2021年5月17日 (月)

プランがはっきりしない野球では…

#041◆ 5/16(日) ― バンテリンドームナゴヤ
 中 日  2  -   2  ヤクルト
(9回規定により引き分け)

 

 

うーむ!何と言っていいか分からないドローゲームだった。

相変わらず、12安打とヤクルトの5安打を遥かに上回り、しかし残塁数は10と4のヤクルトを上回った。得点はたった2のドローだ。
この引き分けはどちらのチームが得をしたかと言えば、やはりヤクルトだろう。
ヤクルトの残念な部分は、先発奥川が6回1失点と好投したが2勝目を付けてやれなかったことと、抑えの石山が1点差を逃げきれなかったことだろうか。しかし、どちらも負けがついた訳ではないので、かろうじてセーフではないだろうか。

立ち上がりこそ村上に高めの失投をレフトスタンドに持って行かれる先制ツーランを浴びたが、2回からは今季の好調さを取り戻して7回までほぼ完璧に好投した柳だった。
その間に追い付き追い越すチャンスはいくつもあっただけに、このドローは負けなくてよかったという程度で、ほぼ負けに等しい戦いだったと思う。

初回、4回、7回と無死二塁のチャンスがあった。先頭大島のツーベース、先頭福田のツーベース、先頭井領のヒットに代走高松の二盗で作ったチャンスだ。
初回は京田に策なく任せて三振、4回はビシエドが三振、7回はバントなのか強攻なのか分からないまま根尾が三振、ひとつアウトを取られるや否や、その後は大抵無策でバッター任せになるのが与田野球だ。結局は、選手が打てばラッキー、打たなければ仕方がないという野球と言っても過言ではないように思える。
7回の代打の場面も果たして根尾が最適であったのだろうか?送りバントの可能性の確率が高かった場面で、今季バントを根尾が決めた記憶はないのだが根尾だった。
ベンチにはバント実績のある三ッ俣、武田もいたのにである。
チャンスに強い部分を持ってラッキーボーイ的な根尾にかけたのなら、躊躇なく打て!と送り込むべきなのだ。
とにかく中途半端である。
これでは、根尾に集中力を求めるのも酷と言うものだ。最終回にも同様先頭代打福留にヒットが飛び出して根尾に打順が回った。
ここはハッキリとバントの指示だろう。
ならば、バント成功確率の為には代打を送るべきである。失敗を覚悟してまで根尾にバント練習をさせる余裕はないはずである。
哀しいことに予想通り根尾は石山の高めの速球にフライを上げて失敗するのだが、バントに対する根尾の酷いトラウマが心配になってくる。

結果はラッキーにも、続く大島、京田にヒットが出て同点には追い付けた。福田の浅いセンターフライに本塁突入の大島が憤死して同点止まりのドローとなったが、ゲーム後監督には浅いフライでの本塁突入の是非の質問が集中したようだが、そこじゃないだろう?記者さん、と言いたい。
そこまでの、采配について質す(ただす)べきではないのか。
大島のアウトセーフは時の運だ。
問題は、ゲーム全体を通じて巡ってきたチャンスにおける与田野球のプランをひとつひとつ質すことが必要なのだ。

明確な攻撃プランがないから得点が取れないのは誰が見ても明らかである。
多少は頑固で執拗であっても徹底した策を授けることが必要な時期にきているのではないだろうか。
時間は待ってくれない。
トップをひた走る阪神はこの日も巨人に6-5と競り勝って、貯金16、2位巨人に4.5ゲーム差を付けた。相変わらず失策数は28と12球団トップだが、得失点差はダントツの61と異様なまでの数字を残している。
始まって41試合時点で、11.5ゲーム差というのは何度も言うけど絶望的な差だ。
まだ、100試合以上残っていることだけが救いと言えば救いだが、今朝のトウチュウのコラムで吉見氏も書いていた。2軍のいい選手を1軍に上げて競争させてほしいと。
しかし、別の紙面で与田監督がスタメン起用の井領が2安打の活躍について聞かれて、1軍にいるメンバーみんなで戦う、と答えたのがあったが「?」の気持ちが湧きあがって来てしまう。

 

 

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2021年5月16日 (日)

解説のしようのない試合

#040◆ 5/15(土) ― バンテリンドームナゴヤ
 中 日  0  -   5  ヤクルト

 

 

遂にこんな日が来てしまった。

解説者が解説のしようがない試合が現実に目の前で展開されていたのだ。
打ったヒットは3本、初回一死から京田がショート内野安打で出塁したが、福田のスリーツーで走って三振ゲッツーでチェンジ、3回一死から石橋にセンター前が出て福谷が送ったが、得点圏打率が今年も低い大島が凡打で無得点、7回またまた一死から福田に三塁線突破のツーベースが出たがビシエド、周平が凡退してジエンド、この3つの出塁だけが得点できるチャンスだったが、後は凡打と三振の山でヤクルト小川に無四球99球完封を許してしまうのだ。

一方福谷は初回の1失点で6回途中まで打たれながらも要所を締めて力投してきたが、一死一三塁から打ち取ったサンタナのショートゴロが、京田のグラブの下を抜けて(記録は安打)タイムリーになったので気落ちしたのか続く西浦をストレートで歩かせて満塁にしてしまった所でマウンドを降りた。リリーフの谷元が後続をピシャっと切り追加点を許さなかったが、結局この2点目が重かった。
通常の京田なら問題なくゲッツーが取れていた打球だったのに、この時の京田のグラブさばきが妙に雑に見えたのがやはり福谷にはこたえたに違いないと思えた。

このゲームではもうひとつ福谷を狂わせた出来事があった。
初回立ち上がりのヤクルトの攻撃時に起きたことだ。
先頭山崎に初球をレフト前に持って行かれて2番中村を迎えたが、その3球目のファールチップが自打球となり中村の右爪先辺りを直撃した。倒れて痛がる中村はコーチらに抱えられてやっとの姿でベンチ裏に治療に消えた。
見た感じでは多分出場は無理のような痛がり方だったし、いつまで経っても出て来る気配もなかった。ただただ無為の時間だけが、ダラダラと過ぎて行き、審判団からの説明もなく、マウンドに所在なげに立ち尽くしている福谷がいた。捕手石橋も内野陣もコーチも誰一人と福谷のそばに行くこともなく、時間だけが過ぎて行った。
暫くして何事もなかったかのように中村がバッターボックスに戻ってきたが、その間の時が止まっていたような時間は10分近かったと思う。いや正確には分からないが、体感的にはもっともっと長く感じた。
プレーボールがかかり、たった4球投げただけで訪れたこの空白の数分間が福谷の精神を狂わせるのには十分だったように思えた。
温まり始めた身体と心が一気に試合開始直後にクールダウンしてしまうことほど、投手を狂わせることはないからだ。
誰にも予想できなかったこの不自然なまでの間ではあったが、孤独の中に佇むしかなかった福谷の心に寄り添える誰かがいたら、初回の失点は防げたと思えて残念でならない。

不運といえばそれまでだが、初回の中村自打球事件と、6回の京田の魔がさしたような雑なプレーが、福谷とチームを負のドン底に陥れたゲームとなった。

このゲームの解説は、両チームに縁のある川崎憲次郎氏だったが、最後の最後まで何をどう言ったらいいのか分からないような感じで終わったように思えた。ドラゴンズにはズルズル行かないように何かを変えて頑張って貰うしかないと締めていたが、そうしか言えないだろうと同情した。

とにかく、次の柳がこのどんよりとした負のスパイラルに巻き込まれないことだけを祈ろうと思っている。

 

 

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2021年5月15日 (土)

テコ入れをしなきゃ!と監督はコメントしたが…

#039◆ 5/14(金) ― バンテリンドームナゴヤ
 中 日  1  -   4  ヤクルト

 

 

10安打5四球で1点13残塁という負けゲームは、やはりベンチの責任が大きいのではないだろうか?

一年以上に渡るコロナに対して政府の無為無策が叫ばれているが、それとよく似ているのが今年のドラゴンズだ。
やることなすこと、打つ手が後手裏目となって、投打のリズムが噛み合わず、何処かギクシャク感が否めない空気が充満して、抜けが悪い。
指揮官の表情も冴えず、日に日にベンチの中が暗く映るようになってきたのが分かる。

まるで思考停止に陥っているかのような与田監督が、何を言ってるのか全く分からない菅首相に益々似てきたのが哀し過ぎる。

試合後、監督はテコ入れをしなきゃいけないかも…と発言をしたようだが、多少の打順は変わってくるのかもしれないが、下との入れ替えに及ぶことはないだろう。
福岡筑後遠征中のファームから、元気印を急遽呼ぶようなことでもあれば、何かが変わるきっかけになるかもしれないが…。

打順をかえるにしても、所謂流行りの「エビデンス」がなければ機能することへの期待も薄いと思う。
監督なりの根拠に基づいた変更であれば、選手もその変更に応えようと努力をするに違いない。

いずれにせよ、首位タイガースは現在遥か11ゲーム先にそびえている。
11ゲームをひっくり返すことは、コロナの収束以上に至難の業かもしれない。
今年こそ!という優勝の夢を見続けているファンの数も少なくなっているように思える。
ならば、はつらつと若手が競い合いながらプレーをするような楽しく面白いゲームを見せて貰いたいと願うばかりである。

開幕して2ヶ月弱、39試合消化時で、シーズンを制覇を諦めてしまうのは想定外だが、今のままでは上昇気流が巻き起こってくる気配が全く感じられないのが事実である。

 

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2021年5月14日 (金)

勝っても負けても変わらない打順で戦う事実はもはや謎だ!

#038◆ 5/13(木) ― 阪神甲子園球場
 阪 神  2  -  1 中 日

 

 

毎度同じような展開で敗れ、毎度同じようなゲーム後の監督のコメントに、与田ドラゴンズが今劇的に変わって行く希望の光は見えてこないのが現状である。

チームが好調ならともかく、勝利に届かないゲームの原因がチャンスに打てないのにも関わらず、ほぼコピペした打順が続いている。
多くのファンも解説者もおそらく「またか」と感じながらゲームを見ているのではないだろうか。打順も出場選手も変わらず、個人の成績が変わって行かなければ、殆ど打順の巡りも変わらず同じようなパターンでチャンスが訪れ、そしてチャンスがつぶれて行くのは当然の理である。
それにしても何故、その同じ轍を踏む目の前の悪循環を断つ為に「何か」を講じたりしないのだろうか?全く理解を超えている。
完全にレギュラーメンバーが固定していたV9時代の巨人や、毎年首位争いをし続けていた落合ドラゴンズでもあるまいに、スタメンの9人が殆ど変わらないで戦えるチームになってないのにである。
同じ敗れるにしても、明日への希望を感じられるメンバーが必死に真のレギュラーを目指して躍動しているゲームなら、ファンも解説者も楽しみに違いないが、今の与田ドラゴンズは全くそんな魅力のかけらも感じないのが本当の所である。
正に「糞詰まり(汚い言い方で恐縮だが)」状態なのだ。
シーズンが始まった時にも、昨シーズンにおいてもずっーと指摘し続けてきたが、与田監督の一二軍選手の入れ替えが極端に少なすぎることである。これこそが何よりの問題である。監督自身「チーム内の選手同士の競争が何より大事」としばしば発言しているが、競争するにしても、このレベルの成績のメンバーが固定されて使われ続けている状況ではそれ自体期待できないのが選手の本音ではないだろうか。
ベンチを温めているだけの選手や、二軍で好成績を上げて頑張っている選手のモチベーションが心配でならないのだ。

このタイガース相手の2試合を振り返ると、それほど偏った打順に於ける不振があった訳ではなかったが、2番京田、3番ガーバーの所にチャンスが巡った時の期待に応えられない2人の結果にやはり目が行ってしまう。
チャンス時以外の際のバッティングの淡白さや凡退の仕方が気になって、この2番3番という並びが現ドラゴンズの超ウィークポイントのように見えてならないと感じる人は多いのではないだろうか。
あり得ない夢かもしれないが、2番ライト岡林、3番ショート石川昂なんて名前が並んだら…と思うと、心がワクワクしてきて負けても「よし!明日こそ!」と思えるような気がするが…。

下は今1位をキープして戦っている。
ファームのゲームも見るが、若手では上記の岡林、石川昂を始め、石垣、伊藤、土田、三好、郡司ら若手、渡辺、溝脇、遠藤、石岡(育成)、山下(育成)ら中堅、堂上、平田らのベテランと、皆んな元気に上から呼ばれる為に頑張っている。
藤井、大野、加藤匠の3人も若手に混じっていい働きをしているが、おそらく与田監督に呼ばれることはないだろう。

今季投手以外での入れ替えは、上がってきた福田1人と、抹消された岡林、平田だけで、他にはビシエド、アリエル、ガーバーら外人の故障や登録などによるものだけだ。

ハッキリ言って、この事実は余りにも異常なことだと僕は思うのだが…。

 

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2021年5月12日 (水)

継投に見えた、与田監督の揺らぎと不安

#037◆ 5/11(火) ― 阪神甲子園球場
 阪 神  4  -  4 中 日
  (9回規定により引き分け)

 

 

最近のドラゴンズの継投を見ていると、送り出すリリーフ投手の順番や替えるタイミングに与田監督の信頼度の揺らぎや不安が感じられる。

この日も終盤残念ながらそんな場面に出くわした。
先発小笠原は3点は奪われたが6イニングをそれなりに投げ終えて、クォリティスターターの役割も果たして1点のリードを保った形でマウンドを降りた。
見てた僕からしたら、あわよくばもう1イニング行かせても面白かった様にも思えた。
タイガースの好調打線が小笠原に対しては最後まで狙い球が絞れずに打たされてきているように見えたからだ。7回7番から始まる下位だっただけにもう1イニング小笠原の背中を押してもよかったかもしれない。若干の結果論的ではあるが…。

昨シーズンフル回転で大車輪の活躍を見せてくれた左右の最優秀救援の同時タイトルホルダー福、祖父江共に、この所キレにもコントロールにも精彩を欠いた投球が垣間見え、不安の影が付き纏って投げてみないと分からない部分があった。

最近の安定感から言えば、又吉、マルティネス、藤嶋、橋本の順ではないかと僕は感じていた。

与田監督の信頼度No. 1の谷元もここに来て登板過多から打ち込まれ失点する場面も時折見かけた。

結局、7回マウンドに立ったのは祖父江だった。球のキレは感じなかったが、丁寧にコースにボールを投げ分けていたので簡単にツーアウトが取れた。9番西の代打には原口が登場してきた。積極的に打ってくる傾向の強い原口に対して、バッテリーは勝負を急いだのか初球をストレートでストライクを取りに行った。原口は初球から狙っていたボールをピッチャー返しして、ショート京田の右を襲った。速い打球は追い付いた京田のグラブを辛くも弾いて内野安打となってしまった。
ツーアウト一塁でバッターはトップに戻り左の近本、代走に熊谷を起用、ここで何と投手交代が告げられるのだ。

ピッチャー福。

悪い予感が走った。というよりも、与田監督の最近の祖父江に対する信頼度の低さを感じてしまった。それでもコールは谷元ではなく福だった。こういう場面のワンポイントは福よりも谷元の方が抑える確率は高いと思ったが、バッターが左が続くのが理由だったのか谷元に不安があったのか分からないが、何故だか与田監督の迷いが伝わってきた。
祖父江続投がベストの策のように思いながら見ていたら、初球に走られ近本を結果歩かせて塁を埋め糸原を迎えた。
この日の糸原は小笠原の緩急に攻められ、3つの内野ゴロに抑えられていた。
小笠原に比べて緩急の差が少ない福は糸原には有り難かったのかもしれない。
追い込んで投げたチェンジアップに上手くバットを合わせてセカンドオーバーに打球は飛んで行った。二塁から俊足熊谷のスライディングが木下拓のタッチよりも一瞬早く同点となってしまうのだ。
この後谷元が出てきた。
ならば、ひとつ前の場面で谷元でよかったのでは…と、これまた結果論だが思った。

追い付かれてから、8回又吉、9回マルティネスと勝ちパターンの投手を投入して引き分けがやっとのゲームとなった。

投手起用の難しさをまざまざと見せつけられた引き分け試合だったが、やっぱり逃げ切らなければいけない試合には違いない。

与田監督の継投に見えた迷いと不安が心配である。

 

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2021年5月11日 (火)

恐怖の8番打者になってきたぞ!

#036◆ 5/ 9(日) ― バンテリンドームナゴヤ
 中 日  2  -  0  広 島

 

 

根尾が2日続けてマルチ安打を記録した。

27日にスタメンに復帰して10試合の成績が30打数11安打3割6分7厘の好成績で通算打率も2割台に突入した。
開幕当初のスピードボールや変化球に手こずっていたことを思うと別人のような成長の度合いを感じる。これもベンチが我慢強く使ってくれてゲーム前もゲーム後も栗原コーチと必死にバッティング練習に課題を持って取り組んだ賜物に違いない。
「練習は嘘をつかない」と言われるが本当に練習好きで真面目な根尾には、その言葉がぴったりである。
キャンプで立浪臨時コーチに鍛えられ、その実践で大きな壁に何度もぶち当たりながらゲームに出場し悔しい想いを重ねつつも、へこたれずにひとときも反省と練習の反復を怠らず向き合ってきた結果が少しずつ現れてき始めたばかりなのだろう。
本人にとってはまだ全然ダメだという気持ちだろうが、ドームに集まりTVの前で見守っている沢山のファンの眼には確実に根尾が日に日に成長を遂げていることが見え始めているのではないだろうか。

根尾の前を打つ木下拓が好調で、根尾の後に回る大島が好調だから、根尾が順調に出塁を重ねて行けば自然と得点に繋がって行く。
最近のドラゴンズの攻撃は6番か7番から始まる打順が一番期待が持てそうな予感がする。
そこに必ず登場してくる「8番根尾」の打席がとにかく楽しくて仕方がないのだ。
そんな想いは今ドラゴンズファンの多くが同じ想いではないだろうか。
勿論、段々と今以上にマークがきつくなるのも時間の問題だとは思うが、今同様常に1打席1打席の反省と反復練習を怠らなければ克服は困難なことではない筈である。

頑張って、いや1年間頑張り通して貰いたい。

そして、12球団1の「恐怖の8番打者」になって貰いたいのだ。

初戦敗戦で迎えた日曜の第2戦は、柳の素晴らしい好投が、ビシエドのMothers day仕様のピンクのバットから飛び出したセンターオーバーのツーランホームランによる2点に後押しされて、2-0で連敗を避けることができた。
ゲーム前にエース大野のコンディション不良による抹消が発表されて、暗雲が立ち込めたが右のエースとして柳が3勝目を完璧な好投で投げ終えてくれて皆んなに安心と勇気を与えてくれた。

今季の柳は投げる度に凄みを増して現在奪三振数が12球団でダントツの1位を走っている。
このまま、大野が帰ってきても走り続けて最終的には大野と奪三振のタイトルを争って欲しいと願っている。

世の中はコロナ禍が続き緊急事態宣言の延長が発表されたが、根尾と柳の2人の活躍に心が癒され、新たな週を迎えられたのが何よりである。

 

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2021年5月 9日 (日)

バントは上手い選手に替えるべきだ!

#035◆ 5/ 8(土) ― バンテリンドームナゴヤ
 中 日  3  -  4  広 島

 

 

惜しい試合を落とした。

シーズンが終わった時、こういう1敗が命取りになって行くものである。
相手カープも連敗脱出に必死であるからそんなに簡単なことでないことは分かりきっているが、果たして負けない為にでき得る策を全て講じたかどうかということである。
与田監督も最善の策を打ったつもりでいるとは思うが、ただひとつどうしても納得できなかった場面が2箇所あった。

2点ビハインドの7回と1点ビハインドの9回である。

7回はノーアウトから根尾のセンターオーバーツーベースが飛び出した。ワイルドピッチで三塁に進み、代打福留は四球を選び一三塁、代走高松を送り二盗で二三塁として1打同点の場面を作って相手バッテリーにプレッシャーをかけた。大島は1点どうぞの守備シフトでセカンドへゴロを転がして1点差として、一死三塁でバッター京田。前進守備の間を抜ければ最高、最低でも外野フライ、少々浅くてもランナーは高松だから得点の可能性十分だった。そしてスクイズも考えられる場面だ。
しかし、ここでは京田任せの采配だった。
外野フライを嫌がるバッテリーに絶対に高め勝負のボールはなく低めの変化球で勝負を選ぶことは誰がみても明らかである。
京田はバッテリーを揺さぶる気配や工夫もなく、結局漫然と低めのボールのスライダーを2つ空振りして三振と相手バッテリーを助け
るのだ。実にあっという間の三振だった。
野球脳が問われている京田に任せるベンチもベンチだが、低めのボールをただ空振りしている京田本人にはガッカリだった。
狙いボールを定めて打席に果たして臨んでいたのかすら疑問に思えた三振だった。
左の塹江だったから右の代打もあったのではと思ったが…。この時点ではまだ福田、武田、石橋、三ッ俣、桂と右バッターは5人残っていた。
続くガーバーに代打福田は四球を選ぶが、ビシエドが三振で1点止まりで終わった。

そして9回、初の回跨ぎのクローザー栗林から先頭大島がライト前のヒットで出塁、バントの構えの京田にはストライクが入らず四球で無死一二塁と絶好の同点逆転のチャンスが訪れた。ここでは100%送りバントだ。
バッターは代走から入っていた滝野だ。
一軍の経験も浅い滝野を考えれば、ここはバントの為に代打を出すべきだと思った。
しかし、ベンチは動かず滝野にそのままバントを命じた。決してバントのしやすいストレートを栗林は投げることはなく全てフォークとカーブだった。目線が定まらず滝野は見逃し三振でバントはできなかった。
何故ベンチはここで、経験のある選手を出さなかったのだろう?9回で延長戦もないのだから、ベンチに残っている中で一番バントの上手い選手を送るべきであるのだ。
ここでは絶対に送らなければいけない場面、ランナーは大島と京田、転がしさえすればバントは成功するのだから、滝野ではなく経験がありバントの上手い三ッ俣を起用して欲しかった。初の回跨ぎでアップアップし始めていた栗林は滝野を三振に取り息を吹き返して、ビシエド三振、周平セカンドゴロに打ち取り、防御率0.00のまま9セーブを上げてチームの連敗も6で止めた。

7回の京田と9回の滝野の場面の采配を見て、今年も優勝は程遠いと感じたのは僕1人ではない筈だ。
残念でならない敗戦だった。

 

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2021年5月 7日 (金)

急に壊れた扇風機と化してしまったガーバー

#034◆ 5/ 5(水) ― バンテリンドームナゴヤ
 中 日  0  -  4  DeNA

 

 

GW中のゲームも消化しながら明日明後日の二日間がお休みとなるドラゴンズである。

コロナ禍で緊急事態宣言下だったり、まん延防止等重点措置下でなかなか身動きが取りにくい時期だが、パウエルコーチ同伴で新外国人ガーバーは是非秋葉原に行って貰いたい。
季節の変わり目の不順な気候からか、自身の扇風機の具合がかなり悪くなってしまっているので、修理を施す必要がありそうだ。笑

勝野、濱口の緊迫した投手戦が繰り広げられて迎えた7回に、アンラッキーのような落とし穴が勝野を待ち構えていた。

初球のストレートを佐野に狙われてレフト根尾をライナーが襲った。根尾が背走しながら思いっきりジャンプして差し出したグラブの先をかすって、ツーベースとなり先頭バッターが出塁。続く牧の当たり損ないのゴロが周平と勝野の間に飛んだ。周平は確実に一塁でひとつアウトを狙うべきだったが、点をやりたくない気持ちが勝ったのか二塁から三塁を陥れようとするランナー佐野へのタッチを試みて内野安打にしてしまうのだ。
不運なプレーが2つ続いてしまう勝野だったが、今季の勝野には期待した。今までこういうピンチをことごとくくぐり抜けて来ていたのを見ていたからだ。
そして強打者ソトを外への速球でライトへの浅いフライに打ち取り、好打者宮崎は敢えて申告敬遠で勝負を避け嶺井を速い球で押して空振り三振とアウトカウントを2つとした。
あと1人だ!ここで代打桑原が出てきた。
今季勝野とは相性が悪くスタメンを外されていた桑原は内を完全に捨てて外の球だけを待っているのが明らかだった。
勝野-木下拓のバッテリーも内を中心にした攻めを見せていたが、見向きもしない桑原が不気味だった。2-2からの5球目、そこまで一度もバットを振らなかった桑原は、バッテリーが低めを狙いゴロを打たせようとした外の速球がやや高めに入ってきた所を計算通り右に素直に打ち返した。勝野にとっては痛いコントロールミスとなった。
やや前を守っていたガーバーのグラブが際どく届かずここでも不運な2点タイムリーとなって0-0の均衡を破られたのだ。
桑原の徹底した右打ちと勝野の微妙なコントロールミスが生んだ失点だった。

この時点で勝野の球数はまだ93で余力はあったが、阿波野コーチと与田監督が出てきて交代が告げられた。
しかし、この交代は残念だった。

勝野の気迫はまだ感じられたし、次の神里もこの日タイミングがあってなかったし、結果神里より格下の山下が代打に出てきたから余計にそれを強く感じた。
リリーフは、与田監督お得意の「困った時の谷元頼み」だった。
流石の谷元も登板過多の疲れは免れずいつものコントロールやキレが感じられなかった。
山下の当たり損ないの飛球がふらふらと周平の左後ろ、京田の右後ろという、ここにしか落ちないという極め付けの不運な当たりとなり致命的な2点がベイスターズに入って万事休すとなった。

勝野が完全な独り立ちをする為にもこの場面は是非続投させて欲しかったのは決して結果論で述べている訳ではない。
不運な2点で心が折れるようなヘボな投手ではないということを付け加えておきたい。

色んな意味で課題も残り、残念でならない1敗となった。

バットにかすりもしない空振りを繰り返していた3番ライトガーバーは、冒頭述べたように扇風機の修理と球際に強くなる守備練習を是非やって貰いたい。

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2021年5月 5日 (水)

やっぱ華があるなあ!

#033◆ 5/ 4(火) ― バンテリンドームナゴヤ
 中 日  8  -  4  DeNA

 

 

 

「まさか」が本当になった時、これが昨日バンテリンドームで起こった。

今やバンテリンドームのヒーローインタビューのお立ち台が一番似合う選手がこの日も上がっていた。
紛れもなく、背番号7の根尾昂選手である。

プロ入り初ホームランが満塁というおまけ付きでライトスタンドに吸い込まれて行った。
4-3とエース大野がベイの強力打線にプレッシャーを受け始めていた3回裏の攻撃での出来事である。
一死満塁でバッターボックスに第1打席は空振り三振に終わっている根尾が入った。
内角ストレートボール、外角スライダーボールの3球目、ほぼ真ん中低めに入ってきた142キロのストレートをフルスイング、綺麗な放物線で右中間スタンドを目がけて飛んで行った。根尾の振り切ったスイングのフォロースルーも実に美しくカッコよかった。
何と「まさか」の初本塁打がグランドスラムとなったのだ。
みどりの日の祭日にコロナ禍にも関わらずドームに駆け付けたドラゴンズファン、いやベイスターズファンにとってもいい場面に出くわしたのではないだろうか。
これからのNPBを牽引して行くに違いないこの若きスター候補生の初ホームラン初満塁ホームランの快挙を瞼に焼き付けることができたプロ野球ファンは忘れられない一日となっただろう。

根尾は4月30日に巨人菅野から初二塁打を、一昨日ベイスターズ山崎から初三塁打を、そして昨日大貫から初本塁打と、ほぼ立て続けに記録した。本人にとっても生涯忘れられない2021年のGWとなったに違いない。

改めて心からの祝福をしたい。

地元に帰って久しぶりに両親と会い、母親に初めて母の日のプレゼントを渡したらしい。
名古屋名物のお菓子だそうだが、根尾らしい実に実直なプレゼントだと思った。

初ホームランに沸いた根尾が9回の最終打席で三上に0-2と追い込まれてからファールを2つ打ちながら粘り2-2からの7球目の147キロのカット気味のストレートを鮮やかにセンター前にライナーで弾き返してこの日がマルチヒットとなったこと、ここに僕は注目した。
いい打席の後にもう1本、これが何より大事で根尾にとっての課題でもあった。
先日は貴重なタイムリーを打ちながらその後の2打席を三振で終わり、ヒーローにも拘らずお立ち台に上げて貰えなかったことがあった。
この日は見事に押しも押されもしないヒーローとしてただ1人でお立ち台に上がったのだ。

そして改めて「やっぱり華があるなあ」と根尾に感じた日になった。

 

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2021年5月 4日 (火)

超ベテラン福留が心配だ

#032◆ 5/ 3(月) ― バンテリンドームナゴヤ
 中 日  1  -  2  DeNS

 

 

ここにきて球界最年長の超ベテラン福留の衰えが気になる。

相変わらずのファンの期待も大きいし、ベンチが寄せる想いも今のドラゴンズにおいては群を抜いている。
が、見ているとやはり年齢による衰えを感じざるを得ない。
速球投手全盛の時代に、150キロ連発のボールを打ち返すのはベテランにとってなかなかの至難の業である。

このゲームでもここぞの場面で誰もが予想したコールがされた。
2点を追う8回、先頭根尾が山崎のチェンジアップを上手くすくいライト脇を抜くプロ初のスリーベースで反撃の足掛かりを作った(英智コーチが回せばランニングホームランになった可能性もあった)。
ここで満を持して登場したのが福留だった。
初球150キロのストレートに押されてファール、山崎-嶺井のバッテリーはこの時ストレートで押して行く勝負を確信したに違いない。

何故なら福留が積極的に打ちに来ていること
、速球にタイミングが合っていないこと、無駄な球を使っているうちにベテランはアジャストしてくるだろうと感じたこと、それらを瞬時に察した嶺井は高めのストレートで早い決着を考えたのだろう。
2球目も同じ外角高めに要求したストレートが初球よりもボールひとつ内に来た。
計算通り福留は手を出した。速球に押されて内野に力ないフライが上がった。
ランナーも動けないショートフライに終わってしまった。声の出せないスタンドからの溜息が響いているように感じた。
ストレートで積極的に攻めるのを選択したベイスターズバッテリーの勝ちである。

福留の胸の内が痛い程分かるだけに、哀しい結末に感じた。試合後、ベテラン福留はマシーンの球速を150超に合わせてたっぷり打ち込んだだろうか?若き日のように…。

そうあってほしい。

常にチームの窮地を救い、チームを引っ張ってきたあの日のミスタードラゴンズ福留の老いを僕たちは見たくない。

だからこそ、これからも攻め続けられるであろう速球を見事に打ち返す福留であって欲しいのだ。

結局、その後大島のセカンドゴロによる1点に終わり、ゲームは1-2で敗れた。

イースタンでボコボコに打たれながらも、主力投手の相次ぐ故障で急遽一軍に呼ばれて特攻先発を告げられた初先発ピープルズに6回散発5安打0点に抑えられた屈辱を忘れてはいけない試合となった。

 

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