は微妙な状況になっている。
我がドラゴンズだけは、そのボーダーラインにいて毎日の勝負がそれを左右する度合いが強いから首脳陣にとっては毎日がより必死になって来ているのだろうと思う。

甲子園での連敗記録を伸ばして今季は7連敗、昨シーズンから通算して9連敗となってしまった。
他球団の不幸の隙を突いてという訳でもないが、阪神はコロナ陽性感染クラスターで主力が11選手も抹消されている。その中での完敗には言葉も出てこないのが現実である。
逆に二軍では同時期に阪神と当たっていて、9人もの選手を一軍に取られた二軍の阪神は全部で17人しか残っていず、ドラゴンズは2試合続けて2桁得点でボロ勝ちを修めて、阪神平田二軍監督に「これじゃ野球にならない」と言わしめたのだが…。
阪神の下から上がってきた選手がチャンスと思って力を発揮していると言えば言えないことはないが、この状況で完敗してしまうザ・一軍ドラゴンズは情けないという言葉しか出てこない。

この遠征9試合が今季の命運を決めると指摘し、6勝3敗が最低のノルマと述べて来たが、現在の所4戦1勝3敗でもう負けられない。
今日明日の甲子園、週末の横浜の3つを全て白星で終えることなど遠い夢になって来てしまった。

木下拓哉はこの日も大事な場面で2本のホームランを献上したが、ホームランだけは何とか避けるリードができないものなのだろうか。

それにしても打たれ過ぎだ!

| | | コメント (0)

2020年9月29日 (火)

悔しいけど…これが現実

#086 9/27(日) - 東京ドーム
巨 人 5 - 1 中 日

 

巨人にカードの負け越しを決められて今季の勝ち越しの夢はついえた。
ただ1球団、首位巨人に喰らい付いて勝ち越しの可能性を保ちながら5連勝で東京ドームに乗り込んできたが1勝2敗で通算成績8勝11敗2分となり、残り3つ全部勝っても11勝11敗のタイとなるのが精一杯となってしまった。
「悔しいけど…」これが現実の巨人とのチーム力の差であると思わざるを得ないのだろうか。
いつからだろう。
歴然と力の差がついてしまったのは。

原巨人がわめいても叫んでも何をしても全く歯が立たなかったあの最強ドラゴンズ黄金時代が懐しい。

今、二軍で技を磨き牙を研ぎ始めている有能で素質に溢れる若竜たちを見るといつしか近い将来あの黄金時代の再来も夢ではないように思える。

その日まで、強豪巨人に勝ち越すのはお預けにしておこう。

ゲームでの細かいことは全て、新聞に書かれているから今日は触れずにおこうと思う。

色々と手を尽くして戦い、ゲームが終わった時にはジャイアンツに負けていたという感覚を味わった敗戦だったこの日、双方のチーム力の差は一体何処にあるのかと考えさせられ、その逆の時代も確かにあったことも思い出す、とても不思議な感情を抱いた日曜日になった。

| | | コメント (1)

2020年9月27日 (日)

AIではないロボット、木下拓哉の活躍で勝ったが…

#085 9/26(土) - 東京ドーム
巨 人 2 - 3 中 日

 

昨日の巨人戦は、まるで僅差で首位を争っているかのような息詰まる熱戦を見せてくれた。
常日頃、僕がロボットと呼んでいる木下拓哉が大活躍をして勝利に貢献をした。ロボットと言ってもAIではないロボットという所が今風ではないが、名付けた理由はリードなどに融通が効かず、パターンがロボットのようなリードをすることからであまりいい意味で名付けたつもりはなかった。
パターンが相手に研究されやすく、ものの見事なホームランを沢山打たれてしまうことからも、実にロボットっぽいなといつも思っていた。
この所与田監督にはレギュラーのポジションを掴んだかのように使われていて、打撃も9月は.368 9打点2本塁打と好調である。
盗塁阻止率も現在、12球団1位のようで.483という高い成績を残している。
本当に、もう少しリードにバリエーションができて被本塁打数を減らすことができれば、AIロボットと呼べるのだが…。
昨日は大事な場面で走塁のスペシャリスト増田の二盗をギリギリで見事に刺してピンチを救ったし、同点の8回にレフトスタンドにライナーの勝ち越しホームランを打ち、攻守共に勝利に貢献してヒーローインタビューに呼ばしてれた。先日のヤクルト戦でのヒーローの際はシャワールームで落ちていた絆創膏を拾って片付けた話、昨日はホテルの朝食の後乗ったエレベーターで落ちていた傘の袋を拾って片付けた話をして、いいことをしたのを神様が見ていてくれたと、ユニークな挨拶をして笑わせた。
見せてくれるユニークなキャラクターは、とてもロボットやAIとはかけ離れたただの29歳のアンちゃんである。

今の好調をどこまでキープできるか分からないが、1日でも長く運を持ち続けてくれれば多少の被本塁打にも目をつぶって我慢するつもりだが…。

平田が足の故障で抹消されて、石垣がスタメンにやっと名を連ねた。
8番だが、好調木下に続いて若さハツラツのフルスイングで頑張って貰いたい。昨日もちゃんとヒットを打って見せた。与田監督にはとにかく使い続けて貰いたい。守りも投手と捕手以外は何処でも守れる選手だから。

木下の活躍と福谷の安定したナイスピッチングで昨日は接戦をものにした。
これでタイになったが、大事なのは今日の第3戦である。
松葉を木下が上手くリードできれはいいのだが…。

ロボットのAI的な煌めきを見せて欲しい所だ。

| | | コメント (0)

2020年9月26日 (土)

柳の背信投球を見るのが辛い

#084 9/25(金) - 東京ドーム
巨 人 8 - 4 中 日

 

2イニングを投げ終えて各3点づつ都合6点を失ってベンチに戻る柳の姿には悲愴感しかなかった。
かつてのドラゴンズなら、3回から柳は東京ドームに存在を許されず1時間後には名古屋行きの新幹線の中だったに違いない。
これが信頼を裏切った主力投手に科せられる「背信の儀式」なのだ。
今や押しも押されもしないエース大野がそうだったのを知っている。
他にもその屈辱を味わされた投手を僕は何人も知っている。

昨夜の柳は降板後ベンチにしばらくその姿を見せていたが、実の所どうなったのかは定かではない。

5回もたずに逆転された前回も、先制されて立ち直れないまま早い回に代打を出された前々回も、今年の柳にはこういう背信の姿を何度となく見せられてきた印象しかなかった。
なのに、故障時以外先発ローテーションを外されることなくここまでカードの頭を任せられてきたのは、ベンチの柳に対する期待と信頼回復を祈る想いの現れに他ならないのだ。
そのことを知りすぎている柳だけに本人は自身のあまりの不甲斐なさにいたたまれない気持ちなのだろう。

与田監督は優しい、いや厳しい、いや解らない。
少なくとも昨年の勝ち頭柳に対しては優しいといえるのでは…。
「仏の顔も三度」というが、流石に昨夜は名古屋への強制帰還が施されてもおかしくなかったと思う。

味方が初回に先制してくれたものの、その裏不運もあったがすぐさま3点を奪われ、2回には4番岡本に致命的な3ランを浴びて6点を失ったのが背信投球柳の全てである。

前のゲームでは初回2点ホームランを浴びたが2回には三者凡退と立ち直りを見せた岡野に対して、この回の打順で代打を送られて降板させ、翌日に抹消した。これは岡野へのローテーション剥奪を示す強い監督の意思のように思えた。しかし岡野はルーキーだ。
柳は右のエースである。その期待度や実績には違いがあるにしても、ここまでのともすると柳に対する甘々な姿勢が今日の柳を生んでいるようにも思えてならない。
その期待の強さからの監督の優しさを本人が感じれば感じるほど、元々責任感の強い柳には悪影響だったのではないだろうか。
何とかして期待を裏切らないようにとの想いが強くなればなるほど、身体に力が入り過ぎて微妙なコントロールが乱れボールが高くなるのは自明の理である。昨夜のマスクはルーキー郡司で柳とのコンビも初だった。(柳のこの日までの10回の先発中、木下9回、加藤1回である)
打撃好調でずっと柳の女房役を務めて来た木下を敢えて外して突然郡司に替えた意味も不可解といえば不可解ではあるが、ここの所の柳、木下バッテリーの悪い結果に対してのカンフル剤として捕手を替えたとしか考えられないが、これは却って逆効果だったように思えてならない。
ましては郡司のスタメン起用自体が、9月10日の福谷の相棒としてマスクを被って以来13試合ぶりである。
こうしたなかなか説明の付かない選手起用の失敗は今季何度も見てきたが、この日初のコンビでの柳の復活を期したベンチの責任を問う必要も避けられないと思う。
先日は逆に松葉が郡司ととてもいい感じのコンビネーションを3試合連続見せて来たのを、突然打撃優先で木下を当てた際にいとも簡単に早い回に打ち込まれた試合を知っている。
捕手の先発起用を決めるのは伊東ヘッドや中村コーチの仕事かもしれないが投手との相性の良し悪しをデータから見ていての起用としたら、余りにも投手泣かせのキャスティングが見られたのも事実である。
プロなんだから投手のピッチングが捕手によって変わるのはおかしいと思われる向きもあるとは思うが、実はこの目に見えない不安は投手目線から見て多くの割合を占めているものなのだ。
昨夜の柳が郡司相手を投げにくく思ったかどうかは分からないが、微妙なストライク判定もありいつも以上にナーバスになっているような柳の様子に何もできなかった郡司ももどかしかったのではないだろうか。
投手と捕手の間に醸し出される微妙な呼吸のズレが致命傷になることもあるのではないだろうか。

この日のプレイボール前には何かと怪しい雲行きが漂っていた。
阪神タイガース一軍選手の複数のコロナ感染陽性が判明し10人近い選手の入れ替えが行われた大事件に始まり、好調アルモンテの実母の突然の死によるコンディション不良での欠場、ゲームが始まってすぐ1回表の攻撃で右膝裏辺りを怪我したのか絶好調平田のリタイアと、気持ちが落ち着かないまま始まった連勝同士の初戦は立ち上がりの大量失点を覆せずにドラゴンズが完敗した。
2番手清水の4イニング1失点の好投と
、プロ入り第1号を代打石垣がレフトスタンドにライナーで打ち込んだという嬉しいニュースはあった。

しかし、極論ではあるがスタメンに柳・郡司の初バッテリーの名前が並んだ時に勝負は着いていたように思えてならない。

 

| | | コメント (0)

2020年9月25日 (金)

奇遇な巡り合い対戦は仕切り直しに…

#083 9/23(水) - ナゴヤドーム
中 日 11 - 5 ヤクルト

 

福島聖光学院1年先輩後輩同士のの奇遇なる先発投げ合いのゲームは敢えなくあっけなく終わってしまった。

後輩の岡野は1回に山田にシュートを上手く打たれてレフトスタンドギリギリに放り込まれ2点を失ったが、2回は三者凡退と立ち直りの兆しを見せていたがその裏一死二塁のチャンスに代打を送られて2回35球2失点でマウンドを下りた。
一方歳内は四国アイランドリーグからシーズン途中にNPB復帰を果たし、この日2度目の先発登板だった。初回山田のツーランで先制点を貰いながら、その裏に1失点、2回に1失点で追い付かれたが、次の回に味方の村上のツーランで2点リードを再び貰った。しかしその裏、周平に2打席連続タイムリーを打たれて同点に、続く平田にヒットを打たれ一死一三塁にした所で降板を命じられ、2回3分の56球5失点の投球だった。

同じ高校の野球部で東日本大震災と原発事故を経験した年に共に甲子園に出場した先輩後輩である。
歳内はその年のドラフト2位で阪神に入団した。岡野は高校卒業時には指名されず青山学院大学に進み、その後東芝で3年のノンプロ生活を経て今年ドラゴンズにドラフト3位で入団した。
その間、歳内は右肩痛に苦しみ一度は育成選手になるが、その後支配下を掴み直した翌年自由契約となり今年四国アイランドリーグでNPB復帰を狙いながらシーズン途中でヤクルトに呼ばれた超苦労人である。
この復帰がなければ、このNPBの同じマウンドでしかも同じ先発同士で巡り会う偶然などはなかったのだ。
岡野もノンプロ生活が長くなり、毎年リストアップされるものの指名漏れ選手として悔しい想いを人一倍味わった選手でもあったのだ。
だからこそ余計に、お互いにこの出会いでは精一杯に火花を散らすような投げ合いを願っていたに違いないと思うのだが、残念ながらお互い共に不甲斐ない降板に不完全燃焼であったのではないだろうか。
おそらく当時の高校の監督やチームメイトやその他沢山の関係者の注目も半端ではなかっただろうに残念な結果になってしまった。
お互いが更に研鑽を積み、岡野はもっと力を付け、歳内は更に調整を重ねて、もう一度この顔合わせが実現することを一野球ファンとして願って止まないのだ。

ゲームはその後点の取り合いになったが、ビシエドに満塁ホームランのダメ押しが8回に飛び出して、11ー5でドラゴンズが振り切って今季初の5連勝を飾った。
岡野を継いだ又吉は失点したが、その後を投げた藤嶋が2イニングを0に抑えたのが大きかった。

6回以降リードで勝利する神話は継続してこれで21連勝である。

金曜日からは、10日間のロードが始まる。巨人、阪神、横浜の上位3球団との戦いである。

ある意味ではこの9試合が今季のチームの命運を握ると言っても過言ではないだろう。
Aクラス確保には最低6勝3敗がノルマだろう。

| | | コメント (0)

2020年9月23日 (水)

神様、仏様、アルモンテ様

#082 9/22(火・祝) - ナゴヤドーム
中 日 3 - 0 ヤクルト

 

昨夜は文句なしに大野が大ヒーローであるが、実はもうひとり影の大ヒーローがいる。
何を隠そうアルモンテ様々である。

2日続けてのアーチは意外でもありまた当然でもあるのだ。
一昨日は先制されたすぐ後にツーランホームランを左打席からライトスタンドに打ち込むのだが、打って当然余裕のよっちゃんの風情でダイヤモンドを一周していたのを見て、次の日もやってくれるような予感がしたのだった。
そして昨夜、ヤクルト大ベテラン石川に初回から打者11人完璧に抑えられてむしろ石川の方がノーヒットノーランでもやるような勢いを見せていた。
4回裏ツーアウト12人目のアルモンテ2打席目である。
この日のアルモンテは右打席に入っていた。
実は右打席の方がパワーはあると言われているが、対戦投手が右が続いていたので久しぶりに見るアルモンテの右打席である。
石川が多彩なボールを駆使して向かってくるが怯むような様子もなくひとつひとつのボールを見定めているように見えた。
そして石川の投げた必殺チェンジアップを待ってましたと打ち返した。打った瞬間行ったと本人は確信したのではないだろうか。打球の伸びが違った。
完全に石川のボールを捉え切った打球だったのだ。
大野と石川の息詰まる投手戦の先陣を切ったこの一発は大野を勇気づけた。

大野は2回にツーアウトから西田に2本目のヒットを打たれた後、合計22人のバッターを完璧に押さえ込んだ。

結果、122球被安打2、与四球1、奪三振11で今季3度目の完封、7度目の完投で6勝目を上げた。

今日のブログタイトルは、神様、仏様、アルモンテ様だが、神様、仏様、大野様でもあるのは言うまでもない。

| | | コメント (0)

2020年9月22日 (火)

いやぁ!リズムが悪かったな勝野

#081 9/21(月・祝) - ナゴヤドーム
中 日 9 - 3 ヤクルト

 

やっぱり5回途中でマウンドを降りてしまった!
4回裏に大量4点を取って貰って7ー1と点差が6点に広がったので、スイスイと7回くらいまでは行くような予感がしていたのだが、6回先頭山田に右中間にヒットされてからにわかに勝野本人の様子に変化が表れてきた。
と、同時に投球のリズムがドンドン悪くなっていって急激に逆球が増えた。
コントロールが効かなくなり、続く村上を歩かせると阿波野コーチがマウンドへ向かった。西浦は中飛に打ち取るが坂口には甘くなったボールをライト前にタイムリーされ、監督が交代を告げた。
点差が6点と広がった6回だったので、せめてこの回は投げ切って欲しかったのだが叶わなかった。
急遽登板の又吉だったが、中山をライトフライ、松本を三振に打ち取って事なきを得た。中山のライトフライは犠牲フライとなり1点は与えてしまったが
、次の回も跨いで投げ終えて4点差を守ってマウンドを次に譲った。
7回裏には平田のこの日4本目のヒットなどで2点を追加して9ー3と6点差として、勝利の方程式トリオを温存して3連勝とした。3人ともこの日投げると3連投となったので、又吉、ゴンサレス、木下雄の3人が無失点リレーで試合を収めたのは大きかった。
このことは、試合後与田監督もありがたかったと役目を果たした選手たちを大いに讃えていた。
明日の大野は完投してくれるだろうと期待のエールを同時に送った。

この日の期待の勝野は3週間を開けての登板で硬くなっていたのか最初からどうもリズムが悪かった。
木下との呼吸もどこかしらギクシャクして感じられた。
ボールも高く逆球も抜ける球も多く、苦心の99球5回3分の1だったが、何とか2勝目を上げることができたのは何よりだった。

打線も12安打と久々に繋がりも見せ、不振を極めていた平田が今季初の4安打を打った。右左中左と打ち分けていずれの当たりも会心だった。
自分の身長の辺りを長い間行ったり来たりしていたが、この日の4の4でやっと2割を超えて.212とした。

これでやっと平田が平田になった。
今年の秋が平田の秋となるように、秋男平田良介を期待したい。

 

| | | コメント (0)

2020年9月21日 (月)

1イニングでも長く、そして新しい8人先発ローテーションを…

#080 9/20(日) - ナゴヤドーム
中 日 4 - 2 阪 神

 

19連勝と鉄壁な勝利の方程式のリリーバーたちが6回終了時リードを守り抜く勝利の記録を伸ばした。

7回から福、祖父江、マルティネスという流れが最近の方程式だが、その前に谷元、藤嶋、ゴンサレス、木下らが登板する場合もある。
先発投手が5回〜6回途中で降板する時には、最低4人のリリーバーが必要となるのだ。
さらに、必勝トリオの連投が2日以上になる時は工夫をしなくてはいけなくなる。

昨日は松葉が5回裏に代打を起用されてマウンドを降りたが、見た所尻上がりに調子を上げていたのでもう少し投げさせてもいいような気がした。
投球数も71球でまだ余力は残していたと思ったが、与田監督は「点を取りに行きたいという理由」を上げていた。
松葉の続投と、信頼感が強いリリーバーの早くからの起用を秤にかけてリスクを避ける選択したようにも見えた。

シーズンを通して与田監督のスイッチは比較的早いと思っている。心配症なのか信頼度の問題なのかは分からないが、それだけリリーバーたちへの負担は増えることになる。
連投を苦にしない祖父江は今やスーパーマンだが、福、マルティネスは3連投となるとどうしても球威もコントロールも共に、微妙なズレが生じるのが分かる。
やはり3連投は避けたいものだ。

ということは、先発投手には1イニングでも打者1人でも長く多く投げて貰いたいし、監督には投げさせて貰いたいと強く思う。

夏の疲れや連戦の疲れが出てくる季節になってきているから是非ともお願いしたい。
各チームもリリーバーには苦労しているように思えるが、我がドラゴンズは今の所19連勝などと抜かりない結果を出してくれているが、いつそのリズムが崩れ始めるとも限らない。
先発投手の数も他チームに比べて豊富であるから、ローテーションで投げた後翌週はリリーフに回してダブル先発のような使い方をすることにより、リリーフ専門の投手たちが楽になると思うのだ。先発を6人で回しているのが現況であるが、8人用意すればそのうち2人を交代でリリーフに回して行くという変則ローテーションを作って行けば、それが可能になると考えるが。

残り40試合を盤石の勝利の方程式トリオを維持し続ける為に是非一考を望みたい。

| | | コメント (0)

2020年9月20日 (日)

不思議なもので…

#079 9/19(土) - ナゴヤドーム
中 日 4 - Ⅰ 阪 神

 

昨日の大敗に「喝!」を入れた戦犯の木下と阿部が、不思議なものでこの日はきちっとやってくれた。
木下は初めて組む福谷をナイスリードしたし、阿部はゲッツー打どころかホームラン、しかも3ランとなって会心の打球をレフトスタンドまで運んだ。
何と1ヶ月ぶりの8号アーチである。
木下も前日の配球ミスを自ら修正してきたのか、福谷の伸びやかで重い速球を軸に組み立てたリードをしていた。
速球中心のリードは強気に映るから今後も逃げずに自信に溢れたリードを見せて貰いたい。

福谷は完投は余裕かと思った矢先、坂本の打球が福谷を襲い右太ももの内側に当たった。
「好事魔多し」の言葉の如く、今回もアクシデントに見舞われて降板を余儀なくされた。夢の完投はお預けになって、次の東京ドームの巨人戦では是非叶えてほしい。

暫く阪神には勝ててなかったが久々に勝利して連敗を5で止めた。
クローザーのマルティネスだけがコントロールを乱して1点失ったが、6回を過ぎてリードしていれば勝てるというジンクスを守り18連勝となった。

ドラゴンズには盤石の勝ちパターンリリーバーがいるのだが借金がまだ6あり、ゲーム数はほぼ3分の2を消化して残り試合も41試合となった。

特別な年の特別なシーズンではあるが、将来に向けての爪痕は残して貰いたいものだ。

| | | コメント (0)

2020年9月19日 (土)

何とかならんか?木下の被本塁打と阿部の併殺打。

#078 9/18(金) - ナゴヤドーム
中 日 4 - 8 阪 神

 

突如崩れる、しかも大きく崩れる癖の柳を昨夜も見た。
5回まで1本塁打3四球と順調な投球を見せていて、味方の早い回からの援護点に勇気を貰い、今日こそは完投するんではないかという気配も漂わせていた。ただ一抹の不安も秘めていた。
初回に陽川に右中間一番深い所に打ち込まれたホームランが余りにも軽々と持って行かれたのを見て、高めに行く甘いボールに威力が感じられなかったのがその不安の理由のひとつだった。

その不安は6回に的中した。
ノーアウトから、ヒット、ヒット、死球、満塁ホームランと修正する間もなく簡単に4点を奪われ亀の子の貴重な2点のリードを吐き出してしまうのだ。
途中一度阿波野コーチが一呼吸入れにマウンドに行ったが、大山のドデカいレフトスタンド3階席に飛び込むグランドスラムの余韻の残る中をゆっくりとした足取りで主審に交代を告げに行く与田監督がいた。

この日も柳は与田竜に配信投球を披露してしまった。
試合後の監督の弁にも抑えられない怒気が感じられたし、柳の反省の弁にもいつものような悔しさを超越した絶望感のようなものを感じた。

しかし柳ひとりのせいではあるまい。

この日も捕手木下は3発のホームランを献上した。中でも大山に与えた2本は余りにも情けないリードが生んだものだった。2本とも完璧に打たれた。
いずれも変化球を狙い打たれた。
柳のカット、藤島のフォーク、いずれもそれぞれの投手の武器でもあるボールである。この武器になり得るボールの安売りと言おうか、この配球のタイミングで来る可能性が高いのを見破られたかのように、まるでバッティング練習のような放物線を描くホームランだった。
初回の1発も含めて、木下の稚拙なリードがもたらした3発は余りにも大きな災禍だった。
本塁打配給数を誇っているかのような打たれ方に見えたというのは言い過ぎかもしれないが、リードの詰めの甘さと変化球に頼る配球には多くの課題を残しているのは明らかである。
打撃好調を優先しての起用だと思うがこの辺のリードに対する学習能力の高佐は郡司の方が卓越している。
打撃を取るか被本塁打に目を瞑るかだが、木下の安打1本では点はホームラン以外では取れないが、与えるホームランはランナーの数に比例して失点をしてしまうリスクをもう少し考慮した起用も必要なのではないだろうか?

先日、12球団1というトホホな記録保持者がドラゴンズには多い話をしたが
、この日大島は2本のタイムリーで得点圏打率を1割台から2割台に大きく上げた。
しかし、木下の本塁打配給数と阿部の内野ゴロ併殺打数はまた増やした。
また、与田監督は相変わらず野手の一二軍入れ替えには手をつけなかった。
ゲーム後、若い選手を下から上げることについて記者に聞かれて、予想通り「いろいろと考えて…若い選手にもチャンスを…」と一般的な言い方でお茶を濁していた。

この日もゲームの体勢がほぼ決まった所での石垣代打起用があった。結果は粘っての右飛だったが、バットの振りもよかったし爆発の可能性は十分に感じた。だが、代打として結果が出せないのを繰り返しながら石垣自身が自信を失くして行くのが心配である。

不調阿部に替えて先発セカンドでの起用を強く提案したいが…。

 

| | | コメント (0)

2020年9月18日 (金)

人の言葉にも耳を傾ける余裕はないものだろうか?

#0767 9/16(水) - マツダスタジアム
広 島 9 - 2 中 日

 

中日・仁村徹2軍監督「代打で1打席っていうよりも、やっぱり何打席かスタメンで立たせるような使い方でないと石垣の良さっていうのはちょっと出てこないかもしれないな」
と一軍での石垣の使われ方を見て珍しく言葉を発した仁村二軍監督である。

このブログでは何度も好調で上げてきた石垣を起用しない与田監督に何故?を投げかけてきたが、たった2度だが代打に起用しただけである。
しかし、その2度とも凡打ではあったが思い切りバットを振り切る石垣の良さは出ていたと思う。
この2打席を見た全てのファンが皆思ったに違いない。この石垣にフル出場させて沢山の打席を与えてやりたい、沢山の打席を見てみたいと…。
仁村二軍監督も遠慮がちに言葉を発しているが、代打という1打席づつの石垣の姿にもどかしさを感じたのではないだろうか?
この言葉を与田監督も何処かで見て知っている筈だ。
思い切ってスタメンで起用してみようという気持ちになったりはしないのだろうか?おそらくいつも色んなことを相談したりしながらやっていると言う与田監督だから、村上コーチや栗原コーチ、伊東ヘッドとも相談しての結果だと言うに違いないが、とにかく残念でならない。選手の好調だってそんなに長く続く訳である筈はない。石垣も絶好調で昇格して来て既に2週間程が過ぎているからその好調をどのくらい維持しているかどうかも分からないがとにかく使わなければどうにもならない。
広島には連敗して3つ目が雨で流れて好調森下に対戦しなかったのはラッキーだったかもしれない。
名古屋に帰ってタイガースを迎えてのゲームも今始まった。
しかし、今日もスタメンに石垣の名前は当然のようになく、繋がりが生まれない相変わらずのメンバーの名前が並んでいる。魅力もなくドキドキもないし、点が沢山取れるような期待も沸いてこないのが正直な所だ。
与田監督は頑固で意地っ張りに違いないが、色んな新聞記事やネット上でも好調二軍から選手を引き上げて入れ替えをする時期が来ているという声が多い。でも一向にそうする気配は全くと言っていいくらい感じられない。
このまま最後まで意地を張って、様々な声を雑音やノイズと無視し続けて行くのかもしれない。

19日からは観客の入場制限も緩和されナゴヤドームも今の5千人から倍の1万1千人に増やすらしいが、果たしてファンは集まるのだろうか?
5千人の時も他球場に比べて寂しい4千人を割るゲームも多かった。
今の変わり映えのしない貧打線メンバーでは期待できないのではないだろうか?頭が痛いのは僕らファンだけではなく球団も同じだろう。

無理なものを言い続けていても詮なく虚しいので止めるが、せめて石垣にもう少しチャンスを与えてやって欲しいと願っている。

| | | コメント (0)

2020年9月16日 (水)

<9/16・後編>12球団最悪記録保持者ゴロゴロのチームになっているが…

12球団1、1本の安打の価値が低い得点圏打率ブービーの大島、12球団1、併殺打が多い13併殺打の阿部、12球団1、初球打ち凡打の多い京田、12球団1、被本塁打が多い13被弾の大野、12球団1、本塁打を配給している捕手木下拓、そして12球団1、一二軍選手入れ替えをしない与田監督…と、これほど12球団ワースト記録保持のチームも珍しい。

これではいくら何でもチーム成績が上がって行かない筈である。
様々手を施していると信じたいが、監督の日々の談話を聞いている限りではそうならないように練習するしかないという半ば精神論的な発言に各選手任せになっているのではないだろうか?
選手を大人扱いすることも大事だし、それがお互いの信頼に繋がるのだから分からないでもないが、なかなか改善されないということはその扱いを少し替えて行く必要もあるのではないだろうか?
例えば、京田に対して「とにかく初球だけは打つな!」と小学生ではないが極端な問答無用の決め事をするとか、阿部にランナーがいる時にゴロを打ったら罰金を取ると決めるとか、大島にチャンスで塁上にランナーがいる時はファールを打ち続けてフィールド内に絶対打つな、それで四球を奪えと約束をするとか…いずれも笑いたくなり信じられないような馬鹿馬鹿しい決め事になるが、そのくらい極端にしていかなければ永久に改善できないと思ったりもする。監督にも、1日に1人は必ず二軍選手との入れ替えをしなくてはいけないと義務付けをするとか…笑。

とにかくチームが来るところまで来てしまっている自覚を持つ必要は十分あると思うのだ。
このままではファンはドンドンドンドン離れて行ってしまうと肝に命じて対策を講じて貰いたいと、切に切に願っている。

※京田の初球凡打数と木下拓捕手の配給本塁打数、及び与田監督の一二軍入れ替え選手数に関しての他の11球団との比較に関してはあくまでも概算であることは断っておきたい。

| | | コメント (0)

<9/16・前編>大野の連続完投の記録が途絶えた日

#076 9/15(火) - マツダスタジアム
広 島 6 - 3 中 日

 

ボールが、上ずる、抜ける、暴れる、そんな立ち上がりだった。

大野の投げるリズムも悪く、野手の動きもいつもと違っておかしく見える。

京田のダッシュが半歩遅れていつもならギリギリ刺せていたバッターランナーが刺せずに内野安打になってしう。続く菊池にはバントではなく強攻されて足元を抜かれセンター前と、一気にピンチに陥る大野。
ピレラの鋭い当たりはビシエドを襲い一二塁間を抜けるライト右へのタイムリーツーベースとなってまず1点。
ピレラの二塁へのヘッドスライディングは微妙なタイミングで最初はアウトだったが、リクエストで覆りセーフ。
ビデオを見ると京田のノータッチが分かった。まだノーアウトだ。
そして、4番の鈴木誠を迎える大野。
いきなりのピンチではあったが、ひと呼吸誰かが大野に近寄っていたら、少しは落ち着いたとも思えたが、この時間は皆んなの時が止まって全員金縛りにあっていたかのようすら思えた。

鈴木誠に投じた5球目のツーシームがど真ん中に吸い込まれて行った。

鈴木誠のバットに跳ね返された打球はグングングングンセンター上空に向かって飛んで行くのだった。大島が追いかけて見上げた遥か上を飛んでセンターバックスクリーン左中段に突き刺さった。スリーランホームランとなりアウトをひとつも取れないまま一気に4点が広島に入ってしまったのだ。

この1回裏の背番号22番は全く別の大野雄大だったように思えた。

2回からはいつもの自信溢れる大野に戻り、3イニングはスイスイと5三振と内野ゴロ4つでアウトを重ねて四球1つの出塁に抑えた。
5回の攻撃は早めにインターバルのキャッチボールを済ませて回ってくるかもしれない打席に備えていたが、木下がヒットで出塁した後与田監督は代打井領を告げていた。
4回投げ終えた所で交代となった。
この日の交代には何も言えなかっただろうが、大野の心の中の自分に対する腹立たしさは並大抵ではなかったに違いない。幻と思いたい、狐に化かされたような1回の自身の投球の絵を思い出しながら、手すりに手をかけてグランドを茫然と眺める大野の姿が見えた。

その後ゲームはドラゴンズには珍しい3本のソロホームランが飛び出して1点差まで迫るのだが、5番手又吉が2点を奪われ3ー6で初戦を落とした。

大野が作ってきた連続完投の記録も6で止まった。先日の巨人戦に続く連敗となってカードの頭を取ることもできなかった。

明日は苦手野村が、明後日はルーキー森下が立ち塞がる。

仮に3つ落とすことになると広島に追いつかれ、借金7となってしまう。
悪い考えは持ちたくないが、初戦の大野の負け方が余りにも象徴的に映ったので、快進撃大野の連続完投の記録が途絶えた日がチームの闘いの炎が消え始めるきっかけとならないことだけを祈ろうと思っている。

余談だが期待の石垣は最終回に代打で昇格後2度目の打席に臨んだが、敢えなくフランソワの速球に押されてキャッチャーフライに終わった。張り切って上がってきた石垣だったが、夏の勢いはいつのまにかベンチを温めている間に幾分失せてしまったように見えたのは僕だけか?

| | | コメント (0)

2020年9月15日 (火)

とにかく勝つことを最優先に考えたと…。

#075 9/13(日) - 横浜スタジアム
DeNA 2 - 3 中 日

 

この日のように再び一軍のマウンドに上るのを目標に、灼熱の真昼の登板を淡々と繰り返して来た吉見は5回ワンアウトまでリーグ最高打率を誇るベイスターズ打線相手に2失点と投げ終えた所で降板を命じられた。走者を2塁に1人残しての降板は本人も悔しかっただろうが、初回にホームランを浴びていたソトがバッターとなった所で1点のリードを守るために又吉にチェンジされたのは現在の吉見としては仕方のないことなのかもしれない。
又吉はソトを死球で出塁は許すが、次の佐野を遊飛、宮崎を右飛と打ち取り無失点でリードのまま5回を終えた。
吉見の勝利投手の権利はあと2人という所でなくなったが、本人は久しぶりの一軍登板を「5回途中降板で先発としての仕事はできなかったが、楽しく投げられた」と笑顔だったということだ。また先発のチャンスを与えられるかどうかは登板後抹消されたので不透明ではあるが、次回は1イニングでも長く投げて欲しいと思う。

この日は、この後又吉、谷元、祖父江
、福、マルティネスと5人の強力リリーバーが無失点で投げ終えて最後まで序盤の1点リードを守り勝った。
そして2年ぶりに敵地横浜でのカード勝ち越しを決めた。

試合後、与田監督は吉見の勝利投手目前の交代について聞かれて、「吉見に投げさせてあげたい気持ちは当然あったが、とにかく勝つことを最優先に考えた。あの交代を正解にしてくれたのは選手たち」と独特の言い回しで答えた。ドラゴンズが誇る鉄壁のリリーバー陣の6回でリードなら逃げ切れるという夏の神話をこの日も叶えてくれたのだが、もし誰か1人でもベイスターズ打線に捕まっていたら監督の交代を正解にすることはできなかった訳だからそれは監督の自軍のリリーバーに対する信頼の強さを表していると言いたい所ではある。

しかし、敢えて言いたいこともある。
「勝つことを最優先に」というのなら、この2割そこそこ乃至1割打者オンパレードのバッターに対しても常に「勝利を最優先」に選手交代や代打起用や一二軍入れ替えをやるべきだと思うのだ。
いつまでも代打の1番手2番手に今季まだ2安打で1割に満たない堂上直倫の起用はあり得ないと思う。全く期待に応える気配を見せない打席が続いているのをベンチも認識している筈だ。
この日も代打としては1番手で起用されていた。投手が左のエスコバーだったとはいえ、バットにかすりもしない三振を見るにつけ何故石垣でなく堂上だったのかを説明してほしい。
何の為に二軍から首位打者で今が旬の打者石垣を補強の為に上げた意味がなくなってしまう。現在の時点での与田監督の信頼度が石垣よりも堂上の方がたとえ上だったとしても、チームの将来の為には石垣を起用してエスコバーという一流の投手に当てる意味は大きい筈だ。それができない、それをしないなら、一軍のベンチに置かず二軍で大暴れさせておいた方が彼自身の為にも何倍いいことかと考えるが…。
TVを見ているだろう二軍監督仁村だって他の選手たちだってこの試合に出されない石垣に対して残念な思いを抱いているに違いないと思うのだ。

「勝つことを最優先に」という言葉を使うのなら、投手だけでなく打者に対しても常にその考えに基づいた選手起用をしなければ、その場しのぎの言い訳と取られても仕方ないと僕は思う。

「勝つことを最優先に」という采配をこれからもしっかりと見させて貰おうと思っている。

| | | コメント (0)

2020年9月13日 (日)

「たられば」を敢えて言わせて貰おう!

#074 9/12(土) - 横浜スタジアム
DeNA 7 - 3 中 日

 

松葉のここまでの好投を演出してきた相手役は間違いなく郡司だった筈だ。

なのに、この日のスタメンを見た時、郡司ではなく木下の名前があった。
一気に不安の影が心を過ぎったのだ。
残念ながら投手には捕手を指名する権利はないだろうが、松葉の心にも不安が過ぎったのは間違いがないだろう。
何故なら、松葉はゲーム後常に捕手郡司の名前を出して自分の力を引き出してくれた郡司に一目を置いていたからだ。そのことをベンチが知らない筈もないが、何故かこの日は突然木下だったのだ。

監督の気まぐれとは言いたくないが、木下のここの所の打撃を重視した起用だったのだろう。それしか考えられない。しかし、何本ヒットを打ったとしても、投手の気持ちがギクシャクしていつもの投球ができず相手に点を取られてしまうリスクには勝てないのだ。

案の定、初回からこの不安は的中してしまった。簡単にツーアウトを取るのだが、ソトに高めのツーシームをセンター前に打たれて松葉は急に平常心を失ったように見えたのは錯覚だろうか?この時木下のリードは完全に変化球中心になっていたが、これは2人でゲーム前に打ち合わせによるものだったのだろうか?

もし郡司だったら…?

続く佐野に対してもやはり変化球から入っていった。高めのスライダーを狙いすましたようにセンター前に弾き返された。そして宮崎にも高めのツーシームを軽々とセンター前に、3本連続でセンター前に打撃練習のように持って行かれてまず1点。
この時点で木下はマウンドに行くべきだったと思う。変化球を狙われていることを確認する必要があったのだ。
しかしそれもなく続く復帰初打席のオースティンを迎えるが、2球目狙っていた高めの半速球ツーシームをセンターバックスクリーン脇にスリーランホームランを打ち込まれるのだった。
いつもの内角をえぐる速球を使う間もなく全て甘い変化球を打たれていた。
完全に木下の変化球中心のリードを読み切って狙われたあっという間の先制4点となってしまったのだ。

1回表の平田がバントで大島を送れず打って出たあげくのサードゴロゲッツーを引きずったまま迎えたその裏の惨状で、このゲームは決まった同然に見えたのは僕だけではない筈だ。

平田のバント失敗で打たせてのゲッツーは勿論平田の失敗だが、初球のストライクを見逃していたのを見ると最初から完全に送りバントだったのかどうか疑わしい。初球はバントするのには絶好のボールに見えただけに、やるなら初球からやるべきであった。
この平田の打席を見ると、ベンチの迷いのようなものも感じてしまうのだ。

松葉の相棒に敢えて郡司ではなく木下を起用したことも、迷いと言おうかベンチの作戦に一貫性のなさが感じられてならない。

「たられば」を敢えて使わせて貰えばこの日いつものように松葉の相棒に郡司を使っていたら、このような初回の災難はなかったのかもしれない。
何故なら、郡司は松葉が投げたいボールを中心に組み立てながら必ず内へのフェイク的な速球を混ぜるのが真骨頂だから。
ソトから始まった3連打とホームランの所で強い速球を1球でいいから使っていたら…と思うと残念でならない。

3回、同じようにツーアウトから4番佐野、5番宮崎に連打を喰らった所で与田監督がタオルを投げて松葉を下ろしたのだが、この連打も1回と同様変化球を打たれていた。

5回に3番手木下雄もツーアウトから松葉と同じ打順の所で捕まってしまうのだ。ソト、佐野と連打を喰らい、宮崎、オースティンに連続四球で1点を失った所で藤嶋にチェンジするのだが、これは一手遅かったと思う。
オースティンの前の満塁の所で藤嶋に替えておけば押し出しはなかったように思えた。何故なら、木下雄に対しても得意の速球を使わずに打たれるのを嫌うあまりフォークの多投に陥ったのを見切られての四球だったからだ。
この時の木下拓哉のリードも相変わらずの変化球頼りだったのだ。
実は替わった藤嶋が倉本に詰まりながらレフト前に2点タイムリーされたボールもスライダーだった。

ベイスターズが木下拓哉の変化球のサインを出すタイミングを完全に読み切っていたとしか思えない痛打の嵐と思えてならない。

郡司に替わった後の、ゴンサレス、山井は全く打たれることはなかった。

色々と言いたいことは他にも沢山あるゲームとなったが、この日の「たられば」だけはどうしても言っておきたかったのだ。

| | | コメント (0)

2020年9月12日 (土)

石垣を何故使わないのか?

#073 9/11(金) - 横浜スタジアム
DeNA 2 - 3 中 日

 

ハマスタでやっと初勝利を上げた。

観客5000人上限の間に勝っておかないとこの球場は完全アウェイになってしまう危険大有りで心配をしていた。
案の定、政府の分科会で昨日その入場者の枠を5000人から球場収容の50%まで緩和することが決まった。再来週土曜日19日からの施行を予定しているようだが、そうなるとこのスタジアムには熱狂的なベイファンが大挙集結して声援こそなくてもその熱気や拍手に圧倒させられてしまう筈だ。
昨夜、3ー2と緊迫した1点差ゲームを振り切って勝利したのは大きな1勝となった。就任2年目与田監督の通算100勝と節目の勝利にもなった。

初回から飛ばしに飛ばしていた先発柳は3回までパーフェクト、5回まで与えた安打は1本でダブルプレーで残塁0として15人で終える素晴らしいピッチングを見せていた。ドラゴンズ打線もアルモンテのソロ、阿部の実に久しぶりの2点タイムリーで5回までに3点の援護で柳の背中を押していた。
ここまでは木下のリードも強気一辺倒でベイ打線を圧倒していた。
木下のリードの課題の2巡目3巡目に打順が廻って行った。
6回、ワンアウトを代打神里から三振を奪った後、8番ルーキー蝦名を初の四球で出してから、何かが急に狂い始めて行った。代打戸柱にエンドランを決められ俊足蝦名がホームイン、続く3巡目の梶谷にはレフト線にツーベースを浴びて二三塁と1打同点のピンチを迎えた。しかし、続く大和にはフルカウントまで粘られるが意を決したスローカーブで見逃し三振としてツーアウト。ここで阿波野コーチと共に与田監督がベンチを出た。交代だ!
またしても柳はこの6回を完了できないままマウンドを降りた。以前にも見せたようにマウンドから遠ざかるような仕草で続投の意志を見せていたが、5回3分の2で谷元にバトンを渡した。
谷元は期待に応えてソトをサードゴロに打ち取り、追加点を与えず柳に3勝目の権利を残して責任を果たした。
初回から飛ばした疲労もあったとは思うが、やはり木下のリードが2巡3巡となるに従って相手に狙われやすくなる傾向が避けられないように感じる。
という意味では、苦しんだ大和との対決でフルカウントから選択した誰もが予想できなかったスローカーブは効果抜群に思えた。相手バッターが2巡目3巡目を迎える時の心理を読むリードをして行って貰いたいのが願いである。
それができれば、先発投手がもう1イニング、2イニングと投げられるようになるように思うのだ。

ゲームは、福、祖父江、マルティネスの勝ちパターンリレーで最終回にソトに1発をマルティネスが許すが、1点差で逃げ切った。
しかし、祖父江、マルティネスは3連投で若干球威がないように見えた。暑い季節の移動日なしの連戦でもあり、連投はやはり2を限度にした方がいいと思うが、勝つ為にはやはり避けられないのだろうか。しかし、今夜は流石に4連投、福も3連投になるからなかなかリリーフ陣の選択は悩む所だ。
スタミナも経験もある藤嶋がいるし、又吉もタフだから、この2人を軸に考えるべきだと思うが…。

さて、残念で仕方がないことがあるので書くが、この炎暑の時期、二軍で3割7分超えでダントツの首位打者の成績を残して上がってきた4年目22歳の元気印石垣雅海を何故思い切って先発で使わないのかが分からない。

夏の連戦続きで、京田、平田、阿部らバットの振りが鈍くなっている選手の代わりに思い切って若い力を導入する采配を見たいと多くのファンが願っている。内外野どこでも守る訓練を受けて上がって来た石垣の先発起用をただただ願うばかりだ。

昨夜、阿部のタイムリーも出たし、勝利したから、その願いが叶う可能性が低いのが残念である。

 

| | | コメント (0)

2020年9月11日 (金)

坂本は封じたが、もうひとりのヒーロー吉川尚にやられたバッテリー

#072 9/10(木) - ナゴヤドーム
中 日 2 - 2 巨 人
(延長10回規定により引き分け)

 

福谷はこの日もほぼ完璧に近い投球を披露した。福谷、郡司の慶応大学卒バッテリーは、前日、前々日のジャイアンツ打線を徹底的に研究したのだろうか、これまで2試合の木下の攻め方とは替えて勝負球はストレートにしても変化球にしても外角と決めて、内角へは必ずフェイク的にボールを何処かで投げるというインサイドワークを徹底していたように見えた。
このバッテリーも要注意人物坂本をどう攻めるかが鍵だと考えていただろうし、そこを中心に見ている僕がいた。

まず最初の打席では外角低め一杯のストレートで見逃し三振を奪った。若干低いかとも思ったが、投球リズムのよさが主審白井に思わずストライクコールを唸らせた。以降、三ゴロ、二飛、左飛と坂本の4打席を完全に牛耳って研究学習の成果を残すことができた。
中でも3打席目のセカンドフライは見事な打ち取りに見えた。外、外、外と見せておいて、内に投げた胸元の速球を坂本が完全にボールに押されて力のないフライを打ち上げた。内角へのフェイクボールに手を出させたのもバッテリーの計算通りだったのだろう。
坂本を完璧にバッテリーの術中にはめた投球で抑えて、7回までは本当に危なげのない無失点ピッチングだった。
無駄球もほぼなくストライク先行で無四球80球そこそこで投げ終えていた。
ところが、味方もサンチェスを攻めながらも4回に前日難産の1000本安打を記録した平田のタイムリー1本による1点だけで7回までいつものように決め手を欠いた攻撃をしてきていた。
しかし、攻撃の渋滞など気にすることなく福谷、郡司のバッテリーは淡々といや黙々とジャイアンツ打線に向かっているように、頼もしく見えた。

しかし、しかし、しかしである。
8回に初めてのピンチが訪れた。
先頭丸のセカンドベース寄りのゴロに追いつきながらこの日セカンドスタメン溝脇がグラブに当てたが取れず出塁を許してしまう(記録は内野安打)のだ。
8回でまだゲームの行方も分からない所で丸に代走増田をためらうことなく送る原采配に驚かされるが、この快速ランナー増田が一塁走者にいるだけでバッテリーは神経を使わなければならない。案の定ランナーに気を奪われている隙にウィラーが三遊間を突破するのだ。そして迎えるバッターが吉川尚だ。坂本だけに気を奪われていたが、このシリーズもうひとりのヒーローがこの吉川尚だった。
この日はここまで2打席打ち取っていたし、無死一二塁ということからおそらくバントだろうと誰もが考えた。
探りを入れる意味で投げた内角低めのストレートをヒッティングで物の見事に右中間に打ち返す吉川尚だった。
やはりこのシリーズのラッキーボーイだったのだ。福谷、郡司にとってこの日唯一の失投となってしまったのだ。
バントだろうと読んで探りに投げた弱い膝元のボールだったが、勿論見事に打ち返した吉川尚が上手かったのだが惜しまれる1球となった。
逆転は許してしまったが、この後を代打重信、代打大城、坂本をしっかり打ち取って追加点を与えなかったのは福谷の成長の証であった。それだけにあの吉川尚への初球の入り方は悔しくて仕方なかったのではないだろうか。

ゲームはその裏何とかかんとか周平の内野ゴロで1点を取り追い付くが追い越すことはできず、延長となり2ー2で分けた。
再三再四のチャンスで2点のドラゴンズとワンチャンスに2点のジャイアンツ、首位独走のチームと借金返済に苦労しているチームの違いを感じさせられた。

ドラゴンズは引き分け試合に連投の祖父江、マルティネスを起用したのが翌日以降に影響しなければいいが。

もうひとりのヒーロー吉川尚は3連戦で5安打、打率を.252から.265まで1分3厘上げた。吉川尚と同期で同型の京田は3連戦9タコ1四球で通算14打数ノーヒットで、.240から.231と9厘落とした。何故敢えてこれを記したのかと言えば、バッティングの内容が数字以上の差を感じてしまったからだ。
相手投手を嫌がらせるバッターになれる素養の2人だが、現在その差が歴然として見えたのが寂しいのだ。

| | | コメント (0)

2020年9月10日 (木)

ナゴヤドームの被弾禍は?

#071 9/ 9(水) - ナゴヤドーム
中 日 4 - 5 巨 人

 

新聞紙上では渋谷真記者が、広いナゴヤドームに於ける得する部分と損する部分を数字を使って興味深く書いていたが、昨夜の坂本による右中左への3連発は応えた。
坂本の技術が素晴らしいと言ってしまえばそれまでだが、連発の防ぎようはあった筈である。

先発岡野が2発、同点でセットアップに出てきた福が1発、福はその前に左バッターの大城にもレフトスタンドに打ち込まれた。大城は7本の内3本がナゴヤドームということで、余程相性がいいのか打てそうな気がするのか分からないが、3本ともビデオテープを見ているように同じ場所に打ち込んでいるのだ。
この大城に対してもそうだが、坂本に対しても、木下のリードに大いに問題ありと言いたい。
2年前まで松井雅人という捕手がいたが、彼も偏った通り一遍のリードスタイルで完全に狙われたかのように沢山の1発を打たれていた。
そのいつまでも懲りないリードをする彼をボクは12球団最高の被本塁打捕手と呼んでいた。
そして今年、木下拓哉がそれと全く同じことを繰り返しているように思えてならない。
木下の場合は、大体打者が1巡するまではいいが、2巡、3巡となればなるほどリードが偏り見え見えで狙われたように打たれる傾向が強いのだ。
捕手としての記憶というか捕手脳が少し劣っているようにも見えるのだ。

昨夜の坂本に対して、内が強い坂本の印象だけを頼りに殆ど内を使わない外中心のリードでは、岡野も福も坂本にとって攻略は左程困難ではない筈だ。
1球でも内を使っておけば…と思いながら見ていたが、それは最後までなかった。内に思い切り投げさせて死球となってもいいという位の強気なリードでルーキー岡野を引っ張っていれば2被弾はなかっただろう。
おそらく岡野は木下とは初めてだったのでないだろうか。木下の無難なリードでは岡野の良さも活かされなかったのではないかと思っている。

野球脳、捕手脳というのはある程度天性のものかもしれないが、学習することは誰にでもできることだ。
バッティングがいい木下だから起用機会も多くなるだけに、学習する欲を失くさずやって貰いたい。
先日のヤクルト戦のロドリゲスも初めてのコンビだったと思うが、2巡目から単調で通り一遍の木下のリードが始まり、一挙にヤクルト打線の攻略を許した。この時も実はロドリゲスの問題ではなく完全に木下のリードの問題なのである。
伊東ヘッドや中村コーチの意見を聞いてみたいところだが…。

総じて、広いナゴヤドームで被弾するのは完全に捕手の責任であると断言したい。

| | | コメント (0)

2020年9月 9日 (水)

296×182<269×350

#070 9/ 8(火) - ナゴヤドーム
中 日 0 - 2 巨 人

 

この数式は何を表すと思いますか?
単純に数式を計算分解してみると、
53872<94150 となり、ほぼ倍近い差の不等式となる。

昨夜の大野、菅野の投げ合いは流石に見応えがあった。立ち上がりは大野の方が遥かに出来が良かった。
菅野は思った所にボールがなかに行かずコントロールに苦しむ立ち上がりだっただけに、ドラゴンズには十分つけ込む隙もあったが攻めきれなかった。
回を追うごとに菅野は本来の調子を取り戻して行き、ドラゴンズのチャンスの芽は積まれてしまった。
菅野は7回でマウンドを降りて勝ちパターンのリリーバー中川、デラロサに後を託し2-0で勝利、開幕投手の開幕10連勝という球団タイ記録となった。

その中でも、大野は115球2失点で完投をして敗れはしたが、6試合連続完投という事実は大いに評価に値するピッチングだったといえる。
しかし大野はゲーム後、自分が先に点を取られたのが敗因とコメントした。
このコメントを野手たちは何を思ったのだろう。
大野は接戦を先に点を与えないどころか無失点で投げ切る菅野を讃え、菅野も6試合を全部最後まで投げ切ることは並大抵なことではないと大野へのリスペクトを言葉にして尊敬の意を表した。お互いを称え合う正に質の高い投手戦だったのは事実だが、勝つと負けるのとは大きな違いがありすぎる。
そこの所を大野は相手に白旗を上げながらも、自分が最後まで投げられたことがチームにとってプラスになれば…と後に託す言葉で敗戦の悔しい気持ちを滲ませていた。
ドラゴンズの安打は6本、8番木下と9番大野が2本づつ、ビシエドと周平が1本づつだった。
ジャイアンツの安打も6本、8番吉川尚が3本、6番中島が1本、そしてトップ坂本の2本だった。四球は大野が坂本への申告敬遠の1と、菅野が2で大野の方が少なかった。
しかし、得点は巨人が2、中日が0で、巨人は少ないヒットで作ったチャンスを確実に得点にして、中日は得点にできなかったということである。

3回に8番吉川尚のヒットと9番菅野の犠打で作ったワンチャンスに1番坂本がレフトオーバーツーベースで1点を取り、8回に8番吉川尚の3本目のヒットと9番菅野の代打吉川大の犠打、坂本敬遠で2番亀井の左犠飛で2点目を取った。

一方中日は、初回2番アルモンテが死球、4番ビシエドヒットで一三塁、5番周平左飛で0点、2回二死から8番木下9番大野の連打で一二塁に、1番大島三振で0点、5回ノーアウトで大野がこの日2本目のヒットで出塁、1番大島は送りバント失敗、2番アルモンテ二ゴロゲッツーで0点、9回も一死から5番周平がヒットで出塁、6番阿部が二ゴロゲッツーでゲームセットとなった。

菅野に対してこれで25イニング無得点となった。逆に大野の連続無失点記録は28イニングで途絶えた。

さて、タイトルに書いた数式の種明かしをしよう。
296×182=53872は、ドラゴンズ大島の打率×得点圏打率の答えで、269×350=94150は、ジャイアンツ坂本の答えである。
必ずしも打率×得点圏打率の数の多寡で比較はできないが、この数字の大きい選手の方がチームの勝利に貢献していることは間違いない所である。

今日の緊迫したゲームに於いても、先ほどのゲームテーブルを見ればこの2人の主力選手の差が勝敗を分けたと言っても過言ではない。

菅野以上の好投しても勝負に敗れた大野は、点取りゲームである野球に対して味方が点を取ってくれないもどかしさをこの日こそは表したかったのではないだろうか。

いよいよ今シーズンの終戦が訪れる瀬戸際になってきた。

| | | コメント (0)

2020年9月 8日 (火)

9月7日 抹消 岡田俊哉 やっと放牧へ!

#069 9/ 6(日) - 神宮球場
ヤクルト 10 - 3 中 日

 

それにしても28分の降雨中断は応えた。土砂降りだっただけに、あと5分以上降り続いていたらひょっとして降雨コールドで1-0で勝っていたかと、せこい気持ちになりたくもなる残念な敗戦となった。

本来なら、あの28分間の中断を経て好投のロドリゲスを送り出すことにはリスクがあったと思っている。
メジャーでは勿論、国内でも多くのチームは投げてる投手がエース級であればある程降板させて交代させる可能性の方が強いと思う。しかも、5回を終えてゲームも成立していたし、1ー0と1点ではあるがリードしていた場面だっただけにそのまま2番手に繋いでいた方が賢明だったと考えるのだ。
当日の天候は南日本の台風の影響で、またいつなんどき降雨中断になるのかも分からなかったから、その度に気持ちを入れ直すこともなかなか容易なことでないかと思うから、あの28分後再開の場面は、きっぱりと2番手又吉に継投していた方がよかった。
その辺の所に関しては、与田監督もコメントをしてなかった。次の回に突如連打されてKOされたロドリゲスに対して、雨のせいにはしてほしくない的なよく分からない談話を出していた。
このことに関しては、阿波野、赤堀コーチ始め伊東ヘッドにも意見を伺いたい所だ。
ロドリゲスにとって初めての屋外球場神宮だったことも考慮に入れてやるべきだと思うのだ。
結果は、6回裏に完全にヤクルト打線の徹底した変化球狙いに攻略されて一挙5点を失いこれが最後まで響き、最終的には3ー10で敗れ3連勝はならなかった。
1ー7と6点ビハインドで、またしても大量点差の敗戦処理に岡田が起用された。
その光景はいつもながら、いやいつも以上に切なく映っていた。

どうして、まだ心を壊した岡田を放牧せずにベンチに置いてこうした大量点のビハインド場面で投げさせるのだろう。与田監督はこういった気楽な場面で岡田自身が自分を取り戻し復活のきっかけを作ってほしい、それが与田監督にとって優しさであり思いやりだと言いたいのだろうが、僕は思う。

岡田だって自分から「二軍に落として下さい!今の状態では迷惑をかけるばかりでいいパフォーマンスはできそうにありません!」と訴えたい気持ちでいるのに違いないだろう。もし彼が先発ローテーション投手でこのような不様な投球を続けていたらとっくに下に落とされているだろうに、リリーバーで貴重なサウスポーであるだけにそれが許されなかったことも百も承知のことである。しかし、ここの所の起用のされ方では、一度失ってしまったモチベーションを取り戻すことは容易ではない。だからこそ、もっと早く放牧に出して気分転換をさせる配慮が必要だったと思う。それこそが本当の優しさで思いやりではないだろうか。

と、怒りにも似た気持ちで、ブログを書こうと日曜日の夜敗戦直後にタイトルだけを決めた。

『疑問!何故岡田をまた放牧に出さないのか?』

翌日昼間選手登録変更が発表された。

抹消、岡田俊哉 と。

驚いたが、ホッとした。
ちょっと遅かったが、これでいいのだと思った。

いい戦いを続けて行って、大事な10月決戦に間に合うことを祈るばかりだ。

長くかかってもいい、折れた心を完全に癒して帰ってきて欲しい。

下には痛みの分かる浅尾コーチもいるから、もう一度強い心を甦らせよ!

カムバック岡田俊哉!
待ってるぞ‼️

 

| | | コメント (0)

2020年9月 6日 (日)

10イニング毎回15安打を1失点に抑えた中日投手陣

#068 9/ 5(土) - 神宮球場
ヤクルト 1 - 3 中 日

 

松葉、谷元、祖父江、福、マルティネス、木下雄、これが昨夜のドラゴンズ投手陣だ。延長10回を毎回安打の15本を打たれながら、西浦のタイムリーヒットによる1失点のみに抑えて投げ勝った。ヒットは打たれてもホームには帰さない。これが代々引き継がれてきたドラゴンズ投手陣のモットーである。

岩瀬も、浅尾も、吉見も、山本昌も、川上も皆んなヒットは打たれて塁上をランナーで賑わせても、絶対にホームには帰さないでベンチに戻って行く。
これが代々ドラゴンズブルペンの約束事なのだ。勿論、これはどこのチームにも言えることではあるが、ドラゴンズに於いては岩瀬や吉見らドラゴンズを代表するリリーバーや先発陣がハッキリと口にしてきたことなのだ。
後輩たちもその後皆んなが「ランナーを帰さずに戻って来れてよかった!」という言い方で自分の仕事を振り返るようになった。

昨夜は正にそれを6人の投手が実践したゲームとなり、見事に味方の得点を守り切って勝利した。

15安打を打たれたが四球はマルティネスが山田を申告敬遠した1つだけだったし、失策もなくヤクルトに14残塁の山を記録させた。

しかし、祖父江、福は3連投となり、マルティネスも今日で3連投となる。
特に福は3連投以上になると、故障の経験もあるので、どうしてもボールのキレとコントロールが甘くなり、バッターに合わせられてしまいがちであるから3連投以上は避けたい所だ。

今日はロドリゲスが初めて野外のスタジアムで登板する。
完投が何より最高だが、1回でも1人でも多く長くマウンドに居続けて貰いたいと願っている。

昨夜は武田の勝ち越しになった右中間の当たりが山崎の失策と記録されてヒーローになり損なったが、よく素直に右中間に跳ね返したと思う。
2点リードした延長10回のマウンドに登ってプロ入り初めてのセーブを挙げた木下雄にヒーローインタビューを受けさせてあげたかったが、何と勝ち越しの口火を切るヒットで出塁して2点目のホームに帰ってきた木下拓がインタビューに呼ばれたが、本人は「僕ですか?」のようなキョトンとした顔で苦笑いをしていた。
同じ木下なら苦労人木下雄でよかったのに…と思った訳だ。

祖父江、福、マルティネスの必勝パターンの投手が全て投げ終えて、勝ち越した後の逃げ切りのマウンドを誰に任せるのかと凝視していたが、木下雄だった。予想はほぼ当たったが、岡田も山井も考えられた場面でもあった。
ヤクルトの打順が、エスコバー、松浦
と始まる右だから岡田はないかとも思ったが、与田監督の現時点での信頼の度合いが測れる場面でもあった。

はっきりしたことは、現時点で岡田も山井も完全に敗戦処理であるということだ。残念でならない現実だ。

しかし、敗戦処理としてこの経験値の高い2人を置いておくなら、下から若い投手を上げて経験させることの方がチームの将来の為になるのではと敢えて進言しておきたい。

| | | コメント (0)

2020年9月 5日 (土)

猛暑のナゴヤ球場で投げ続ける吉見一起に昇格はあるのか

#067 9/ 4(金) - 神宮球場
ヤクルト 2 - 4 中 日

 

9月に入っても35度超え、桁違いの猛暑のナゴヤ球場で黙々と石橋のキャッチャーミットを目掛けて投げる19番の姿があった。タイガースの若手や高山
、北条ら一軍から調整に落ちてきたメンバーを相手に、ストレート、スライダー、フォーク、シュートと様々なボールを操るが如く内へ外へと面白うように自分のボールを試してる投げているように見えた。現在、吉見、山本、清水、岡野、阿知羅らのローテーションで二軍は回しているようだ。
今朝の新聞には清水と岡野が小笠原に代わって近々昇格されるとあったが、吉見、山本、阿知羅にはまだ声がかかりそうもないようだ。先週は山本が広島相手に7イニングを無失点で投げ終えていたが、今日は吉見が6回をほぼ完璧に投げ終えた。
リリーバーも浜田達、鈴木博、浜田智
、石田健人マルクと繋ぎ、最後は藤嶋が抑えて7ー0で完封勝ちした。これで4連勝で2位に付けてソフトバンクを猛追しているのがファームの現状だ。
二軍相手とはいえ、吉見のここの所の登板は安定して投手成績も防御率2点台で4位に付けている。
約1週間に1度の先発登板で、暑い名古屋の夏を過ごしながら、36歳15年目ベテラン吉見は日々何を考えているのだろうか。
ファームのゲームを観る度に思うことはいつも同じだ。
若手や怪我で調整の選手はともかく、ベテラン中堅に位置する選手は、死にそうな暑さの中で遥か昔の高校野球時代を思い出しながらプレーをしているのだろうか。
勿論、夜になれば一軍のゲームを観ることもあるだろう。
ベンチメンバーがほぼ固まったままゲームが消化されて行くのを感じながら様々な想いが頭の中を去来しているに違いない。
それぞれのモチベーションが保たれているのを祈るばかりである。

昨夜は、2点を先制はされたがまずまずのピッチングで前回登板のリベンジを成し遂げようと挑んでいた筈の柳に5回の攻撃で訪れたチャンスの場面に与田監督は早々代打を起用してマウンドから下ろした。柳の代打井領は三振したが、アルモンテにタイムリーが飛び出して同点に追い付いた。次の回にはキャップテン周平の技ありツーランホームランで勝ち越した。
そして、又吉、祖父江、福、マルティネスの完璧な継投で2点差を守り抜き初戦を取った。

与田監督の早めの積極的な采配が功を奏したという記事がトーチュウには踊っていた。

チームの勝利優先の采配も大事なことだ。しかしこの日、柳の口惜しそうで情けなさそうな表情が、ゲームに勝っても最後までベンチの中にあったのは事実である。
曲がりなりにも柳は昨年チームの勝ち頭で、今年も大野と共にローテーションの中心にいる。
その投手を失点2で4回で下ろすことには、それなりの理由と説明と配慮が求められると思うのだ。
監督、コーチがそれなりにフォローはしているとは思うが、柳の心を心配している。
「信頼」されてなんぼの世界である。
その双方の「信頼」が崩れ始めたら、なかなか元に戻れないものである。

次の柳の登板に注目したい。

| | | コメント (0)

2020年9月 4日 (金)

二死満塁で全く打てない大島のトラウマ

#066 9/ 3(木) - ナゴヤドーム
中 日 6 - 0 広 島

 

ドラゴンズの超インテリ福谷の実に堂々としたピッチングと完投完封がもうちょっとの所でできずに降板した悔しさから流した涙で終わったゲームは
6ー0の完封勝利となり、カード勝ち越しを決めた。

この日の福谷も安定していた。
郡司との慶応バッテリーの息もバッチリで、初回の福田の一軍復帰2点弾を勇気に替えて好投、自らのプロ入り初ヒット、初マルチ安打、初打点も加えて6点を背にスイスイと8回二死までを113球無失点で投げ終えた。
完投完封まであと4人という所で身体の若干の疲れから来る異変をベンチから心配されて降板を告げられた。
帽子で顔を隠しながらマウンドを降りる福谷に観衆は惜しみない拍手を送った。惜しかったし悔しかったが実に立派なエース級の3勝目の投球だった。

ゲームには勝ったが、心配なこと不可解なことがあったので敢えて指摘しておきたい。

ひとつは、7回の攻撃の時に起きたことだ。一死後、福田が死球で出塁、ここで代走武田が起用された。続くビシエドは四球を選び、勿論ここも代走だと思いきやそのままだった。この時点で6ー0で7回だから打順ももう回ってこないだろうから当然代走でお役御免でよかったが、ビシエドのそのままはどうにも不可解だった。
まあビシエドの守りは悪くないから今日は最後まで出場なんだとも思っていた。次の高橋のセカンドゴロでビシエドは二塁封殺され、三塁ベースをオーバーランした武田が刺されて(リクエストでひっくり返ってのアウトだったが)結果ダブルプレーでチェンジとなった。そして、8回の守りの時に実に奇妙なことが起きた。ビシエドに代わって遠藤がレフトに入り、代走武田がファーストに入るのがアナウンスされた。ここでビシエドを代えるのなら当然代走で代えるべきではないのか。
もしランナーとして怪我でもしたら泣くに泣けないことになるのに、何故四球出塁の時に代走の決断ができないのだろうか。こういうことは初めてのことではない。これまでにも少なくとも二度こういうケースがあった。
どうせ代えるんだったら…ということなのだ。以前のケースよりも昨夜は文句なしに代走を送るべきケースだったと思う。こういうベンチの決断の不可解さは相変わらずなくならないのが実に気がかりである。ビシエドに怪我なくよかったが…。

そしてもうひとつ、大島のことだ。
30日の対巨人の第3戦の最終回、2日の対広島第2戦の6回裏、そして昨夜の6回裏、いずれも二死満塁での打席だった。最初の巨人戦は一打逆転最低でも同点の場面で遊ゴロゲッツーゲームセットに、2度目の広島戦は野村を引きずり下ろし2番手ケムナを攻めて5点を奪い1点差に追い詰めて一打同点もしくは逆転の場面で中飛で追いつけずチェンジに、昨日は福谷のプロ入り初のタイムリーで盛り上がって尚追加点のチャンスの場面で敢えなく投ゴロでチェンジに終わるのだ。
いずれも1本大島のバットから出ていれば戦況が大きく変わる可能性のあった痺れる場面で、ひとりだけ蚊帳の外状態でチャンスを潰す情けない大島の姿にガッカリが3回続いているのだ。
大島の得点圏打率は元々低いのは有名だが、このような「ここぞ」の場面で打てば少しは印象が変わるのだが、規定打席に達している12球団59人の中でブービーの58位の.176 はいかにも情けない。しかも打率は.302のリーグ9位に付けているのに、である。
因みに最下位は、打率も得点圏も最下位のカープの田中広輔である。
大島の得点圏打率の低さを思えば、何も二死満塁での凡退だけがどうこうと言える訳ではないが、二死満塁のチャンスに於けるトラウマはいつか解消できるのだろうか。
ドラゴンズの浮上にはチームリーダー大島の得点圏打率上昇は不可欠なのである。

さあ、今日の高梨が出てくるヤクルト戦は代打ではなく先発セカンドで堂上を使って貰いたい。阿部も丁度疲れがピークになって来ているようだし…是非。

| | | コメント (0)

2020年9月 3日 (木)

いまこそ走れ慎之介!

#065 9/ 2(水) - ナゴヤドーム
中 日 5 - 9 広 島

 

小笠原慎之介にとっては先発ローテーションのラストオーディションのような登板だったが、試合開始まもなくピレラと菊池に2連発をライトとレフトスタンドに続けてぶち込まれて幸先不安な立ち上がりとなってしまった。
2回、3回と無難に3人づつで無失点に片付けたが、4回鈴木誠、松山に連打を浴びて堂林には粘られて四球を選ばれ、無死満塁で7番會澤にものの見事に左中間深々に満塁ホームランを打たれて万事休してしまった。左手に持ったボールを阿波野コーチに奪い取られて敢えなく4回アウトを取れないままKOされた。
ラストオーディション不合格の烙印を押された小笠原慎之介に対して与田監督は今後のことは考えて行かなきゃいけないと遠回しにローテ剥奪を宣告された。
2年前に肘の手術を受けた後遺症もあるのか、何処かまだかばっているかのような腕の振り方も気になってはいたが、今シーズンの慎之介の投球には迫力が感じられなかった。
全体的に腕投げで速球の威力がスピードガン通りには感じられない投球に映っていた。コロナ禍のオフでやはり走り込みが不足しているように思えてならない。下が使えてないから投げになり、故障箇所も何となく気になるからどうしても思い切って腕が振れないのではないだろうか。

先程、抹消のニュースが入ったからこの際、もう一度原点回帰で、名古屋のグラウンドでひたすら走って走って走り込んで貰いたい。
体全体を使った投球ができればボールのキレも威力も増して、得意のカーブやチェンジアップが生きるストレートが復活するに違いないから、残暑厳しい名古屋だが走り込みの季節にして欲しい。

昨夜は、慎之介と岡田の両左腕が敗戦の矢面に立たされたが、何度も言うが岡田は一刻も早く放牧に出して貰いたいのだ。心身をリフレッシュすることしか岡田の復活はないと断言する。

岡田も慎之介同じく残暑の名古屋で走り込めば、復活の道は開ける筈だ。
残りシーズンはまだあるから、今与田監督には決断して貰いたいのだ。

 

| | | コメント (0)

2020年9月 2日 (水)

どうしてこういう野球をやるのだろう?

#064 9/ 1(火) - ナゴヤドーム
中 日 5 - 0 広 島

 

8月の熱い戦いを終えて、9月最初のナゴヤドームに戻ってきて、しかもエース大野が5試合連続完投勝利という球団記録のかかったゲームで、5000人が最高の収容というのに4000人に満たない観客数というのはいかにも寂しい限りである。
与田竜の人気のなさを如実に表している、まるで消化試合の様相だ。
カープ戦でもあるので、純粋なドラゴンズファンは一体どの位いるのだろうか。
巨人戦を悔しい敗戦で帰名して中1日のゲームだが、与田監督は相変わらず選手の入れ替えは抹消した勝野に代わり又吉を上げただけに留まった。
60試合を過ぎシーズンも折り返しに入った時期に入れ替えがないということは、残りシーズン入れ替えは益々やりにくくなって来る筈だ。色んな選手をテストして見極める余裕がなくなる時期に入って来るからだ。
本当にこれでいいのだろうか?
チームマネージメントの点でも問題は大いにあると思うのだが…。
一軍に居続ける選手が皆んな絶好調で余人に替え難いメンバーばかりなら仕方ないが、決してそうでないことは誰もが知っていることだ。
このままでは、与田竜人気が上る可能性は最早勝ち続けることしかあり得ないと思う。

今や盤石のエース大野雄大はカープ打線にバッティングをさせず、2度目のノーヒットノーランをやってのけそうな勢いで投げていた。
結果は、116球2安打1四球11奪三振で2試合連続完封、5試合連組完投勝利という14年ぶり佐藤充以来の球団記録に並んだ。今や敵なしという自信に漲った大野雄大になった。
ゲームセットとなった瞬間、野手が皆マウンドに集まり帽子を取って丁寧なお辞儀を大野にする儀式のような光景がこの日も微笑ましかった。

ヒーローインタビューでは前回のようにチームの力はこんなもんじゃないというような言葉はなく、相手チームの九里の好投に敬意を表し、自分も気合が入ったと語った。チームはチーム、自分は自分と割り切ってとにかく勝つことだけを考えている大野の決意が伝わってきた。

この試合で1箇所だったが、ベンチの采配に首を傾げる理解できない場面があった。
7回の攻撃である。
2ー0とリードして迎えた7回、先頭の阿部がセンター前へのヒットで出塁した。是非とも追加点が欲しい所だ。
京田、木下、大野と繋がる場面だから作戦が難しい所でもあった。
ここでドラゴンズベンチが取った策は相手投手を揺さぶる気配もなく京田に簡単に送りバントを命じたのだ。
京田は1球でバントを決めた。
ということは木下のバットに期待したのだろうか。しかし木下はここ長い間ヒットを打っていない筈だ。ベンチが取ったこの作戦には追加点を何としても取りに行く意図を感じることはできなかった。木下は進塁打のようなバッティングで一塁にゴロを転がした。
二死三塁になったが、バッターは大野だ。まさか大野にヒットを期待したのだろうか?大野は三振に終わり先頭でヒット出塁した阿部は残塁に終った。

まさかこの日の大野が完璧だったので追加点は不要と考えたのだろうか。
可能性が極めて低いのを承知で、貧打の木下か大野に運良くヒットが出ればラッキーぐらいに考えていたとしか思えない作戦に映った。
こういう野球をやっているから大事な所で貪欲に得点を奪うことができないと思ったのだ。下位打線に繋がって行くのだから、この日はバッテリーを替えることはできないのだから、京田の所で送りバントではなく何かを仕掛けて行くべきではないだろうか。
この日京田は前の打席で得点に繋がる三塁打を放っていただけに、実に意味のない送りバントの策を授けてしまったと思うのだ。
ドラゴンズのファンは勿論、この場面を見ていた多くの人がこのベンチは一体何がしたいのか理解できなかったのではないだろうか。無論ベンチにいた自軍の選手も…。

昨夜は大野の異次元の好投があったので、たかが1点であったかもしれないが勝てる試合を確実に勝って行くためにやるべきことは常にやって貰いたいと願うのだが…。

背番号22の大野が見事な投球で球団記録に並んだ日、大野が憧れている阪神の背番号22藤川が奇しくも引退会見を行った。

| | | コメント (0)

2020年9月 1日 (火)

大島!それはないだがやー!

#063 8/30(日) - 東京ドーム
巨 人 3 - 2 中 日

 

「たのむ!ショートゴロだけはやめてくれ!」と思いながら大島がバッターボックスに入るのを眺めていた。

9回1点差で抑えに出てきたデラロサは、先頭阿部を力任せの豪速球で寄せ付ける隙も見せることなく三振に取った。
しかし、そこからにわかにボールが荒れ始めストライクが入らなくなった。

代打堂上、代打井領を連続で歩かせ、続く遠藤の足元に荒れたスライダーをぶっつけて一死満塁に、デラロサは完全に自分のボールに制御が効かなくなっていた。
慌てて宮本コーチがマウンドに内野陣も集まり、デラロサの額には汗がビッショリと光っていた。

ドラゴンズはトップに戻り大島だ。
最低でも同点、あわよくば逆転でマルティネスにバトンを渡せるかもしれないと殆どのファンが考えた場面が訪れた筈だった。
ここで大島がしてはいけないこと、
それは
①ポップフライを内野に打ち上げる
②三振
③ゲッツー打を打つこと
の3つである。
①と②は、まだ次の平田にチャンスが残るが、③はゲームセットになってしまうので避けたいことになる。
大島の足を考えればゴロでゲッツーの可能性は比較的低いと考えるのが普通である。
中でもゲッツーの可能性があるのはボテボテ以外のショートゴロ、これだけが坂本を起点とした6-4-3の併殺網に引っかかるかもしれなかった。
だから、冒頭書いたように、とにかくショートゴロだけはやめてくれ!と願った訳だ。

しかし、ここでのデラロサの様子を見たら、1番可能性が高いのは矢張り四球押し出しの目だと思っていた。
直前遠藤に完全に制御の効かないスライダーの足元への死球を見たら、スライダーはなかなか投げられないだろうし、おそらくストレート1本で来るだろうと思えた。デラロサの精神状態で3つのストライクが取れるとは全く思えなかったが、まずは初球次第かなと思っていた。

大島の技術を持ってしたらアップアップのデラロサの投げるボールの中で仕留められないボールは来ないと読んでいた。よしんばヒットは打てなくてもやって欲しくないバッティングは避けられる筈だと信じていた。

しかし、しかし、しかしである。
大島ともあろう選手が追い込まれているかのように初球、外角やや高めの150キロを超えるストレートに手を出したのだ。ボールの威力にやや押された打球が、何とショート坂本のセカンドベース寄りの最悪の所に転がって行ったのだ。どうせ威力に押されるならボテボテになればよかったのに、ファールになればよかったのに、と思っても後の祭りだった。
ドラゴンズにとっては1番最悪、ジャイアンツにとってはゲッツーを取るにはこれ以上ない当たりがこれ以上ない所に飛んできたのだ。

これが野球と言ってしまえばそれまでだが、余りにも残酷な結果となってしまった。まさかのゲッツーを大島が。

出て来る言葉はなかった。

結局はたった1球で結果が出てしまったが、大島は敢えて初球を狙ったのだろうが、初対戦となるデラロサの初球、しかもアップアップで荒れていたデラロサの初球は是が非でも見送る余裕を見せて欲しかったのだ。

初球は見ろよ!と、監督やコーチがひとこと耳打ちしていたら…。
野球に「たられば」はないが、ピッチャーインザホールの状況で敢えて初球を打つバッターに一流はいないと僕は思う。

昔、高校野球で満塁の大ピンチで初球を打ってくれて助かったことが何回もあった自分の事を思い出していた。

大島!それはないだがやー!と名古屋のファンは声に出したに違いない。

| | | コメント (0)

« 2020年8月 | トップページ | 2020年10月 »