2014年10月 3日 (金)

チーム全員で勝ち取った山井の最多勝と勝率第1位

◇10/ 2…横浜スタジアム
横浜DeNA 1 - 4 中日

67勝73敗4分、これが谷繁新体制の戦績である。
2年連続Bクラスとなった。
一年を振り返るのはまた改めてするとして、印象としては、つまらないミスや采配の見誤りで敗れた試合はざっと15試合程あったように感じている。
僕から見た来季への課題は後日じっくりと抽出してみようと思っている。
 
横浜での最終戦は先制逃げ切りという粘り強いドラゴンズ本来の勝ち方で山井の最多勝と勝率1位のタイトルをチーム全員で勝ち取った。
山井のピッチングも今年のピッチングさながらの本当に粘り強い投球であった。だが7回のピンチで、去年までのチームメイト柳田を警戒しすぎて四球を与えてしまい、満塁になってグリエルを迎えた所で悔しくも又吉に後を託すことになった。
  しかしその後、又吉、福谷の勝利の方程式は最終戦に於いても見事に機能して144試合を勝利で終えた。

72試合11セーブ32ホールド、防御率1.81の福谷
67試合2セーブ24ホールド、防御率2.21の又吉

は、本当に頭が下がる大車輪の活躍であった。
オフには自分の心と身体を芯から癒して欲しいと願っている。
  お疲れさま!福谷浩司、又吉克樹!

大島は内野安打1本を打って186安打として、福留の持つチーム記録に並んだ所でシーズンを終えた。
ヤクルトの山田はこの日3安打を放ち2試合を残して188安打と記録を伸ばした。試合を残している広島の菊池との最多安打争いはまだまだ分からなくなっている。来季こそ好不調の波を最低限にして、大島には是非ともシーズン200安打に挑戦して貰いたい。

昨夜は、ドラゴンズが最終戦を勝利した1時間6分後4時間半に及ぶ死闘に決着を付けた、ソフトバンクがパ・リーグ優勝を144試合目で決めた。
オリックスの粘りが一歩及ばない2014のパ・リーグのペナントレースとなったのだ。

ポストシーズンの始まりと共にストーブリーグの激しさが増して行く時期に差し掛かろうとしているプロ野球、色んな意味でもまだまだ目が離せない日々が続いて行くのだ。

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2014年10月 2日 (木)

喜びと哀しみとドラゴンズの一番長い日

◇10/ 1…ナゴヤドーム
中日 4 - 2 横浜DeNA

一昨日のファーム全日程終了に伴って来季の戦力外選手の発表があった。当初よりこのオフでの大量解雇の噂は絶えず、果たして誰が見限られるのかとあちこちで憶測が飛び交っていたのだが、いざ公表されるとあれこれ外野の声は喧しい。

堂上剛、田中、小田、森越、中田亮、矢地、辻、井上、井藤、宋 の10選手の名前が発表された。

ある程度予想できた名前もあれば、そうでない意外な名前もあり、早速ネットなどのSNSでは侃々諤々な書き込みに溢れた昨日になった。
数日前に発表された引退する3選手を併せて計13選手がドラゴンズのユニフォームを脱ぐことになる。
外人選手はルナとエルナンデスは来季の契約は決まっているが、カブレラ、パヤノ、メジャは他の補強次第で去就は決まっていない。引退選手とは別に、堂上剛や小田らの戦力外選手の多くは、来季も別の環境での野球を継続したい意志があるとのことから身動きが取り易い自由契約の身分にしたという経緯も窺われるのだが、来季のドラゴンズに於ける戦力構想外であることには間違いなく、残念で寂しさは拭えないのである。
しかし、選手にとっては働く環境との相性もあってかつての森岡(ヤクルト)柳田(DeNA)中村一(オリックス)のように自由契約後に入団したチームで今も大事な戦力として活躍している事実も顕在しているのだから是非とも一念発起して頑張って欲しい。
今後はトレードなどの話も続発しそうで気が気ではない選手もいると思うが、鉄平(楽天〜オリックス)のように首位打者を取るような変身をすることもあるから、出場機会のあるチームへ行くことの利点を大いに前向きに捉えて精進して貰いたいと願うばかりである。
兎にも角にも『縁』が為す人間の運命であると言える他ないのである。

そんな中、昨夜は本拠地での最終戦があり、全選手勢揃いでの谷繁兼任監督の挨拶もあった。
試合は、大野が2年連続の10勝をあげるピッチングとホームランとツーベースを含む3安打の周平の活躍で勝利を飾り集まってくれたファンに応えた。
強い時代のドラゴンズを強力な中継ぎとして貢献した、三瀬、小林、鈴木義の3投手の引退登板もあり、ドラゴンズの、新旧、悲喜、相乱れての何とも言えない印象深い試合となった。
3投手の挨拶もあり、必ずしも光り輝いた選手ではなかった縁の下の力持ち的な3人にもこうした花道を作ってあげるドラゴンズの温かさにはファンとしても嬉しいことであった。3人の有り余る感謝の弁と来季からチームスタッフとして強いドラゴンズを取り戻すべく頑張るという強い意欲が伝わって来てとても爽やかな引退セレモニーであった。
万感溢れて悔しさで締め付けられそうであったと察する谷繁兼任監督の言葉にも何時になく力強い奪還の意志が感じられ、来季こそは極め細かい采配と作戦、そしてそれが遂行されるべく練習、鍛錬で臨んで欲しいと心底から願って止まない。
オフに於けるチーム立て直しの様を本当に興味深く見届けて行こうと思った1日にもなった。

さて今夜、144試合目、最終戦が横浜で行われる。

山井の13勝、大島の最多安打更新をかけて有終の美を飾るべく2014年の集大成として戦いに挑む。

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2014年9月28日 (日)

高橋周平を試合に出し続ける意味

◇9/27…マツダスタジアム
広島 4 - 6 中日
(延長10回)

昨夜の広島最終戦はなかなかいい戦いを見せてくれた。
  平田の2試合連続のホームランで先行するも、相変わらずボールを揃えがちな松井雅のリードに伊藤がロザリオの一発と前健のタイムリーで3点を奪われ逆転されてしまう。その後は伊藤も踏ん張って3失点のままで7回を投げ終え、武藤にバトンタッチする。
その間に得点は藤井のタイムリーで1点差になっていた。9回、抑えのミコライオの不調につけ込んで四球連発と周平のタイムリーツーベースで同点、代わった中崎からも、相手のミスで1点奪取してついに勝ち越すのだ。しかし、広島も粘るのだ。ドラゴンズ抑えの福谷から連打で点を取り同点に…。
延長戦だ。
しかし、延長10回代打福田のヒット、森野のヒットで作ったチャンスにまたまた周平のレフトオーバーのタイムリーツーベースで突き放すのだ。さらに藤井敬遠後、三ツ俣が会心のライト前ヒットを放ち2点差としてその裏を迎えることが出来るのだった。
その裏又吉が無失点に抑えて広島最終戦を勝利で飾ることが出来た。
今季、こんなに粘り強く、チャンスにことごとく得点出来た理想的な試合はあっただろうかと思う程強く逞しいドラゴンズを見せて貰った。今季初の5番に坐った周平が2度のチャンスに狙うボールを定めてタイムリーを放ったのは偶然ではなかったと思う。
続けて試合に出て得られた経験が彼を確実に成長させていることを感じるからだ。惜しむらくはもっと早い時期に周平起用にチームが踏み切っていたとしたら、これほどの不甲斐ない成績にならなかったのではないかと思うからだ。
彼のように素質が充満している選手は経験こそが何よりの成長への近道なのだから、来季は多少守りに不安があってもシーズン頭からスタメンに固定して使い続けて欲しいのだ。
ヤクルトの山田、広島の菊池に負けない、いやそれ以上の選手になることは間違いないと誰もが思っている。
とにかく勝負強い若手選手を育てて欲しいと願っている。昨夜の、森野、平田、周平のクリンアップは未来に望みを抱かせる魅力的な並びであったことはドラゴンズファンの誰もが感じたことではないだろうか。
兎にも角にも、久々溜飲を下げる一戦となった。

さあ、あと2試合だ。

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2014年9月26日 (金)

有終の美に向けて…

◇9/25…ナゴヤドーム
中日 5 - 4 巨人

平田の133打席ぶりの逆転スリーランホームランと4打点目のダメ押し犠牲フライで、辛くもナゴヤドームでのジャイアンツ優勝胴上げを阻止し、対ジャイアンツ最終戦を5ー4で勝利した。
山井は12勝目をあげて最多勝、最高勝率に望みを繋げることが出来た。大島も2日連続の猛打賞で182安打として最多安打に僅かな望みを残したが、いずれにしても泣いても笑っても残り3試合となってしまった。
大島が3安打、周平が2安打、平田がホームランと犠牲フライで4打点、直倫のファインプレー、又吉・福谷の勝利の方程式リレーでのこの勝利はドラゴンズの将来の理想のスタイルとして確立してほしいと思えた試合にはなった。そしてここに、故障で離脱している吉見と浅尾が復帰し、突然ブレイクするような若手が一人二人加わり、円熟した中堅・ベテランが上手く絡まって来る形が取れればいい戦いが出来るのではないだろうか。
それにしても、考えられないミス、つまらないミスが余りにも多く出た今季の現実には真剣に向き合って行かなければならない。強かった頃のチームと大きく違う部分はこのミスの多寡であると思う。
相手のミスにつけ込んで勝利するズルさ巧みさを今一度思い出すべく、この秋、来春のキャンプでは徹底的に鍛え直して貰いたい。

谷繁監督がバカのひとつ覚えのように勝っても負けても言い続けて来た「目の前の試合を全力で戦って行くことだけです」という言葉はその裏付けがあってこそ生きて来る言葉だと思う。その言葉を生かすのも確固たる裏付けを持てるような「絶対勝つ!」
「絶対負けない!」という自信を来季は持って臨んで欲しいと強く言いたい。
今季は兼任監督就任1年目で半ば初心者マーク付きのシーズン同然であったことは事実であるから、愛するファン達も多くは責めることもないと思う。
でも来季は違う。この1年目の失敗を厳しく直視して2度と同じ失敗を繰り返さないような来季にして欲しいと願っている。

あと3試合、是非とも有終の美を飾って欲しい。

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2014年9月24日 (水)

チームの弱点を自覚することから…

◇9/24…ナゴヤドーム
中日 1 - 4 巨人

今おそらく12球団で1番弱いチームが我がドラゴンズなんだろうと思う。

ヒットは打ててもタイムリーが出ない。
エラーは少なくてもタイムリーエラーが多い。
投手の四球がやたら多い。
バントの失敗が多い。
作戦がパターン化していて意外性がない。
策がなくバッター任せで打たせていることが多い。
チームが一貫して相手投手の攻略を試みている感じがしない。抑えられていても試合中の円陣なんかも見たことがない。
たまたま打てばラッキー、たまたま抑えればラッキーみたいな選手起用や采配が多く見られる。
一年を通して見ても、谷繁野球という特徴は最後まで見られなかった。
徹底して何かを成し遂げるような意思を感じる事が少なかった。
リリーフ投手の回跨ぎが多すぎる。
同じ投手に同じパターンで抑えられるということはスコアラーが余り機能していないような気がする。

などなど、来季への課題は山積しているようだ。
若い選手は皆もっと体幹を鍛えて柔軟で粘り強い身体作りをするべきだと思う。他のチームの若手に比べるといかんせんひ弱な印象が拭えない。

Bクラスが確定した今は記録がかかった選手以外は皆それぞれが課題を持ってプレーの機会を生かすべきだと思うのだ。試合の勝ち負けよりもそれぞれが内容の濃いプレーに臨んで貰いたいと思っている。
とはいっても、もう残り試合は4試合しかない。
10月2日にDeNAと最終戦を終えると、弱いチームには長い長いオフシーズンが待っている。
とにかくとにかく、しっかり鍛え直して欲しい。
今季のような惨めなシーズンはもう懲り懲りだ。

明日はジャイアンツ最終戦だ。
ナゴヤドームオープン以来一度も他の優勝チームの胴上げはなかったということだが、今年はジャイアンツ原監督が舞う可能性も出てきてしまった。
何としても敵チームの胴上げは避けて貰いたいのである、

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悲劇の始まりは、小田に代わって代打谷のコールだった。

◇9/23…ナゴヤドーム
中日 1 - 15 巨人

昨夜の巨人戦は所用で留守録の準備して外出した。昼間、ブランコの逆転サヨナラツーランホームランでDeNAが阪神を下したのを目の当たりにして、来季ブランコがドラゴンズに復帰しないかなあと思ったりもした。
そして、深夜に録画を見てたまげて絶句してしまった。

7回表、巨人は10点を取った。
打者16人、6安打(1ホームラン、1二塁打)6四球、2失策、記録に表れない失策1、総投球数66球だった。
回を跨いだ祖父江、若松、岡田と3人の投手がマウンドにいた。岡田は四球を1つ出したが、次のバッターを打ち取って失点はなかったが、祖父江、若松は火ダルマになっていた。
が、しかし、7回表を僕はゆっくりと見直してみたのだ。何とこの回からマスクは松井雅が被っていた。
言いたくないがこの捕手にやっぱり大きな責任があるように見えた。祖父江は回を跨いだのだが、6回は小田のリードに応えて相手バッターを打たせて取って三者凡退に抑えていた。なのに、キャッチャーが代わった7回は何故かボール先行になり無駄なボールが増えて、四球、ホームラン、四球、四球、ヒットと人が代わったかのような投球をしてしまっていた。
打者5人に21球を投じるのだが松井雅の構えはことごとく外、祖父江の球はカーブもストレートもすっぽける球が連続したり、逆球になって真ん中辺りに来たりしていた。大田にデッカイホームランを打たれた球は初球、外を要求された球が逆球になって内角低めに威力なく入って来た球になって、物の見事に掬い上げられたものだった。若松に至っては、ジャイアンツ打線を怖がったのか34球中33球外のサインだった。外に完全に外れるボールのストレートと変化球が何と16球あった。これじゃ打たれるし、四球を出してしまっても仕方がない所である。
こんなリードは考えられない!
試合を壊してしまった、祖父江と若松は試合途中、寮へ強制送還されたと報じられていたが、半分以上はこの捕手松井雅の責任なのだ。

この所当番過多の祖父江のボールには良い時のキレが感じられない。やはり疲れているんだと思う。
6回を3人で抑えているのだから、回を跨がせる事がなければ、いい状態で試合を終えられていただろうに…。思い起こせば、6回裏の攻撃、ツーアウトから三ツ俣が三塁打を放って、小田に打順が周り、代打谷が告げられた。ネクストバッターサークルにはルナがいた。二死三塁なのだから、ルナではなく何故谷が先なのかと不思議に感じたのだが、谷は杉内の球にタイミングが合わず敢えなく内野フライを打ち上げ、万事休するのだった。谷が出塁すれば、祖父江にも代打が出て、祖父江の回跨ぎは無くなっていたのだ。
昨夜の悲劇の始まりは全てがここの選手起用にあったような気がしてならない。
谷ではなくて、ルナが先に行っていたとしても出塁していたとは限らないが、3割バッターであることには変わりなく巨人バッテリーは谷よりも警戒心は強くなり四球出塁の可能性も十分にあったと思うのである。そうすれば、祖父江まで打順が周ったのにと思うととても残念でならない。
得点も取れず、祖父江が回を跨ぐことになり、しかも捕手が代わるという、全てが予定通りの形ではなくなってしまったのだ。
回跨ぎの祖父江は、7回確かに変調をきたしていた。
右腕を振る仕草が増えて、何かおかしなシグナルを送っているかのようにも見えた。ボールのコントロールも効かなくなっていたし、ストレートの走り、カーブの曲がりにも明らかな変化が生じていた。
前の回を受けた小田だったら、いち早くこの変化を察していたに違いないと思うだけに、この捕手の交代は痛かった。松井雅には祖父江の変調を見抜くことが出来なかったのだと思う。

付け加えて言えば、次の回ルーキー鈴木翔太が巨人戦に初めて登板するのだが、鈴木は代わりっぱな村田とアンダーソンに2連発を喰らうのだ。
この時の松井雅のリードも悲しい位に酷いリードであった。村田には外ストレートボール、外ストレートボール、3球目外を狙ったストレートが真ん中に入って来て見事に左中間に弾き返された。続くアンダーソンには、完全に狙って来ることは見え見えなのにその初球をライトにライナーのホームランを浴びてしまうのだった。何とボールはストライクを取りに投げた真ん中のスライダーだったのだ。
やっぱりこんなリードあり得ないのだ。
松井雅と組む若手投手が可哀想で仕方ない。

というわけで屈辱的な敗戦で今季のBクラスが確定してしまった。2年連続Bクラスは28年ぶりの屈辱である。
そして、哀しいニュースがもう一つ、来季もあのダメ外人エルナンデスと契約するらしい。

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2014年9月22日 (月)

『まさか』の勝利の立役者は三ツ俣だった!

◇9/21…甲子園球場
阪神 3 - 4 中日
(延長11回)

敵地での延長を戦って、負けないばかりか勝ち越しの虎の子の1点を守り切って勝利したのはどれ位久しぶりのことだろうか?それほどに接戦を勝利する記憶が薄れていた自分を感じて、今シーズンの苦しいドラゴンズの現実を改めて思い知らされた日曜日になった。勝利して弱いドラゴンズを思い知らされる所が正に2014の戦い様を表しているのだろう。

対阪神最終戦を競り勝ってほんの1ミリに満たないAクラスの可能性を残して名古屋に戻るチームは火曜日から優勝間近のジャイアンツを迎えることになる。

今日の試合はといえば、谷繁監督もいよいよ狂ってしまったのかと見まごうようなスタメンを組んで来て、どうみても点が取れそうな打順ではないと思ったのだが案の定序盤はタイガースルーキー岩崎の140キロに満たない速球に、かする気配もない位に翻弄されていた。そして、タイガースOBの解説者達はドラゴンズ打線を嘲笑うかのような解説をしていた。

ところが、好投していた伊藤準規から先制の2点を取った次の回、簡単にツーアウトを取った後、打席には1割に届かない打率の2番バッター三ツ俣が立っていた。解説者達は試合と関係のない話で盛り上がっていたのだが、その間髪を縫うように三ツ俣の思い切り振った打球がレフトポール目掛けて飛んで行ったのだ。「あれっ?」と誰かが言葉を発するや否や三塁審判の右手がグルグルと回っているではないか。
「ホームランだ!レフトポール直撃だ!」
『まさか』が起こった!
ドラゴンズにとってもタイガースにとっても、とてつもない『まさか』が起こったのだ。
三ツ俣のプロ入り初ホームランがここで出たのだ。
野球の神様の演出にしては大胆な奇抜な演出であったことは間違いない。
するとあれ程までいいピッチングをしていた岩崎のコントロールの歯車が狂い出し、2連続四球を与えそして2連続タイムリーを浴びるのだった。
打ったのは、平田と周平だ。
絶対点が取れそうな気がしない打線が、伏兵三ツ俣の奇跡的一発に端を発して爆発したのだった。
「恐れ入谷の鬼子母神!」なのであった。
これで3ー2と逆転である。しかしまだ6回だ。
ここから何が起きるか予測も立たない試合になりそうだった。
次の回に祖父江が1点を取られて同点のまま延長戦に突入するのだが、打てそうもない我がドラゴンズ打線は6回以降再び沈黙を始めてランナーすら出ない攻撃になってしまうのだった。
例によって、又吉、福谷が粘り強い投球で得点を赦さず試合は延長11回に進んで行くのだった。
タイガースは、勝ちパターンの投手を惜しみなく継ぎ込んだので11回は歳内という若い投手がマウンドに立っていた。投げてみなけりゃ分からない投手が立てば、打てそうもないドラゴンズ打線も黙ってはいない。ワンアウト後、四球、ヒット、四球で満塁そして高橋周平だ。投手がサウスポー高宮に代わった。キレのいい球を投げ込んで来ていたが、周平もよく粘りボールも見極めてフルカウントからセンターに浅いフライを打ち上げた。三塁走者俊足藤井が猛烈にスライディングをしてホームイン、やっと勝ち越しだ。最終回は岡田が抑えて4ー3で延長戦を逃げ切った。
勝てそうな気がしない試合を打てそうな気がしない打線が2イニングだけ集中して得点して勝利した。
負けるわけにはいかなかった阪神タイガースにとっては悔やんでも悔やみ切れない敗戦であったことだろう。言葉と元気を無くしたOB解説者吉田義男と真弓明信という歴代監督の2人を笑ってやりたくなる位痛快だった。ドラゴンズのことをけちょんけちょんに言い過ぎたことに、野球の神様がきっと怒ったに違いないと思うような試合になった。

兎にも角にも、Aクラスの微かな望みを残したまま巨人戦に臨めてよかったと思う。

それにしても、三ツ俣のホームランには驚いた。
「あっぱれ!三ツ俣!」なのである。

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2014年9月21日 (日)

グダグダな試合をやってはいけないんだ!

◇9/20…甲子園球場
阪神 7 - 3 中日

終戦を確信して宣言した翌日、目も当てられない拙守と拙攻の最高にヘタクソな試合を見せてくれた我が愛すべきドラゴンズに怒りは早、通り越している自分がここにいるのが哀しい。
土のグラウンドとの言い訳もできぬ程の三流の守備を見せてくれた高橋周平には喧しい内外野からの罵声がネットを駆け巡っている。
内野ゴロを打たせてアウトを稼いで行く雄太にとっては致命傷となる3失策(周平 1 直倫 1 荒木 1)であった。周平は後に鈴木翔太の打たせたサードゴロもグラブに触ることなく後逸して2失策を記録している。
バウンドを合わせ損なった荒木や、足が動かず後逸した直倫も、いずれも失点に繋がるエラーとなってしまうのだが、直倫に至っては待って捌いたゲッツーが取れなかった記録に表れないプレーもあり、途中交代を命じられていた。他にも1ー6ー3 のゲッツーの際に前進守備していたセカンドの谷が武藤の三ツ俣への送球を邪魔してゲッツーが出来なかったり
4ー6ー3 のゲッツーのはずが三ツ俣がセカンドベースを踏み直して出来なかったり、もうとにかくグダグダな拙守の嵐のゲームとなってしまった。
攻撃においては、タイガースよりも2本多い12本の安打を打つのだが3得点で、ただただ残塁の山を築くだけだった。終盤のチャンスでも野手を早くから使い切ってしまっていたからか小笠原という切り札が切れない、ドベタクソな采配をまたまた谷繁さんは見せてくれた。
まあ、勝つ気は最初からなかったのかもしれないがそれにしても選手からもベンチからもひとかけらの気迫すら伝わって来ないゲームになってしまった。

2年連続負け越しも決まったし、対阪神の負け越しも決まり、CS不進出マジックが1となってしまったのだが、大事なことは昨日も記したがとにかく来季に向かうべく元気で思い切りのいいゲームを見せて欲しいということなのだ。
でなければ、一生懸命応援して来たファンの涙は止まらず浮かばれない1年になってしまうのだ。

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2014年9月20日 (土)

あらゆる戦いが終わった夜、9・19

◇9/19…甲子園球場
阪神 9 - 3 中日

かすかに見え隠れしていたあらゆる夢が潰えた夜になった。甲子園の夜空に2014のドラゴンズの夢の跡が秋の風に乗って飛んで行ってしまった。

山井の最多勝、CS進出、ルナの首位打者、大島の最多安打、チームの5割、などが今季初の乱調山井のピッチングで終焉を迎えることになりそうだ。
勿論今年のローテーションをただひとり守って孤軍奮闘して来た山井を責める気持ちはサラサラない。
ただ、ここ一番で踏ん張れなかった山井の姿が今年のドラゴンズを象徴していたような気がした。12勝目を勝ち取るのにはおあつらえ向きの相手のミスにつけ込んだ先制点を2点貰いながら、自らの不調を何度も何度も修正しようとするのだが叶わなかったのは、山井自身が一番悔しかったのだろう。
この山井の力尽きた的な姿に、ドラ戦士全員が今季の悔しさを胸に新たなシーズンに向けて歩き出せる夜になったのかもしれないし、そうあって欲しい。

出場機会が少ないが、来年もドラゴンズの一員としてどんなことがあっても残るんだという決意と必死さでプレーする工藤の姿には感動すら覚える。
なかなか芽が出ないドラゴンズ若手には、この苦労人工藤の必死さを学んで欲しい。
2度訪れた挽回のチャンスに打席に立った大島は焦りからか、不様な凡フライと空振り三振でみすみすチャンスを潰した。今季何十回となく見せられた彼の打撃である。チャンスに弱いという致命的な弱点を来季どのように克服するのかは彼の精神的な弱さとの飽くなき闘いが求められるのではないだろうか。

かすかに遺された希望は、森野の3割(現在 .295)、と山井の勝率(現在 .688で菅野と並んでいる)、そして又吉、福谷の新人王(これは記者投票だが…)である。

かすかな希望の実現を見据えながら、今季の悔しさを吹き飛ばすべく開き直りで痛快な残り試合を期待するだけである。

憎きジャイアンツの胴上げがナゴヤドームで行われそうな風向きになって来たぞ。

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2014年9月18日 (木)

これぞドラゴンズ野球だ…が蘇った夜

◇9/17…横浜スタジアム
横浜DeNA 1 - 2 中日

秋風が身に沁みる季節になってやっと、強いドラゴンズ、理想的な勝ち方のドラゴンズの試合が2日続けて見られた。一昨日は6ー0のスコア以上の楽勝だったが、昨日は1点を争う戦いを堅い投手リレーで逃げ切るという実に「らしい」勝ち方を見せてくれた。
特筆すべきは2得点の取り方である。
都合4度のチャンスがあったのだが、そのうちの2度をモノにして2得点をあげた。しかも、地味だが確実な打撃を直倫と周平の2人のイレギュラープレーヤーがやってくれた。
直倫は無死1・3塁から叩きつけるバッティングでセカンドにゴロを転がして1打点を、周平は無死1・3塁でレフトに大きな犠牲フライを打ち上げて1打点をあげたものだった。得点に繋がらないバッティングをしがちな場面でどうする方法が得点に繋がるのかを考えたバッティングだったと評価したい。
直倫は明らかに外の球を右に転がそうと狙いを定めていたし、周平も目線を高くして外野フライになりそうな球を待っていた。ともすると状況を考えることなくヒットを打つことだけを考えるバッティングに陥りそうな場面なのだが、2人の若者は自分を犠牲にしても点が入る為のバッティングを心掛けそれが功を奏したのだから拍手を送りたい。
これぞ、強い時代のドラゴンズの渋くいやらしい攻撃なのだ。シーズンを通してこういった攻撃や打撃がなかなか出来なかったことが不振な成績の一因であったことは否めない現実である。
荒木や森野のようなベテランではなく、直倫や周平がそれを実践したことが大きいのだ。
この大事な大事な2点を鉄壁のリリーバーの又吉、福谷で逃げ切るパターン、これこそがドラゴンズの伝統の勝ちパターンなのである。
荒木や井端が渋く渋く奪い取った少ない点を、浅尾、岩瀬で逃げ切るパターンの強きあの時代と同じなのである。

昨夜はそんな懐かしい勝ち方に酔い痴れてしまったのだ。シーズンの終わりも終わり、残り試合が10を切った時期ではあるが、強いドラゴンズ野球を皆が思い出してくれたような勝利に出会えて良かったと思っている。
ドラゴンズベンチの皆の顔がとてもとても爽やかだったことを付け加えておこうと思う。
笛吹けど踊らず、ではなく笛吹かなくても踊る、そんな野球をよく知る選手の集団であってほしい。

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