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2021年3月31日 (水)

大野の一球

#004◆ 3/30(火) ― バンテリンドームナゴヤ
 中 日   3  -  3   巨  人
(9回規定により引き分け)

 

ナゴヤドーム改めバンテリンドームナゴヤ開幕戦は2年連続セリーグの王者ジャイアンツを昨年沢村賞受賞の大野雄大が迎え撃った。

大野、サンチェスのしまった投手戦で互いに7回2失点で投げ終えて、リリーフ陣に託した形となったが、最後は3-3のドローで終わった。両チーム安打数も同じ8本ずつとほぼ似通った戦いで「あと1本」届かない所も同じだった。
ただ、大野にとっては悔やんでも悔やみ切れないことがあった。
3回、ビシエドの逆転タイムリーが飛び出して2-1とリードして迎えた4回表、先頭中島の所に落とし穴が待っていた。

元々持ち得ている大野の性格というのか、喜びのあまりたまに見せる気の緩みといおうか慎重さを欠く部分があるのだ。
血液型のO型特有の大らかさというか調子に乗りやすい軽さというか、実はずっと気になっている性格の持ち主であることは、僕自身も同じO型でよく自覚していて反省する部分があり、後で後悔することでもあるのだが、そこがちょうど魔がさしたように現れてしまったのだ。

中島へ投じた初球は、おそらく何も考えずに普通にストライクを取りに投げたのに違いない1球だった。
何でもないボールがスーッとど真ん中に入って行ったのだ。これを中島が打撃練習のようなスイングで打ち返し、その打球は軽々とレフトスタンドに向かって飛んで行ってしまったのだ。
味方が苦労して逆転してリードしてくれた1点をいとも簡単にお返ししてしまったのだ。

惜しいなんてもんじゃない1球になった。
ちょっとだけ慎重になり、例えば初球だけでもボールから入って行ったとすれば100%追いつかれることはなかったと思う。
大野が、この虎の子の1点のリードを守り続けて投げ切ったであろうことは予想できただけに残念でならない。
これが野球と言ってしまえばそれまでだが、
肝心な所での慎重さを持ち、いわゆるポカがなくなれば、大野という投手は味方がリードしてくれさえすればおそらく負けることはないと思うのだ。

昨夜のポイントは4回表先頭中島への初球、正にそこだけだった。

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2021年3月29日 (月)

胆力が据わってきた小笠原

#003◆ 3/28(日) ― マツダスタジアム
 広 島   0  -  0   中 日
(9回規定により引き分け)

 

息詰まる0-0の投手戦の6回、先頭の松山が打ったレフト線に上がったフライを根尾が目測を誤り落球、無死二塁の大ピンチが小笠原を襲った。
後輩の拙い守備に動揺するのかと思いきやマウンドの小笠原は表情を少しも変えていなかった。
クロンをチェンジアップで、堂林を高めの速球でいずれもセカンドフライに打ち取りランナーすら三塁に進ませなかった。
そしてこの日2安打されていた會澤を、タイミングを外す投球で投ゴロに打ち取り無失点で胸を張りベンチに戻って行った。

この時、去年までにはあんまり見られなかった小笠原を見たのだ。
この日は毎回ランナーを出す一見苦しいマウンドに思えたが、本人は自身に案外手応えを感じて投げていたのかもしれない。
連打を許さなかったし力の配分をわきまえながら投げる落ち着いた小笠原がそこにはいたのだ。
責任感の強い小笠原は、味方のエラーの後や四球を出した後などに、点をやらないと思う気持ちが人一倍強くなりどうしても力む小笠原が去年までは存在していた。そこに付け込まれKOされてマウンドを降りる悔しい姿を何度となく見せられてきたように思う。

6回を無失点でカープ野村に負けない投球を見せて先発投手の責任を十二分に果たしたのは勿論だが、この6回の根尾のエラーから招いた大ピンチに動じることなく後続を断った若きサウスポーの姿に、しっかりと備わり始めた『胆力』を感じたのは僕だけではないはずだ。
2度目以降の登板も楽しみだ。

雨で開始が1時間遅れた敵地第3戦は、9回スコアレスドローで引き分けた。

名古屋に戻ってまた一から出直しだ!

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2021年3月28日 (日)

相手チームドラ1ドラ2が初登板してきて、敢えて所感を…

#002◆ 3/27(土) ― マツダスタジアム
 広 島   4  -  1   中 日

 

愛知黎明高-名城大-トヨタ自動車とドラゴンズの地元球界を経て今年ドラ1で広島カープに入団した、栗林良吏(りょうじ)の初登板初セーブを許してしまった。
150オーバーのストレートに縦のカーブ、そして決め球は落差の大きいフォークボールを武器に今季大活躍しそうな投姿を見せた。

本人は勿論大のドラゴンズファンだったらしいが、名城大を卒業した際のドラフトでのドラゴンズ指名を待ち侘びていたような話がある。元ドラゴンズ投手の山内壮馬さんにピッチングの指導を受けていたらしいからやはりドラゴンズ入団が夢だったのだろう。
ドラ1候補の選手を何人も取れないのが現実なので仕方がないが、もし今年散々にやられたとしたら悔しさは半端ないなあなどと考えながら栗林の投げっぷりを眺めてしまった。

明けて今朝ネットニュースには、与田監督の栗林評があった。
「なかなか攻略が難しそうな投手だ」と。
トウチュウにはそのコメントが何処にも載ってないところが何とも複雑である。
フロント、本社はやはり悔しいに違いない。

ゲームは、シーズン前不安だらけだった柳がそれなりに修正して投げてはいたがいかんせん自信がなさそうに投げる姿が気になった。
好調時のようにもっと胸を張って「打てるもんなら打ってみろ!」と開き直って投げて欲しいものだ。4回3失点で代打を出されて降板したが次回こそは強気で向かって行って貰いたい。

3点差の7回カープのドラ2ルーキー森浦がコントロールを乱してツーアウトから3連続四死球と満塁まで責め立てたが、大島がまさかの初球を打ってセカンドゴロに終わった。
初登板のルーキーがアップアップしていたのだから初球攻撃はないんじゃないのかと思ったが、与田監督は紙上では間違いじゃないと大島をかばっていた。
通常の時なら分かるが、ルーキー初登板で自滅寸前の状態なのだから、はっきり「待て」のサインを出して欲しかった。

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2021年3月27日 (土)

新しいチームの形が見えた開幕戦逆転勝利の価値

#001◆ 3/26(金) ― マツダスタジアム
 広 島   6  -  7   中 日

 

9回裏菊池の当たりがライト平田の頭上を超えてライトスタンドに向かって飛んで行った。
ドラゴンズベンチ、打たれた祖父江、全てのドラゴンズファンが思わず目をつむって天を仰いだだろう。
誰もが同点ツーランと思ったその瞬間、菊池の打球はライトフェンス柵の一番上に当たって跳ね返った。
そのボールはラッキーにもダイレクトに平田のグラブに戻り菊池をセカンドベースにとどまらせた。
九死に一生を得た祖父江は、何食わぬ顔で代打長野をピッチャーゴロに打ち取り、薄氷の初セーブを上げ、チームの開幕戦勝利を飾った。

7回まではカープ先発大瀬良に散発3安打と完璧に抑えられ、ほぼ完封負けペースで試合は進んでいた。
レフトスタンド脇に陣取るブルーのレプリカユニフォームの集団の応援の小旗が大きく揺れたのはそこまでただの2度だった。

2回會澤の左中間を襲う強烈な飛球を背走しながらナイスキャッチを見せた根尾のファインプレーに対してと、3回先頭バッターになった根尾が大瀬良の低めのカットボールを見事レフト前に弾き返して今季初打席初ヒットを放った打撃に対しての2度だった。
しかし、その2度の喝采を2度ともドラゴンズファン期待大の根尾に対して送ることができたことへの満足感は計り知れなかっただろうと想像できるのだ。
「今年の根尾はやってくれる!」と思えた2つのプレーだったに違いない。

根尾の躍動、代走高松のプロ入り初盗塁、14年ぶりにドラゴンズのユニフォームを着て代打に登場した球界最年長福留と、去年まではなかったチームの姿もあり、代打に出てきて追加点のタイムリーを放った井領、田中広輔の二盗をしっかり刺した木下拓、いぶし銀のごとく満塁のチャンスに三遊間を抜くタイムリーを放った阿部、開幕戦でダメ押しタイムリーを含むマルチ安打をマークした大島、ヒットは打てなかったが2度の鮮やかなファインプレーを見せた華麗なグラブ捌きの周平、そしてここという時にやっぱり頼りになる逆転ツーランのビシエドと、新旧混ざって今年のドラゴンズの戦い方が垣間見えた非常に価値のある開幕戦勝利となった。

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2021年3月26日 (金)

今年もこの日が来たが…

2021年3月26日、プロ野球開幕の日が「遂に」やってきた。
この「遂に」には僕自身の心の中にあるモヤモヤが含まれた「遂に」なのである。

その前日25日には、コロナの勢いが収まるどころか第4波と思えるような再三再四の拡大の様相を全国的に見せ始める中を、五輪開幕への聖火リレーが予定通り、いやなし崩し的に始まった。これを心から歓迎する国民が果たしてどのくらいいるのだろうか?
世界中に「フクシマアンダーコントロール」の大嘘を、前首相が吐いて勝ち取った「東京五輪」は、今コロナという予期しなかったウィルスにその開催を阻まれようとしているのだ。僕には「天罰」のように思えてならない。それは自然界からの復讐である警告であるかのようだ。

果たして7月23日に「東京五輪」の火蓋が切られるだろうか、定かではないのが現状である。
だが、おそらく五輪による利権を期待する一部の層のゴリ押しによって無理矢理にでも開催が押し切られてしまう気がする。
それが、この国の「今」なのだろう。

そして今日3月26日、日本のプロ野球が開幕する。世の中のあらゆるものが「時短」を余儀なくされる中、今季のプロ野球も9回打ち切りと決まった。観客数も広島の16500人、楽天の15600人、日本ハムの2万人を除き、首都圏及び関西、愛知、福岡の球団は1万人を上限として始まる。
シーズン途中でチームやチーム関係者に感染者が出たらその都度従うべくガイドラインも定められた。

そこまでしても開催するプロ野球の意義も改めて考えてみたい自分がいる。
このコロナという未知のウィルスにより尊い生命を奪われた数多の人々やその家族、その関係者が世界中に溢れている。
何が正しく何が間違っているのか答えはまだ見つかってない、そして解消されないモヤモヤが僕の心を漂い続けているのだ。

この得体の知れないモヤモヤが晴れるのが我が愛するドラゴンズの快勝だとしたら、余りにも虫が良すぎるのかもしれないが、開幕する限り優勝を目指して戦うドラゴンズを今年も厳しい目線で語り、応援して行こうと思っているのがせめてもの今の自分なのだ。

 

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