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2021年4月 4日 (日)

めぐり合わせの不運が…

#008◆ 4/ 3(土) ― 京セラドーム大阪
 阪 神   1×  -  0   中 日
 (9回サヨナラ)

 

ドラゴンズベンチは相当に頭を悩ませたのではないだろうか。

柳の出来が余りにもよく、タイガース打線が攻略の糸口の端っこすら掴めていないことを思えば、この試合はこのまま柳に任せることも充分選択肢にあったと思うのだ。
なにせ8回まで2塁すら踏ませない2安打無四球、そして球数も95と余力は十二分に持ち得ていたからだ。
更に、ここまで不振に喘ぎ続けてきた、福谷と並ぶ右の大黒柱柳に、何より自信を取り戻して貰うという1番の目的があったから、完投あわよくば完封を成し遂げて貰えば言うことなしという側面もあった。

しかし皮肉なもので得てしてこういう時に限ってヒットが出てチャンスは度々出来るが得点が取れないものなのだ。喉から手が出そうに欲しかった1点だったのだ。
この日の柳には1点あれば充分だった。

ドラゴンズベンチの悩みを想像しよう。

9回自軍の打順が7番からだ。京田が木下拓が出塁してくれれば柳にはバントで続投も可能だ。しかし2人は簡単にゴロを打って凡退、
柳の打順では代打を出さざるを得なくなり9回はリリーフ投手が出てくることを余儀なくされてしまうのだ。
タイガースベンチを思えば、この日の柳が投げるよりも得点の可能性があるとホッとしたのは容易に想像できる。
ドラゴンズベンチの悩みは、誰をマウンドに送り出すか、その1点に集中した。
9回のタイガースの打順を見た。
木浪、板山、近本、糸原と左バッターがズラッと続いている。そしてまだベンチには左の糸井もいた。チャンスになれば、山本の所で糸井が出てくるだろう。右はといえば、原口
、陽川、北条らが残っていたが…。
ドラゴンズベンチは祖父江でなく左の福を選択したのだ。
瞬間、悪い予感が走った。
福のセーブシチュエーションでの好投はあまり見たことがないのだ。
必要以上に力が入りどうしてもコントロールが甘くなり、四球でランナーを賑わせるケースが多かった記憶がある。

タイガースは代打攻勢に出た。
木浪には原口、板山には北条、近本にも陽川と…。
福は原口に粘られて結局歩かせてしまうのだ。ノーアウトの四球は点になりやすい。
そうならないことを祈るだけだったが、北条には送りバントを決められ、陽川を申告敬遠で一二塁、糸原は浅い左飛に打ち取り後アウトひとつまでこぎつけた。
迎えるは今年巨人から移った山本だ。
ドラゴンズバッテリーが山本を舐めた訳ではあるまいが、あまりにも簡単にストライクを取りに行く真っ直ぐを真ん中に投じた。
初球だった!山本のバットが思い切り振り抜かれ浅く守っていた大島の頭の上を遥かに超えて打球は飛んで行った。

悔しいがサヨナラ負けだ!

打順のめぐり合わせがドラゴンズベンチを悩ませた典型的な試合となった。

しかし、柳は完全に復活を遂げた!

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