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2021年5月30日 (日)

この日、橋本の回跨ぎはありか?

#050◆ 5/29(土) ― 札幌ドーム
 日本ハム  4  -   7 中 日

 

 

5回裏一打同点の大ピンチをリリーフして見事に投げ切って戻ってきた橋本に回跨ぎを命じ、6回裏ランナーが2人溜まった所で慌てて谷元を投入して同点タイムリーを浴びる。

与田監督得意の「困ったら谷元」もワンテンポ遅い。ツーアウト一塁代打大田の所でなら分かるが、橋本に続投させてヒットを打たれて傷口が広がってからでは、毎度毎度の谷元だってシンドいだろう。結局出すつもりならワンポイント前で出してやるべきだと思うのだ。
今季もだが、やはりこの「ワンテンポ遅い問題」は克服されていないのが事実である。
この日のブルペンは勝ちパターンの投手が昨日未登板で手ぐすね引いて待っているのだから、惜むことなく細めに注ぎ込んで貰いたいのだが…。

勝って苦言も辛い所だが敢えて言わせて貰った。

この橋本回跨ぎ続投に関してはもうひとこと言いたい。
橋本がソフトバンク戦の登板と同様最高のピッチングを見せたその裏の攻撃で、先頭滝野がスリーベース、福留がこの日3本目のヒットがツーベースでまず1点、続くビシエドがライト前と、無死一三塁と絶好の追加点のチャンスを迎えた。
しかし、周平三振、阿部は途中スクイズも試みるがファールでその後キャッチャーファールフライ、ビシエド二盗後木下拓ショートゴロで突き放すチャンスを敢えなくつぶしてしまったのだ。この間攻撃に費やした時間は自ずと長くなった。
アドレナリンを大量に放出した投手がベンチで長い攻撃を見守りながら準備して、その集中力を維持し続けるのは並大抵でないことは投手出身の与田監督も阿波野コーチも熟知している筈だ。しかし橋本は続投だった。
長い6回の攻撃が1点だけに終わり、少しガッカリもしながら自らをもう一度奮い立たせてマウンドに向かった橋本を見て大丈夫だろうかと心配したのだ。
橋本は頑張った。渡辺、浅間を外野フライに打ち取りツーアウトは簡単に取った。しかし続く石井を歩かせてしまうのだ。
ここで、代打大田が告げられた。
冒頭記したように、ここで代えてやらなければいけないと思うのだ。

残念ながら続投だった。
ワンテンポ遅く大田に繋がれた後谷元が出てきて失点、追いつかれてしまうのだった。

ゲームは8回に44歳球界最年長福留の4打数4安打という見事なヒットを足掛かりに3点を奪取して突き放し、7-4で勝利した。
6年前の谷繁に続く史上2人目の1試合4安打の福留の快挙に湧く勝利になったが、実はこの日の回跨ぎの投手リレーには課題が残ったと思っている。

 

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2021年5月29日 (土)

チーム打率2割そこそこのハムに滅多打ちされた大野

#049◆ 5/28(金) ― 札幌ドーム
 日本ハム  10  -   1 中 日

 

 

12球団唯一の防御率2点台のドラゴンズと12球団最低打率2割そこそこのファイターズの戦いとは思えない、打てないチームが打たれないチームを打ちまくって勝つ、しかも打たれた投手が昨シーズン沢村賞受賞の12球団で最高の投手大野であったこと、実に野球はやって見なきゃ分からないという一方的なゲームとなった。

昨日書いたクローザー又吉がどうのこうの、大野の完投がどうのこうのどころか、全く違った意味で又吉の登板は必要のない不細工な負けゲームを北の大地で見せてくれた。
現在札幌の地で暴れ狂っているコロナウイルスの仕業でないことだけを祈りたい気持ちである。

大野は初回から何処かおかしかった。
球が高いのとコントロールが真ん中よりに微妙にズレて、積極的に振ってくるハムの若い打線にことごとく跳ね返されていた。
1回、3回と3連打を喰らい、4回も四球を1つ挟んで1イニングに3度目の3連打を浴びる、こんな大野はかつて一度も見たことがなかった。4回79球23打者に11安打1四球6失点でKOされるのだが、立ち直る気配は最後までなかった。名手大島のグラブに当ててボールを落とすという拙いプレーによる3失点もあったが、いずれにせよ4回6失点は痛すぎた。

お陰でと言ったら寂しい話だが、今季初登板の投手を3人マウンドに上げることができたのが収穫といえば収穫となった。
新外国人ロザリオと育成から開幕即支配下を勝ち取った地元札幌学院大学出身の近藤廉を登板させられ、いずれも1イニングづつを無失点に抑えられたのもよかった。
今後十分使える目処も立ったと思う。

この日、京田がプロ入り初の2軍降格を告げられて、代わりに直倫が上がってきた。
京田にとって大事な試練の時間を与えられた筈である。基本に返り野球観そのものをもう一度見直して戻って来て欲しい。

ただ、直倫が途中から登場して2打席を見たが、下で打ちまくっていた時のフォームとはまた少し変わり昔の直倫に戻ってしまっていたように感じた。2軍の試合で見た直倫はフォームが少し前屈みになっていてボールを見る眼が今までと違っているように感じ、ボールの引きつけがとても良くなり、これが長打を打てるようになった要因のように思えたが昨夜の直倫は去年と同じように映った。
フォームも崩れ始めて調子が少し下向きになってからの昇格になったのがとても残念だ。

仁村二軍監督が、直倫に上がる準備ができたとマスコミに発したのは丁度半月程前だったように記憶しているが、その推挙を受けてすぐに上げていたら違った結果が出せていたように思えるだけに選手の旬を見極めるのも首脳陣の大事な仕事であると改めて思う。

直倫にはいい時をしっかり思い出して上でも打ちまくってここまでの鬱憤をはらして貰いたい。

ハムとは後2試合あるが、今日からの梅津、福谷が大野の連鎖反応を起こさないことだけを祈っている。

 

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2021年5月28日 (金)

タフなチャンプが戻ってきた!

#048◆ 5/27(木) ― バンテリンドームナゴヤ
 中 日  3  -   3  ソフトバンク
(9回規定により引き分け)

 

 

負けなくてよかったのか、勝たなかったのがダメなのか、昨夜はどちらとも言えたゲームだった。

3連投の又吉を敢えて起用して王者ソフトバンクに負けなかったのを「よし!」としなければいけないのだろう。多分ベンチもそう見ているに違いない。
連戦で札幌へ当日移動してのナイターが待っているが、エース大野の登板が決まっていることから、リリーフなしの完投でもきたいしているのだろうか。思惑通りに行くことを願うしかないが…。

それはそれとして、最近の又吉は入団した頃の「チャンプ」のようにタフな風情を完全に取り戻したように映って頼もしい。
以前、解説の吉見一起氏が言っていたが、又吉はおだてればおだてるほど自信に溢れたピッチングをして、相手バッターを見下ろして投げている時はほぼ心配がないという事だ。
今は正にその絶頂期にいるように見える。
タフな「チャンプ」は今夜も意気に感じてクローザーとしてのマウンドに上がってくれるに違いない。

昨夜は立ち上がり勝野が2本のタイムリーを含む4安打を初回に集められて3点を失ったが、2回からはいつもの勝野が蘇り立ち直った。そして4回に木下拓がランナーを2人置いてレフトスタンドにスリーランホームランを叩き込み同点に追い付いた。
その後双方共にリリーフ陣が踏ん張って追加点を与えず引き分けた。

引き分けの中でも光ったのが8回栗原、柳田
、中村晃の強力左打者トリオ相手に出てきた橋本だ。昨日も書いたが、この左が続く場面で敢えて右投手ではなく、連投の福を休ませた上でベンチが橋本を持ってきたことは評価したい。近藤やロザリオの初登板コンビとまでは行かなかったが、信頼度50%位だろうが思い切って橋本を起用した監督の勇気には拍手を送りたい。監督の期待に応えた橋本が見事三者凡退に抑えて緊張した面持ちのままベンチに戻る姿が、何とも微笑ましく嬉しかった。

そして、もうひとつ記しておきたいことがある。最終回、現在のソフトバンクでのクローザー岩崎に京田三振、大島一塁ゴロと簡単に
ツーアウトを取られた後、登場した3試合連続スタメンに起用されている三ッ俣の事だ。

引き分け以上は決定しているゲームの最後の打者となる訳だが、前の2人がいとも簡単にアウトになり、ともするとそのリズムで終わりそうな場面である。
しかし、この時三ッ俣は追い込まれてからも執拗にファールを続けてカウントをスリーツーまで持って行ったのだ。
岩崎-甲斐のバッテリーのサイン交換も慎重になり時間を要した。最低でも四球、できればバットにボールを当てて何とか出塁するんだという三ッ俣の強い意志と粘りがビンビン伝わってきた。
9球目、外角に浮いた150キロのストレートをアジャストして右方向に打ち返した。
いい当たりだったが柳田があらかじめ守っていた所に飛んでいって好捕されてゲームセットとなった。
しかし、この三ッ俣の粘りこそが今のドラゴンズには必要なことだと思ったのだ。
簡単に終わらない、何とかしたいと、泥臭くボールに食い付いて行く気概こそがチームが今後上昇気流に乗り反撃態勢を築いて行くのに一番大事なことなのだと、中堅で窓際の苦労人三ッ俣が態度で示してくれたのだと思うのだ。
チームのみんなの目に心に届いてくれると嬉しいのだが…。

 

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2021年5月27日 (木)

ベンチのミスを救ったマスター

#047◆ 5/26(水) ― バンテリンドームナゴヤ
 中 日  4  -   3  ソフトバンク

 

 

好投小笠原を7回ツーアウトランナー一塁、バッター川島を迎えた所で谷元にスイッチした部分はベンチのベターな決断であったと思う。期待に応えた谷元は川島を見事三振で切り抜けた。

残るは後2イニングだ。
5回に追い付き、6回に突き放しての2点リードを守る為にベンチは最後の又吉から逆算してリリーフプランを描いていただろう。
この日当たっている3番栗原とこの日は小笠原に3打席抑えられているがやっぱり怖い4番柳田に、8回回ってくるのは確実だ。
8回登板してきたのは、祖父江でも福でもない藤嶋だった。
先頭のしぶとい今宮には粘られたが最後は三振で退けてワンアウト。
そして、勝負の打順である栗原、柳田、中村晃と左の3人を迎えるのだ。
阿波野コーチが出てくると思ったが、ベンチは動かない。
今季のポイントはやっぱりこういう所だ。
どうしてもベンチの策にきめ細かさを欠くように思えてならない。
どう考えても、当たっている栗原には左を充てるべきなのだ。何度も繰り返すが、結果オーライではなく常にベスト、最低でもベターな策を採っていかなければなかなか勝つことはできない。現に何度もきめ細かさが足りなかったばっかりに勝てる試合を引き分けたり負けたりしてきているではないか。
この日もあわよくば藤嶋が左の強打者を抑えてくれたらラッキーと考えていたとしか思えないのだ。
福も連投だが2試合だし、橋本もいるし、下から上げてきている近藤とこの日上げたロザリオがいる。橋本はともかく他の新鋭2人には信頼がなく投げさせる勇気がないなら上げてきた意味が全くないのではないだろうか。
一軍に上げたのなら使わなければその実力も分からないし、使わないなら他の使える投手左なら岡田右なら佐藤とかを上げるべきだ。
多くのOB評論家らからも、投手よりも野手を上げるべきだと言う声が多かったが、与田監督は敢えてマルティネスらが抜けるからと投手を、しかも支配下になったばかりの左腕近藤を選んだのだ。期待しての抜擢なら昨夜の痺れるソフトバンククリーンアップトリオにこの新人をぶつけるのは絶好の場面だったように思うのだが…。
藤嶋続投で、栗原には2球目を痛打され、柳田には初球をレフトスタンドに痛い一発を浴びてしまうのだった。あっという間に同点になってしまうのだが、それでもまだ代えなかった。こうなると単純に監督の意地としか思えないと思った。
中村晃にもヒットを浴びて漸く、阿波野コーチが出てきて福に交代を告げるのだが、これは余りにも遅すぎる。
どうせ、福を出すのならどうして3手前に交代させる策を取らなかったのか、理解不能である。その説明を是非聞いてみたい。

仮にもし、ワンアウトランナーなし栗原の所に近藤かロザリオをぶつけていたとしたら「やるじゃん!与田さん!」と思ったが…。
やっぱり実績のない投手を使う勇気は与田監督にはないということをしっかり確信した場面となって残念でならない。

使えない、使わないなら、二軍に落として実戦を積ませるべきだと思うし、好調な野手か経験のある投手をすぐにでも補充に上げるべきである。

ゲームは、福が代走周東を牽制で刺すという大仕事をしたりして追加点を取らせず、その裏久しぶりにマスターが大殊勲の一発を柳田が放り込んだソフトバンクファンがいる場所近辺に打ち返して再び勝ち越した。

又吉が連夜のクローザーの役目を果たして、
ソフトバンクに連勝を遂げた。

僕は敢えて言いたい。
ベンチのきめ細かさを欠いた継投ミスを、髭のマスターが救ったゲームだったと…。

 

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2021年5月26日 (水)

少年時代憧れだったチームから勝利した柳に心からの天晴れを!

#046◆ 5/25(火) ― バンテリンドームナゴヤ
 中 日  2  -   0  ソフトバンク

 

 

正直な甲斐のミットは三ッ俣の左手がベースに触れた後も確実に三ッ俣の背中を追っていた。球審秋村がジャッジする角度が悪かったと感じた。後数センチ左、ホームベース方向に寄っていたら完全にセーフのコールをしていただろう。与田監督のリクエストは叶わず判定通りとなった。これまでのドラゴンズならこのまま1点止まりでゲームが進行してゆくケースが殆どだったのだが、この日は違い続く好調ビシエドが武田の変化球を強振せず素直にセンター返しするバッティングで三塁ランナー福田をホームに返して、三ッ俣で取り逃がした1点を取り返した。

さてここからはこの日の主役柳だ。
幼い頃宮崎都城で過ごした柳はソフトバンクに憧れて「いざ行け!若鷹軍団」の応援歌も数限りなく歌っていたということだ。
目の前に憧れの球団、現在では球界No. 1の位置に君臨するソフトバンクを相手に堂々と投げられる自分に武者震いをし続けていたのではないだろうか。
強打者が並ぶ打線に常に慎重さを欠かすことなく7イニングを投げ切った。
ヘルメットを被り、まだ行くぞの姿勢を十分ベンチでは見せていたが、阿波野コーチに説得されてリリーフ陣に勝負を託した。
しかし、この日の柳はいつも以上に打たれそうな気配を感じさせない魂の籠った投球だった。憧れだったソフトバンク相手に見せた7回121球被安打6、2与四球、6奪三振無失点の見事なマウンド捌きを柳は生涯忘れることはないだろう。

ドラゴンズは、防御率1位及び奪三振1位投手に相応しい柳の好投で、交流戦幕開けの1勝を飾った。

 

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2021年5月25日 (火)

ワクワク感がなかった与田監督の前半総括

#045◆ 5/23(日) ― バンテリンドームナゴヤ
 中 日 4  -   1  巨 人

 

 

交流戦前最後の巨人戦を勝利して何となくスッキリした気分で今日を迎えた首脳陣や選手も多いのではと思っている。

与田監督も記者の取材に答える声も何処となく弾んでいたし、各社の記事を見てもいつも以上に冗舌に感じた。
一言一句を正確に記憶している訳でもないが、全体的には45試合消化しての借金6、首位からのゲーム差11の指揮官の割には随分と明るかった印象を強く抱いた。

何か手応えのようなもの、逆転できる確信めいたものを監督なりに掴んでいるのかもしれないが、俄かに信じられるものではない。

強調していたのが、一軍ベンチにいる控えメンバーたちがそれぞれの持ち分で相応の活躍や頑張りをしてくれていることに対しての評価だった。
三ッ俣、桂、高松、滝野、石橋らの中堅若手が与えられた所で準備を怠らずにやってきていることを出してくれているというようなことだ。

二軍に居続ける多くのチームメイトのことを思えば彼らが必死に頑張り答えをだすことは当然のことでもある。いつ何どきベンチの逆鱗に触れて下に落とされるのか分からないし一度落とされたらなかなか上がらせて貰えないのが3年間の与田ドラゴンズなのだから。
今あるチャンスをみすみす不意にする訳にはいかないのは誰も同じである。
そして、予期しない怪我も難敵のひとつだ。
頑張りすぎて怪我することもあるだろうし、
自分が注意していても起こる「もらい事故」による怪我だってないとは言えない。
何よりも集中力こそ忘れてはならないことだろう。

ここに来て、今後のドラゴンズの逆襲には二軍から好調な選手を上げて新風を吹かすことが大事だと述べるOBや解説者の声が大きくなってきている。
僕自身はここではかなり早くから指摘して来ているが、与田監督には一向にその動きが見えてこないのだ。
頑固で意地っ張りも大事なことではあるが、チーム全体を運営して行くマネージメントに関しては非常な足枷になっているように思えてならない。
与田監督がよく言う「今いるメンバーで頑張っていくしかない!」という言葉は、一軍にいるメンバーだけがチームではないことを改めて考えて貰いたいのだ。

仁村二軍監督とは密に連絡を取り相談をしているという報道もあるが、さりげなく仁村二軍監督が「準備万端」と太鼓判を押す選手の名前も頻繁に飛び出している。
年下の与田監督に気を遣いながら発言している仁村二軍監督の気持ちが痛いように伝わってくるだけに焦れったくなる。

与田監督からしてみれば「じゃあ誰を落とせばいいんだ?皆んな頑張ってるのに」といった所かもしれないが、それでは監督は務まらない。時には非情になり、チームがより良い形で勝利を目指し優勝を目指して行かなければならないのだ。

登録選手変更のアナウンスが出る度に、恐る恐る発表を見るのだが、投手の入れ替えばかりでガッカリする。
その投手だって、先発事情やら今回のような五輪予選離脱に伴うものが殆どである。

まあこのようなチームは他にはないから、今一軍で無難にやっていさえすれば落とされる可能性も少ないと感じている選手も少なからずいそうで寂しくなる。

今日から2年ぶりの交流戦開幕だ。
広島のコロナ禍は散々な状況で交流戦参加すらも危ぶまれている。
いつ他のチームにも起こるとも限らないのだからこそ、今は一二軍合わせた全員で野球に取り組んでいることが望まれるのだと思う。

今の所、今日の開幕ソフトバンク戦は何も変わらず、現状のメンバーで戦うつもりのようで、元気が出ないアンパンマンみたいだ。

 

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2021年5月23日 (日)

色々あったが、負けは負け

#044◆ 5/22(土) ― バンテリンドームナゴヤ
 中 日 4  -   5  巨 人

 

 

ドラゴンズは後半粘ったり色々あったけど、やっぱり「負けは負け」ということで、一方ジャイアンツは後半バタバタとしたけど「勝ちは勝ち」という厳然たる事実がそこにはある。
選手は勿論、首脳陣も、フロントもファンも実に重ーい気分のよるを迎えなくてはならないのだ。
だから辛い!だから悔しい!だから…。

丸に打たれたソロホームランも、岡本に打たれたスリーランホームランも、ウィラーのツーアウトからのダメ押しのタイムリーツーベースも、打たれたボールの配球は正しかっただろうか?
木下拓にはしっかり振り返って反省する所は反省して貰わなければ明日の勝利は巡って来ない筈だ。
バッテリーには気の毒だが、見ていた感じではいずれも防げた当たりであったと思えてならない。

今日の与田監督は、昨日までとはうって変わり、積極的な選手交代を要所要所で仕掛けていたように思えた。
滝野の代走も代打三ッ俣も見事に当たった。

しかし、最後の代打が武田のままでよかっただろうか?ここには疑問が残るのだ。
左の高梨に京田に替えて武田、ここまではいい、しかし、相手は昨日同様1人1殺で高梨を鍵谷に替えてきた。
ならば、この時点で残っていた井領を代打の代打で出すべきだったのではないだろうか。
結果論ではなく、ここは確率の高い起用をするのがよりベターなのだと思うのだ。

そしてもうひとつ、一死三塁に俊足高松がいてバッター大島、投手は左のサイドスロー高梨、ボールが2球先行した後、大島は低いボールを空振りするのだが、やはりここはしっかり「待て!」のサインか、スクイズの構えで牽制するとか、もっと相手バッテリーを揺さぶる策を授けるべきだと思うのだ。

大島に対してこういうチャンスに絶大の信頼を寄せて任せるのはやはり危険である。

得点圏打率が悪いのはやはりそれなりに原因があるからで、大島の場合は自分の立場から過大に生まれる責任感に押しつぶされがちなのではないかと考えるのだ。

だからこそ、的確に細かい指示を授けてやることも今後は考えて行かなければいい結果は生まれにくいと思うのである。

前のブログで書いたが、ライデル・マルティネスは今日も1点ビハインドの場面だったが完璧な投球を見せた。
でもその好投は実らず、残念ながら無駄になってしまった。

きっと明日も投げるであろうが、明日こそは勝利の儀式を迎えさせて祖国の五輪予選に送り出して欲しいと願うばかりである。

余談だが、二軍は阪神の一軍メンバー(ゲーム中止による調整だろうが…)相手に4-3で勝利した。懐かしい遠藤が決勝ホームランを放って勝ち首位をキープした。笑

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2021年5月22日 (土)

代打福留の起用場所が違ったのでは…

#043◆ 5/21(金) ― バンテリンドームナゴヤ
 中 日 1  -   1  巨 人
(9回規定により引き分け)

 

 

やるかやらないか分からない五輪の予選の為にチームを離れるキューバ陣だが、やるにしてもやらないにしても実に迷惑千万な話である。日本に於いても怪我人続出だったり、ここに来てコロナに罹患する選手も次々と現れて代表選手も決められないのが現状なのではないだろうか。

不確かな五輪ありきでスケジュールが組まれていることに対してのNPBの焦りや苛立ちが伝わってくるようだ。

僕個人は無論最初から五輪開催反対だし、結局は8割方中止になるような気がしている。

ドラゴンズにも、その五輪予選で戦列を離れるキューバ陣がいる。
ライデル・マルティネス、アリエル・マルティネス、ヤリエル・ロドリゲスらだ。
中でもクローザーのライデルの離脱は痛すぎる。本人は離脱前のこの日からの対巨人3連戦は全て投げると言っている。
だからこそ、チームにとってこの3つは是が非でも勝たなくてはいけない試合なのだ。

しかし、いつも通り、もういい加減言い疲れたが、あと1本が出ない初戦となった。

復帰したての大野も気迫みなぎる投球で、7回を被安打3、2四球(申告敬遠1を含む)、1失点と見事な99球だった。惜しむらくは対大野用に原監督が起用してきた廣岡に甘いツーシームを左中間スタンドに一発を浴びた投球である。右左の違いはあるが、先日のバンテリンドーム巨人戦のプレイバックを見せられたような一発だった。今年の大野はこの伏兵廣岡が要注意である。

得点チャンスが幾たびかあったのは勿論ドラゴンズだったが、このホームランによる一発が重く7回裏に至った。
一死から大野の代打に登場してきた根尾が期待に応えてライト線にツーベースを放って出塁。続く大島が好投畠の106球目をレフト線に落としタイムリースリーベースとなった。
やっと同点である。一気に行きたい、いや、一気に行かなければいけない場面である。

バッターボックスには京田が出てきた。3球目にスクイズも試みたが外され空振り、大島はからくも戻った。
結局低めのボールの変化球を振って三振、続く福田もボールを強振して連続三振に終わり勝ち越しはならなかった。
この場面が正に今季のダメドラゴンズの象徴なのだ。
押せ押せの京田の場面こそ、代打福留じゃないのか!ここで福留を使わなければ何処で使うんだという場面だっただけに、与田監督の消極性が残念でならなかった。
巨人バッテリーにとってもベンチにとってもベテラン福留の登場は京田よりも嫌なものだと思う。相手の嫌なことに想像力が及ばない所に今年の与田監督の勝負弱さが現れているように思えてならない。

最終回にも、三度四度五度ととどめの二死満塁のチャンスを野球の神様は与えてくれるのだが、巨人原監督の執念の1人1殺の継投に躱されて無得点で今季7度目の引き分けに終わった。

作戦は常にベストではなくともせめてベターであって欲しいと願うのは当然だと思うのだが…。離脱前の決死のライデル・マルティネスの登板が無駄にならなければと祈るばかりである。

 

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2021年5月19日 (水)

残塁14は、いただけない!

#042◆ 5/18(火) ― 横浜スタジアム
 DeNA  1  -   5 中 日

 

 

最下位争い、しかも両チームとも連敗中で、お互いにどうしても勝ちたいゲームである。

立ち上がりから大貫を攻略、珍しくヒットの山を築きながら3回3分の2で降板するまでに10安打4得点と小笠原を援助した。
小笠原も強打線を相手に丁寧に投げ、連打を許さないピッチングを見せて引き続き安定していた。6回で93球だったので、もう1イニング行けるかと思っていたが、7回からはリリーフ陣が登場してきた。
藤嶋、橋本、マルティネスはいつも通り問題なかったが、3番手に登板の祖父江がやはり心配になった。全体にボールが高く、スライダーのコントロールもキレも今一に見えた。
伊藤光にレフトスタンド上段に運ばれたのもスライダーが真ん中低めの打ち頃のコースに入って行ったボールだった。
下が上手く使えてないような感じでフォームに粘りがないのだ。
完全に疲れとしか思えないから、一度下に放牧して疲れを取りながら走り込みだけはちゃんとして下半身に粘りを付けて戻ってきて貰いたいと思うのだが…。
下から好調な清水、岡野、松葉、佐藤なんかを上げて見たらどうかと思うのだ。

さて、攻撃の話をしよう。
結果は5-1で勝ち連敗を3で止めた。
先発野手全員安打で、大島、京田が猛打賞で周平がマルチ安打、都合13安打6四球5得点と派手に打ち勝ったかのように一見思えるが、実はそんなに楽勝のようではなかった。
7回以降は四球1つだけに抑えられていて、一発のあるベイ打線が一旦火を吹けば簡単にひっくり返される危険は常にはらんでいた。
13安打6四球と6回までは塁上を常に賑わせていたが、ホームベースを踏んだのはたったの5回で残りは全て残塁となり、14を数えたのだ。この残塁数はやっぱり余りにも多すぎる数である。
打撃コーチがアドバイスはしてるとは思うが
、やはり基本はノーサインで各バッターに任せているように見えた。
1点でも多く、1人でも多くホームに返すようにもう少しベンチが色々動いてもいいのではないだろうか。
いや、何か策を授けたりサインを出しているのかもしれない、が、結果としてこんなに残塁の山を築くのはベンチの責任が重いと考える所だ。
あまり好きな監督ではないが、巨人の原監督なら、何だかんだと様々な作戦を仕掛けて相手を撹乱しようと試みているのではないだろうか。
与田監督は動かなさすぎると僕は思うがどうだろうか?だからなのか、見ていて勝ってもあまり面白くない後味が残るのだ。
試合後のコメントでは、残塁が多いのが反省だと述べていたようだが、反省は選手だけではなくベンチもしっかり反省して貰わなければ困るのだ。

この日の朗報は、主砲ビシエドに16打席ぶりのどん詰まりだったがセカンドオーバーにヒットが出たことだろう。
どん詰まりというラッキーな所がより復調に繋がりやすいと考えているのだ。

 

 

 

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2021年5月17日 (月)

プランがはっきりしない野球では…

#041◆ 5/16(日) ― バンテリンドームナゴヤ
 中 日  2  -   2  ヤクルト
(9回規定により引き分け)

 

 

うーむ!何と言っていいか分からないドローゲームだった。

相変わらず、12安打とヤクルトの5安打を遥かに上回り、しかし残塁数は10と4のヤクルトを上回った。得点はたった2のドローだ。
この引き分けはどちらのチームが得をしたかと言えば、やはりヤクルトだろう。
ヤクルトの残念な部分は、先発奥川が6回1失点と好投したが2勝目を付けてやれなかったことと、抑えの石山が1点差を逃げきれなかったことだろうか。しかし、どちらも負けがついた訳ではないので、かろうじてセーフではないだろうか。

立ち上がりこそ村上に高めの失投をレフトスタンドに持って行かれる先制ツーランを浴びたが、2回からは今季の好調さを取り戻して7回までほぼ完璧に好投した柳だった。
その間に追い付き追い越すチャンスはいくつもあっただけに、このドローは負けなくてよかったという程度で、ほぼ負けに等しい戦いだったと思う。

初回、4回、7回と無死二塁のチャンスがあった。先頭大島のツーベース、先頭福田のツーベース、先頭井領のヒットに代走高松の二盗で作ったチャンスだ。
初回は京田に策なく任せて三振、4回はビシエドが三振、7回はバントなのか強攻なのか分からないまま根尾が三振、ひとつアウトを取られるや否や、その後は大抵無策でバッター任せになるのが与田野球だ。結局は、選手が打てばラッキー、打たなければ仕方がないという野球と言っても過言ではないように思える。
7回の代打の場面も果たして根尾が最適であったのだろうか?送りバントの可能性の確率が高かった場面で、今季バントを根尾が決めた記憶はないのだが根尾だった。
ベンチにはバント実績のある三ッ俣、武田もいたのにである。
チャンスに強い部分を持ってラッキーボーイ的な根尾にかけたのなら、躊躇なく打て!と送り込むべきなのだ。
とにかく中途半端である。
これでは、根尾に集中力を求めるのも酷と言うものだ。最終回にも同様先頭代打福留にヒットが飛び出して根尾に打順が回った。
ここはハッキリとバントの指示だろう。
ならば、バント成功確率の為には代打を送るべきである。失敗を覚悟してまで根尾にバント練習をさせる余裕はないはずである。
哀しいことに予想通り根尾は石山の高めの速球にフライを上げて失敗するのだが、バントに対する根尾の酷いトラウマが心配になってくる。

結果はラッキーにも、続く大島、京田にヒットが出て同点には追い付けた。福田の浅いセンターフライに本塁突入の大島が憤死して同点止まりのドローとなったが、ゲーム後監督には浅いフライでの本塁突入の是非の質問が集中したようだが、そこじゃないだろう?記者さん、と言いたい。
そこまでの、采配について質す(ただす)べきではないのか。
大島のアウトセーフは時の運だ。
問題は、ゲーム全体を通じて巡ってきたチャンスにおける与田野球のプランをひとつひとつ質すことが必要なのだ。

明確な攻撃プランがないから得点が取れないのは誰が見ても明らかである。
多少は頑固で執拗であっても徹底した策を授けることが必要な時期にきているのではないだろうか。
時間は待ってくれない。
トップをひた走る阪神はこの日も巨人に6-5と競り勝って、貯金16、2位巨人に4.5ゲーム差を付けた。相変わらず失策数は28と12球団トップだが、得失点差はダントツの61と異様なまでの数字を残している。
始まって41試合時点で、11.5ゲーム差というのは何度も言うけど絶望的な差だ。
まだ、100試合以上残っていることだけが救いと言えば救いだが、今朝のトウチュウのコラムで吉見氏も書いていた。2軍のいい選手を1軍に上げて競争させてほしいと。
しかし、別の紙面で与田監督がスタメン起用の井領が2安打の活躍について聞かれて、1軍にいるメンバーみんなで戦う、と答えたのがあったが「?」の気持ちが湧きあがって来てしまう。

 

 

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2021年5月16日 (日)

解説のしようのない試合

#040◆ 5/15(土) ― バンテリンドームナゴヤ
 中 日  0  -   5  ヤクルト

 

 

遂にこんな日が来てしまった。

解説者が解説のしようがない試合が現実に目の前で展開されていたのだ。
打ったヒットは3本、初回一死から京田がショート内野安打で出塁したが、福田のスリーツーで走って三振ゲッツーでチェンジ、3回一死から石橋にセンター前が出て福谷が送ったが、得点圏打率が今年も低い大島が凡打で無得点、7回またまた一死から福田に三塁線突破のツーベースが出たがビシエド、周平が凡退してジエンド、この3つの出塁だけが得点できるチャンスだったが、後は凡打と三振の山でヤクルト小川に無四球99球完封を許してしまうのだ。

一方福谷は初回の1失点で6回途中まで打たれながらも要所を締めて力投してきたが、一死一三塁から打ち取ったサンタナのショートゴロが、京田のグラブの下を抜けて(記録は安打)タイムリーになったので気落ちしたのか続く西浦をストレートで歩かせて満塁にしてしまった所でマウンドを降りた。リリーフの谷元が後続をピシャっと切り追加点を許さなかったが、結局この2点目が重かった。
通常の京田なら問題なくゲッツーが取れていた打球だったのに、この時の京田のグラブさばきが妙に雑に見えたのがやはり福谷にはこたえたに違いないと思えた。

このゲームではもうひとつ福谷を狂わせた出来事があった。
初回立ち上がりのヤクルトの攻撃時に起きたことだ。
先頭山崎に初球をレフト前に持って行かれて2番中村を迎えたが、その3球目のファールチップが自打球となり中村の右爪先辺りを直撃した。倒れて痛がる中村はコーチらに抱えられてやっとの姿でベンチ裏に治療に消えた。
見た感じでは多分出場は無理のような痛がり方だったし、いつまで経っても出て来る気配もなかった。ただただ無為の時間だけが、ダラダラと過ぎて行き、審判団からの説明もなく、マウンドに所在なげに立ち尽くしている福谷がいた。捕手石橋も内野陣もコーチも誰一人と福谷のそばに行くこともなく、時間だけが過ぎて行った。
暫くして何事もなかったかのように中村がバッターボックスに戻ってきたが、その間の時が止まっていたような時間は10分近かったと思う。いや正確には分からないが、体感的にはもっともっと長く感じた。
プレーボールがかかり、たった4球投げただけで訪れたこの空白の数分間が福谷の精神を狂わせるのには十分だったように思えた。
温まり始めた身体と心が一気に試合開始直後にクールダウンしてしまうことほど、投手を狂わせることはないからだ。
誰にも予想できなかったこの不自然なまでの間ではあったが、孤独の中に佇むしかなかった福谷の心に寄り添える誰かがいたら、初回の失点は防げたと思えて残念でならない。

不運といえばそれまでだが、初回の中村自打球事件と、6回の京田の魔がさしたような雑なプレーが、福谷とチームを負のドン底に陥れたゲームとなった。

このゲームの解説は、両チームに縁のある川崎憲次郎氏だったが、最後の最後まで何をどう言ったらいいのか分からないような感じで終わったように思えた。ドラゴンズにはズルズル行かないように何かを変えて頑張って貰うしかないと締めていたが、そうしか言えないだろうと同情した。

とにかく、次の柳がこのどんよりとした負のスパイラルに巻き込まれないことだけを祈ろうと思っている。

 

 

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2021年5月15日 (土)

テコ入れをしなきゃ!と監督はコメントしたが…

#039◆ 5/14(金) ― バンテリンドームナゴヤ
 中 日  1  -   4  ヤクルト

 

 

10安打5四球で1点13残塁という負けゲームは、やはりベンチの責任が大きいのではないだろうか?

一年以上に渡るコロナに対して政府の無為無策が叫ばれているが、それとよく似ているのが今年のドラゴンズだ。
やることなすこと、打つ手が後手裏目となって、投打のリズムが噛み合わず、何処かギクシャク感が否めない空気が充満して、抜けが悪い。
指揮官の表情も冴えず、日に日にベンチの中が暗く映るようになってきたのが分かる。

まるで思考停止に陥っているかのような与田監督が、何を言ってるのか全く分からない菅首相に益々似てきたのが哀し過ぎる。

試合後、監督はテコ入れをしなきゃいけないかも…と発言をしたようだが、多少の打順は変わってくるのかもしれないが、下との入れ替えに及ぶことはないだろう。
福岡筑後遠征中のファームから、元気印を急遽呼ぶようなことでもあれば、何かが変わるきっかけになるかもしれないが…。

打順をかえるにしても、所謂流行りの「エビデンス」がなければ機能することへの期待も薄いと思う。
監督なりの根拠に基づいた変更であれば、選手もその変更に応えようと努力をするに違いない。

いずれにせよ、首位タイガースは現在遥か11ゲーム先にそびえている。
11ゲームをひっくり返すことは、コロナの収束以上に至難の業かもしれない。
今年こそ!という優勝の夢を見続けているファンの数も少なくなっているように思える。
ならば、はつらつと若手が競い合いながらプレーをするような楽しく面白いゲームを見せて貰いたいと願うばかりである。

開幕して2ヶ月弱、39試合消化時で、シーズンを制覇を諦めてしまうのは想定外だが、今のままでは上昇気流が巻き起こってくる気配が全く感じられないのが事実である。

 

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2021年5月14日 (金)

勝っても負けても変わらない打順で戦う事実はもはや謎だ!

#038◆ 5/13(木) ― 阪神甲子園球場
 阪 神  2  -  1 中 日

 

 

毎度同じような展開で敗れ、毎度同じようなゲーム後の監督のコメントに、与田ドラゴンズが今劇的に変わって行く希望の光は見えてこないのが現状である。

チームが好調ならともかく、勝利に届かないゲームの原因がチャンスに打てないのにも関わらず、ほぼコピペした打順が続いている。
多くのファンも解説者もおそらく「またか」と感じながらゲームを見ているのではないだろうか。打順も出場選手も変わらず、個人の成績が変わって行かなければ、殆ど打順の巡りも変わらず同じようなパターンでチャンスが訪れ、そしてチャンスがつぶれて行くのは当然の理である。
それにしても何故、その同じ轍を踏む目の前の悪循環を断つ為に「何か」を講じたりしないのだろうか?全く理解を超えている。
完全にレギュラーメンバーが固定していたV9時代の巨人や、毎年首位争いをし続けていた落合ドラゴンズでもあるまいに、スタメンの9人が殆ど変わらないで戦えるチームになってないのにである。
同じ敗れるにしても、明日への希望を感じられるメンバーが必死に真のレギュラーを目指して躍動しているゲームなら、ファンも解説者も楽しみに違いないが、今の与田ドラゴンズは全くそんな魅力のかけらも感じないのが本当の所である。
正に「糞詰まり(汚い言い方で恐縮だが)」状態なのだ。
シーズンが始まった時にも、昨シーズンにおいてもずっーと指摘し続けてきたが、与田監督の一二軍選手の入れ替えが極端に少なすぎることである。これこそが何よりの問題である。監督自身「チーム内の選手同士の競争が何より大事」としばしば発言しているが、競争するにしても、このレベルの成績のメンバーが固定されて使われ続けている状況ではそれ自体期待できないのが選手の本音ではないだろうか。
ベンチを温めているだけの選手や、二軍で好成績を上げて頑張っている選手のモチベーションが心配でならないのだ。

このタイガース相手の2試合を振り返ると、それほど偏った打順に於ける不振があった訳ではなかったが、2番京田、3番ガーバーの所にチャンスが巡った時の期待に応えられない2人の結果にやはり目が行ってしまう。
チャンス時以外の際のバッティングの淡白さや凡退の仕方が気になって、この2番3番という並びが現ドラゴンズの超ウィークポイントのように見えてならないと感じる人は多いのではないだろうか。
あり得ない夢かもしれないが、2番ライト岡林、3番ショート石川昂なんて名前が並んだら…と思うと、心がワクワクしてきて負けても「よし!明日こそ!」と思えるような気がするが…。

下は今1位をキープして戦っている。
ファームのゲームも見るが、若手では上記の岡林、石川昂を始め、石垣、伊藤、土田、三好、郡司ら若手、渡辺、溝脇、遠藤、石岡(育成)、山下(育成)ら中堅、堂上、平田らのベテランと、皆んな元気に上から呼ばれる為に頑張っている。
藤井、大野、加藤匠の3人も若手に混じっていい働きをしているが、おそらく与田監督に呼ばれることはないだろう。

今季投手以外での入れ替えは、上がってきた福田1人と、抹消された岡林、平田だけで、他にはビシエド、アリエル、ガーバーら外人の故障や登録などによるものだけだ。

ハッキリ言って、この事実は余りにも異常なことだと僕は思うのだが…。

 

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2021年5月12日 (水)

継投に見えた、与田監督の揺らぎと不安

#037◆ 5/11(火) ― 阪神甲子園球場
 阪 神  4  -  4 中 日
  (9回規定により引き分け)

 

 

最近のドラゴンズの継投を見ていると、送り出すリリーフ投手の順番や替えるタイミングに与田監督の信頼度の揺らぎや不安が感じられる。

この日も終盤残念ながらそんな場面に出くわした。
先発小笠原は3点は奪われたが6イニングをそれなりに投げ終えて、クォリティスターターの役割も果たして1点のリードを保った形でマウンドを降りた。
見てた僕からしたら、あわよくばもう1イニング行かせても面白かった様にも思えた。
タイガースの好調打線が小笠原に対しては最後まで狙い球が絞れずに打たされてきているように見えたからだ。7回7番から始まる下位だっただけにもう1イニング小笠原の背中を押してもよかったかもしれない。若干の結果論的ではあるが…。

昨シーズンフル回転で大車輪の活躍を見せてくれた左右の最優秀救援の同時タイトルホルダー福、祖父江共に、この所キレにもコントロールにも精彩を欠いた投球が垣間見え、不安の影が付き纏って投げてみないと分からない部分があった。

最近の安定感から言えば、又吉、マルティネス、藤嶋、橋本の順ではないかと僕は感じていた。

与田監督の信頼度No. 1の谷元もここに来て登板過多から打ち込まれ失点する場面も時折見かけた。

結局、7回マウンドに立ったのは祖父江だった。球のキレは感じなかったが、丁寧にコースにボールを投げ分けていたので簡単にツーアウトが取れた。9番西の代打には原口が登場してきた。積極的に打ってくる傾向の強い原口に対して、バッテリーは勝負を急いだのか初球をストレートでストライクを取りに行った。原口は初球から狙っていたボールをピッチャー返しして、ショート京田の右を襲った。速い打球は追い付いた京田のグラブを辛くも弾いて内野安打となってしまった。
ツーアウト一塁でバッターはトップに戻り左の近本、代走に熊谷を起用、ここで何と投手交代が告げられるのだ。

ピッチャー福。

悪い予感が走った。というよりも、与田監督の最近の祖父江に対する信頼度の低さを感じてしまった。それでもコールは谷元ではなく福だった。こういう場面のワンポイントは福よりも谷元の方が抑える確率は高いと思ったが、バッターが左が続くのが理由だったのか谷元に不安があったのか分からないが、何故だか与田監督の迷いが伝わってきた。
祖父江続投がベストの策のように思いながら見ていたら、初球に走られ近本を結果歩かせて塁を埋め糸原を迎えた。
この日の糸原は小笠原の緩急に攻められ、3つの内野ゴロに抑えられていた。
小笠原に比べて緩急の差が少ない福は糸原には有り難かったのかもしれない。
追い込んで投げたチェンジアップに上手くバットを合わせてセカンドオーバーに打球は飛んで行った。二塁から俊足熊谷のスライディングが木下拓のタッチよりも一瞬早く同点となってしまうのだ。
この後谷元が出てきた。
ならば、ひとつ前の場面で谷元でよかったのでは…と、これまた結果論だが思った。

追い付かれてから、8回又吉、9回マルティネスと勝ちパターンの投手を投入して引き分けがやっとのゲームとなった。

投手起用の難しさをまざまざと見せつけられた引き分け試合だったが、やっぱり逃げ切らなければいけない試合には違いない。

与田監督の継投に見えた迷いと不安が心配である。

 

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2021年5月11日 (火)

恐怖の8番打者になってきたぞ!

#036◆ 5/ 9(日) ― バンテリンドームナゴヤ
 中 日  2  -  0  広 島

 

 

根尾が2日続けてマルチ安打を記録した。

27日にスタメンに復帰して10試合の成績が30打数11安打3割6分7厘の好成績で通算打率も2割台に突入した。
開幕当初のスピードボールや変化球に手こずっていたことを思うと別人のような成長の度合いを感じる。これもベンチが我慢強く使ってくれてゲーム前もゲーム後も栗原コーチと必死にバッティング練習に課題を持って取り組んだ賜物に違いない。
「練習は嘘をつかない」と言われるが本当に練習好きで真面目な根尾には、その言葉がぴったりである。
キャンプで立浪臨時コーチに鍛えられ、その実践で大きな壁に何度もぶち当たりながらゲームに出場し悔しい想いを重ねつつも、へこたれずにひとときも反省と練習の反復を怠らず向き合ってきた結果が少しずつ現れてき始めたばかりなのだろう。
本人にとってはまだ全然ダメだという気持ちだろうが、ドームに集まりTVの前で見守っている沢山のファンの眼には確実に根尾が日に日に成長を遂げていることが見え始めているのではないだろうか。

根尾の前を打つ木下拓が好調で、根尾の後に回る大島が好調だから、根尾が順調に出塁を重ねて行けば自然と得点に繋がって行く。
最近のドラゴンズの攻撃は6番か7番から始まる打順が一番期待が持てそうな予感がする。
そこに必ず登場してくる「8番根尾」の打席がとにかく楽しくて仕方がないのだ。
そんな想いは今ドラゴンズファンの多くが同じ想いではないだろうか。
勿論、段々と今以上にマークがきつくなるのも時間の問題だとは思うが、今同様常に1打席1打席の反省と反復練習を怠らなければ克服は困難なことではない筈である。

頑張って、いや1年間頑張り通して貰いたい。

そして、12球団1の「恐怖の8番打者」になって貰いたいのだ。

初戦敗戦で迎えた日曜の第2戦は、柳の素晴らしい好投が、ビシエドのMothers day仕様のピンクのバットから飛び出したセンターオーバーのツーランホームランによる2点に後押しされて、2-0で連敗を避けることができた。
ゲーム前にエース大野のコンディション不良による抹消が発表されて、暗雲が立ち込めたが右のエースとして柳が3勝目を完璧な好投で投げ終えてくれて皆んなに安心と勇気を与えてくれた。

今季の柳は投げる度に凄みを増して現在奪三振数が12球団でダントツの1位を走っている。
このまま、大野が帰ってきても走り続けて最終的には大野と奪三振のタイトルを争って欲しいと願っている。

世の中はコロナ禍が続き緊急事態宣言の延長が発表されたが、根尾と柳の2人の活躍に心が癒され、新たな週を迎えられたのが何よりである。

 

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2021年5月 9日 (日)

バントは上手い選手に替えるべきだ!

#035◆ 5/ 8(土) ― バンテリンドームナゴヤ
 中 日  3  -  4  広 島

 

 

惜しい試合を落とした。

シーズンが終わった時、こういう1敗が命取りになって行くものである。
相手カープも連敗脱出に必死であるからそんなに簡単なことでないことは分かりきっているが、果たして負けない為にでき得る策を全て講じたかどうかということである。
与田監督も最善の策を打ったつもりでいるとは思うが、ただひとつどうしても納得できなかった場面が2箇所あった。

2点ビハインドの7回と1点ビハインドの9回である。

7回はノーアウトから根尾のセンターオーバーツーベースが飛び出した。ワイルドピッチで三塁に進み、代打福留は四球を選び一三塁、代走高松を送り二盗で二三塁として1打同点の場面を作って相手バッテリーにプレッシャーをかけた。大島は1点どうぞの守備シフトでセカンドへゴロを転がして1点差として、一死三塁でバッター京田。前進守備の間を抜ければ最高、最低でも外野フライ、少々浅くてもランナーは高松だから得点の可能性十分だった。そしてスクイズも考えられる場面だ。
しかし、ここでは京田任せの采配だった。
外野フライを嫌がるバッテリーに絶対に高め勝負のボールはなく低めの変化球で勝負を選ぶことは誰がみても明らかである。
京田はバッテリーを揺さぶる気配や工夫もなく、結局漫然と低めのボールのスライダーを2つ空振りして三振と相手バッテリーを助け
るのだ。実にあっという間の三振だった。
野球脳が問われている京田に任せるベンチもベンチだが、低めのボールをただ空振りしている京田本人にはガッカリだった。
狙いボールを定めて打席に果たして臨んでいたのかすら疑問に思えた三振だった。
左の塹江だったから右の代打もあったのではと思ったが…。この時点ではまだ福田、武田、石橋、三ッ俣、桂と右バッターは5人残っていた。
続くガーバーに代打福田は四球を選ぶが、ビシエドが三振で1点止まりで終わった。

そして9回、初の回跨ぎのクローザー栗林から先頭大島がライト前のヒットで出塁、バントの構えの京田にはストライクが入らず四球で無死一二塁と絶好の同点逆転のチャンスが訪れた。ここでは100%送りバントだ。
バッターは代走から入っていた滝野だ。
一軍の経験も浅い滝野を考えれば、ここはバントの為に代打を出すべきだと思った。
しかし、ベンチは動かず滝野にそのままバントを命じた。決してバントのしやすいストレートを栗林は投げることはなく全てフォークとカーブだった。目線が定まらず滝野は見逃し三振でバントはできなかった。
何故ベンチはここで、経験のある選手を出さなかったのだろう?9回で延長戦もないのだから、ベンチに残っている中で一番バントの上手い選手を送るべきであるのだ。
ここでは絶対に送らなければいけない場面、ランナーは大島と京田、転がしさえすればバントは成功するのだから、滝野ではなく経験がありバントの上手い三ッ俣を起用して欲しかった。初の回跨ぎでアップアップし始めていた栗林は滝野を三振に取り息を吹き返して、ビシエド三振、周平セカンドゴロに打ち取り、防御率0.00のまま9セーブを上げてチームの連敗も6で止めた。

7回の京田と9回の滝野の場面の采配を見て、今年も優勝は程遠いと感じたのは僕1人ではない筈だ。
残念でならない敗戦だった。

 

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2021年5月 7日 (金)

急に壊れた扇風機と化してしまったガーバー

#034◆ 5/ 5(水) ― バンテリンドームナゴヤ
 中 日  0  -  4  DeNA

 

 

GW中のゲームも消化しながら明日明後日の二日間がお休みとなるドラゴンズである。

コロナ禍で緊急事態宣言下だったり、まん延防止等重点措置下でなかなか身動きが取りにくい時期だが、パウエルコーチ同伴で新外国人ガーバーは是非秋葉原に行って貰いたい。
季節の変わり目の不順な気候からか、自身の扇風機の具合がかなり悪くなってしまっているので、修理を施す必要がありそうだ。笑

勝野、濱口の緊迫した投手戦が繰り広げられて迎えた7回に、アンラッキーのような落とし穴が勝野を待ち構えていた。

初球のストレートを佐野に狙われてレフト根尾をライナーが襲った。根尾が背走しながら思いっきりジャンプして差し出したグラブの先をかすって、ツーベースとなり先頭バッターが出塁。続く牧の当たり損ないのゴロが周平と勝野の間に飛んだ。周平は確実に一塁でひとつアウトを狙うべきだったが、点をやりたくない気持ちが勝ったのか二塁から三塁を陥れようとするランナー佐野へのタッチを試みて内野安打にしてしまうのだ。
不運なプレーが2つ続いてしまう勝野だったが、今季の勝野には期待した。今までこういうピンチをことごとくくぐり抜けて来ていたのを見ていたからだ。
そして強打者ソトを外への速球でライトへの浅いフライに打ち取り、好打者宮崎は敢えて申告敬遠で勝負を避け嶺井を速い球で押して空振り三振とアウトカウントを2つとした。
あと1人だ!ここで代打桑原が出てきた。
今季勝野とは相性が悪くスタメンを外されていた桑原は内を完全に捨てて外の球だけを待っているのが明らかだった。
勝野-木下拓のバッテリーも内を中心にした攻めを見せていたが、見向きもしない桑原が不気味だった。2-2からの5球目、そこまで一度もバットを振らなかった桑原は、バッテリーが低めを狙いゴロを打たせようとした外の速球がやや高めに入ってきた所を計算通り右に素直に打ち返した。勝野にとっては痛いコントロールミスとなった。
やや前を守っていたガーバーのグラブが際どく届かずここでも不運な2点タイムリーとなって0-0の均衡を破られたのだ。
桑原の徹底した右打ちと勝野の微妙なコントロールミスが生んだ失点だった。

この時点で勝野の球数はまだ93で余力はあったが、阿波野コーチと与田監督が出てきて交代が告げられた。
しかし、この交代は残念だった。

勝野の気迫はまだ感じられたし、次の神里もこの日タイミングがあってなかったし、結果神里より格下の山下が代打に出てきたから余計にそれを強く感じた。
リリーフは、与田監督お得意の「困った時の谷元頼み」だった。
流石の谷元も登板過多の疲れは免れずいつものコントロールやキレが感じられなかった。
山下の当たり損ないの飛球がふらふらと周平の左後ろ、京田の右後ろという、ここにしか落ちないという極め付けの不運な当たりとなり致命的な2点がベイスターズに入って万事休すとなった。

勝野が完全な独り立ちをする為にもこの場面は是非続投させて欲しかったのは決して結果論で述べている訳ではない。
不運な2点で心が折れるようなヘボな投手ではないということを付け加えておきたい。

色んな意味で課題も残り、残念でならない1敗となった。

バットにかすりもしない空振りを繰り返していた3番ライトガーバーは、冒頭述べたように扇風機の修理と球際に強くなる守備練習を是非やって貰いたい。

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2021年5月 5日 (水)

やっぱ華があるなあ!

#033◆ 5/ 4(火) ― バンテリンドームナゴヤ
 中 日  8  -  4  DeNA

 

 

 

「まさか」が本当になった時、これが昨日バンテリンドームで起こった。

今やバンテリンドームのヒーローインタビューのお立ち台が一番似合う選手がこの日も上がっていた。
紛れもなく、背番号7の根尾昂選手である。

プロ入り初ホームランが満塁というおまけ付きでライトスタンドに吸い込まれて行った。
4-3とエース大野がベイの強力打線にプレッシャーを受け始めていた3回裏の攻撃での出来事である。
一死満塁でバッターボックスに第1打席は空振り三振に終わっている根尾が入った。
内角ストレートボール、外角スライダーボールの3球目、ほぼ真ん中低めに入ってきた142キロのストレートをフルスイング、綺麗な放物線で右中間スタンドを目がけて飛んで行った。根尾の振り切ったスイングのフォロースルーも実に美しくカッコよかった。
何と「まさか」の初本塁打がグランドスラムとなったのだ。
みどりの日の祭日にコロナ禍にも関わらずドームに駆け付けたドラゴンズファン、いやベイスターズファンにとってもいい場面に出くわしたのではないだろうか。
これからのNPBを牽引して行くに違いないこの若きスター候補生の初ホームラン初満塁ホームランの快挙を瞼に焼き付けることができたプロ野球ファンは忘れられない一日となっただろう。

根尾は4月30日に巨人菅野から初二塁打を、一昨日ベイスターズ山崎から初三塁打を、そして昨日大貫から初本塁打と、ほぼ立て続けに記録した。本人にとっても生涯忘れられない2021年のGWとなったに違いない。

改めて心からの祝福をしたい。

地元に帰って久しぶりに両親と会い、母親に初めて母の日のプレゼントを渡したらしい。
名古屋名物のお菓子だそうだが、根尾らしい実に実直なプレゼントだと思った。

初ホームランに沸いた根尾が9回の最終打席で三上に0-2と追い込まれてからファールを2つ打ちながら粘り2-2からの7球目の147キロのカット気味のストレートを鮮やかにセンター前にライナーで弾き返してこの日がマルチヒットとなったこと、ここに僕は注目した。
いい打席の後にもう1本、これが何より大事で根尾にとっての課題でもあった。
先日は貴重なタイムリーを打ちながらその後の2打席を三振で終わり、ヒーローにも拘らずお立ち台に上げて貰えなかったことがあった。
この日は見事に押しも押されもしないヒーローとしてただ1人でお立ち台に上がったのだ。

そして改めて「やっぱり華があるなあ」と根尾に感じた日になった。

 

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2021年5月 4日 (火)

超ベテラン福留が心配だ

#032◆ 5/ 3(月) ― バンテリンドームナゴヤ
 中 日  1  -  2  DeNS

 

 

ここにきて球界最年長の超ベテラン福留の衰えが気になる。

相変わらずのファンの期待も大きいし、ベンチが寄せる想いも今のドラゴンズにおいては群を抜いている。
が、見ているとやはり年齢による衰えを感じざるを得ない。
速球投手全盛の時代に、150キロ連発のボールを打ち返すのはベテランにとってなかなかの至難の業である。

このゲームでもここぞの場面で誰もが予想したコールがされた。
2点を追う8回、先頭根尾が山崎のチェンジアップを上手くすくいライト脇を抜くプロ初のスリーベースで反撃の足掛かりを作った(英智コーチが回せばランニングホームランになった可能性もあった)。
ここで満を持して登場したのが福留だった。
初球150キロのストレートに押されてファール、山崎-嶺井のバッテリーはこの時ストレートで押して行く勝負を確信したに違いない。

何故なら福留が積極的に打ちに来ていること
、速球にタイミングが合っていないこと、無駄な球を使っているうちにベテランはアジャストしてくるだろうと感じたこと、それらを瞬時に察した嶺井は高めのストレートで早い決着を考えたのだろう。
2球目も同じ外角高めに要求したストレートが初球よりもボールひとつ内に来た。
計算通り福留は手を出した。速球に押されて内野に力ないフライが上がった。
ランナーも動けないショートフライに終わってしまった。声の出せないスタンドからの溜息が響いているように感じた。
ストレートで積極的に攻めるのを選択したベイスターズバッテリーの勝ちである。

福留の胸の内が痛い程分かるだけに、哀しい結末に感じた。試合後、ベテラン福留はマシーンの球速を150超に合わせてたっぷり打ち込んだだろうか?若き日のように…。

そうあってほしい。

常にチームの窮地を救い、チームを引っ張ってきたあの日のミスタードラゴンズ福留の老いを僕たちは見たくない。

だからこそ、これからも攻め続けられるであろう速球を見事に打ち返す福留であって欲しいのだ。

結局、その後大島のセカンドゴロによる1点に終わり、ゲームは1-2で敗れた。

イースタンでボコボコに打たれながらも、主力投手の相次ぐ故障で急遽一軍に呼ばれて特攻先発を告げられた初先発ピープルズに6回散発5安打0点に抑えられた屈辱を忘れてはいけない試合となった。

 

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超ベテラン福留が心配だ

#032◆ 5/ 3(月) ― バンテリンドームナゴヤ
 中 日  1  -  2  DeNS

 

 

ここにきて球界最年長の超ベテラン福留の衰えが気になる。

相変わらずのファンの期待も大きいし、ベンチが寄せる想いも今のドラゴンズにおいては群を抜いている。
が、見ているとやはり年齢による衰えを感じざるを得ない。
速球投手全盛の時代に、150キロ連発のボールを打ち返すのはベテランにとってなかなかの至難の業である。

このゲームでもここぞの場面で誰もが予想したコールがされた。
2点を追う8回、先頭根尾が山崎のチェンジアップを上手くすくいライト脇を抜くプロ初のスリーベースで反撃の足掛かりを作った(英智コーチが回せばランニングホームランになった可能性もあった)。
ここで満を持して登場したのが福留だった。
初球150キロのストレートに押されてファール、山崎-嶺井のバッテリーはこの時ストレートで押して行く勝負を確信したに違いない。

何故なら福留が積極的に打ちに来ていること
、速球にタイミングが合っていないこと、無駄な球を使っているうちにベテランはアジャストしてくるだろうと感じたこと、それらを瞬時に察した嶺井は高めのストレートで早い決着を考えたのだろう。
2球目も同じ外角高めに要求したストレートが初球よりもボールひとつ内に来た。
計算通り福留は手を出した。速球に押されて内野に力ないフライが上がった。
ランナーも動けないショートフライに終わってしまった。声の出せないスタンドからの溜息が響いているように感じた。
ストレートで積極的に攻めるのを選択したベイスターズバッテリーの勝ちである。

福留の胸の内が痛い程分かるだけに、哀しい結末に感じた。試合後、ベテラン福留はマシーンの球速を150超に合わせてたっぷり打ち込んだだろうか?若き日のように…。

そうあってほしい。

常にチームの窮地を救い、チームを引っ張ってきたあの日のミスタードラゴンズ福留の老いを僕たちは見たくない。

だからこそ、これからも攻め続けられるであろう速球を見事に打ち返す福留であって欲しいのだ。

結局、その後大島のセカンドゴロによる1点に終わり、ゲームは1-2で敗れた。

イースタンでボコボコに打たれながらも、主力投手の相次ぐ故障で急遽一軍に呼ばれて特攻先発を告げられた初先発ピープルズに6回散発5安打0点に抑えられた屈辱を忘れてはいけない試合となった。

 

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2021年5月 3日 (月)

竜はウィラーが大嫌い!

#031◆ 5/ 1(土) ― 東京ドーム
 巨 人  6  -  9  中 日

 

 

ジャイアンツにはとにかく大嫌いな選手がひとりいる。
今季はここぞの場面で決まって痛い目に遭わされてきた。
昨年楽天から巨人に加入してきたウィラー選手である。
かの「ハクション大魔王」ばりの風貌でバッターボックスに入って睨まれと、気の優しいドラゴンズ投手陣は立ちどころに「魔王様!どうぞ!」と、美味しく香ばしいボールを投げさせられてしまうのだ。
2連戦の初戦でも向かう所敵なしという完璧な投球を続けてきて迎えた7回、アンラッキーな安打をきっかけに迎えた無死一塁の場面で「ハクション大魔王」は柳の投げた外角高めの真っ直ぐを素直に右中間に打ち返して俊足の重信を一塁から長躯ホームインさせて見せたのだ。二塁ベース上の「ハクション大魔王」のしてやったりの仕草表情は何とも憎々しげである。
柳の完封の夢をくじくと同時に完投すらも失くしてしまう1打となったのだ。
続く内野ゴロ2つで2点目のホームインを大魔王自身がホームベースを踏んでベンチのチームメイトと満面の笑みでエアタッチをする表情は二度と見たくないと心から思った訳だ。

そして第2戦、小笠原の粘投と珍しく打線が4回から爆発して苦手今村を後略、今村から4点、リリーフした大江から3点と、6回表を終わり7-0と大量リードとしたのだ。
大量点差に安心して気を緩めた訳でもないだろうが、その裏の小笠原がおかしくなり無死からの若林四球をきっかけに2点を奪われランナーを残したバッターウィラーの場面で藤嶋とチェンジした。ここでまずウィラーは藤嶋の得意フォークを軽く引っ掛けて三遊間を抜ける追加点へと繋ぎのバッティングを見せた。
こういう渋いバッティングは投手に与えるダメージが大きい。
結局この回4点を与えて点差は3となった。

そして、次の7回ツーアウトだがランナーをひとり一塁に置いてまたまた「ハクション大魔王」を迎えたのだ。
投手は3番手谷元、不敵な表情の大魔王がバッターボックスに構えている。
視線も合わせようとせずに淡々と投げる谷元まともなストライクを避けた投球は粘られて3-2、単打ならOKという場面だったが、何と百戦錬磨のセットアッパー谷元のボールが大魔王の引力に操られたかのようにベルト高さの外寄りにスーッとストライクが入っていってしまうのだ。
そんな香ばしいボールを逃してくれる現在の大魔王様ではなかった。
右中間スタンド前列に吸い込まれて行った。
ツーランホームランとなり7-6の1点差になってしまったのだ。
何やら不思議な口の動きを見せながらダイヤモンドを回るウィラーの姿ほど憎らしいものはない。
2日続けて憎き「ハクション大魔王」に苦しめられていた。
この点差のまま行って二度とウィラーに打順が回らないことだけを考えていた。
9回のチャンスに大島の当たりがレフトウィラーを襲った。後走後走で打球を追う大魔王様が追いつかずにコケた。思わず笑ってしまった。一生懸命なプレーだったが何故か滑稽に見えた。この当たりがスリーベースとなり貴重な2点が入った。結果これが効いて最終回ライデル・マルティネスがランナーを出したが無失点で逃げ切った。

大嫌いな「ハクション大魔王」に回る直前のスモークで終われたのが全てだった。
仮に大魔王に回っていたら…。
考えたくないが、ライデルであろうとどうなっていたのかは神のみぞ知る所ではあった。

ウィラーの恐怖にはもてあそばれたが、巨人に2連勝、阪神巨人上位2チームに対しての5試合を4勝1敗で終えたのは上々と言える。

地元に帰ってベイとカープを迎え撃つが、ベイはここ2試合で18点を取ってヤクルトに打ち勝ってやってくるから要注意だ。

 

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2021年5月 1日 (土)

菅野攻略は初回高松の初球安打がもたらした!

#030◆ 4/30(金) ― 東京ドーム
 巨 人  2  -  3  中 日

 

 

プレーボール前から何かが起こりそうな予感がしていた。

初めてと言っていい与田采配のサプライズが スタメンにあったからだ。
1番セカンド高松、6番センター滝野、8番レフト根尾、というフレッシュトリオの名前が並んでいたからだ。
しかも前年度一度も勝てなかったどころか3度顔合わせて1点も取れなかった菅野を相手にである。
これぞ、与田監督の「開き直り」であり、ファンが待ち望んでいたサプライズなのだ。

果たして、プレーボール直後絶対エース菅野の初球を高松がセンター前に弾き返した。
菅野にとってみれば、誰だ?こいつは、という感じだったのではないだろうか。
何となく投げた初球真っ直ぐを積極的にセンター前に弾き返されて菅野の動揺はビンビンに伝わってきた。
ランナーになった高松は大きいリードで更にエース菅野を揺さぶり続けたのだ。
明らかに菅野の表情にはイライラが垣間見えた。しかし流石にエースである。京田を三振ゲッツー、ガーハ捕邪飛と点を与えることはなかった。
初回のマウンドを引き上げてベンチに帰る菅野の顔には苦笑いが見え、このゲームは面白くなりそうだと期待が膨らんだ。

一方柳は初回からガンガン飛ばして三振の山を築いて行った。
初回2番坂本から、丸、2回岡本に三者連続三振を取るなど、ストレート、変化球共に抜群で相手を寄せ付けなかった。
6回までを打者19人に被安打2、与四球3、9奪三振、無失点で投げ終えた。
完封も行けそうな勢いである。

攻撃も2回先頭ビシエドが初球を無人のレフトスタンド中段にぶち込み先制、続く周平と木下拓が作ったチャンスに根尾がファーストの新外人スモークの失策を誘うライン上のゴロを打ち追加点を上げた。
4回には、根尾のツーベースを再び高松の初球攻撃でライト前タイムリーを放ち菅野から3点目を奪ったのだ。
この時の菅野は完全に冷静さを失くしていたように見えた。
聞いたことも見たこともなかったかもしれない高松という若者の顔を菅野が完全にインプットした瞬間となったのだ。

好調柳はこの若者の活躍で取って貰った3点をお守りにスイスイと投げ続けていた。
7回、先頭スモークの当たりが滝野と根尾の真ん中を襲い、2人の若者が交錯して惜しくも滝野のグラブを弾いて出塁を許し、ドラゴンズ戦を得意にするウィラーのタイムリーと内野ゴロで柳は思わぬ2点を失ったが、8回又吉、9回ライデル・マルティネスが抑えて、2勝目を上げた。

試合後のヒーローインタビューで、この日の菅野との対戦をモチベーションとして臨んできたことを明かした。
気迫の籠った113球には今年に捲土重来を期した柳の決意が現れていた。

しかし、この1勝は初回、プロ入り初の1番先発高松が菅野の初球をセンター前に弾き返したことがもたらした勝利だったのだ。

 

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